実写版「鋼の錬金術師」の入場者特典に原作者書き下ろしのコミックス0巻がつくのが話題です。
そこで今回は0巻をつけた映画をまとめてみます。
最も話題になった0巻映画だと考えられる本作。
『ONE PIECE 巻零』として尾田栄一郎描き下ろしコミックで映画本編のプロローグの機能も持っている。
全国188スクリーンで公開されオープニング2日間の成績は、動員81万9738人、興収10億3843万9600円と同じ年に全国844スクリーンで公開された「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(オープニングの週末・土日2日間で9.9億円)を上回る結果で同じ週に公開された「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」を凌ぎ見事初登場1位を獲得した。
コミック0巻は、ネットのオークションで一時1万6000円にまで暴騰し当初150万部限定の予定だったが100万部増刷した。
最終興行は48.0億円と前作の9.2億円を大きく上回った。
その後ONE PIECEは「Z」で千巻、「GOLD」で777巻をつけて共に大ヒットしている。
❷ 劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影
『HUNTER×HUNTER No.0』という劇場入場者100万名限定配布の限定コミックスがついた。
原作者が約10年前の未公開ネームから構成された、劇場版に連なる外伝漫画『クラピカ追憶編』が収録されている。
全国257スクリーンで公開され、2013年1月12、13日の初日2日間で興収4億5,677万9,000円、動員35万7,976人と初登場1位スタートで最終興行20億円が見込まれた。
しかし0巻目的の客が初週に集中したことと映画本編のクオリティが不評で翌週から大幅に失速して最終興行は12.1億円と伸び悩んだ。
❸ 宇宙兄弟#0
入場者プレゼントは本作の脚本の一部を収録した「#0巻」がつけられた。
全国210スクリーンで公開され、2014年8月9、10日の初日2日間で興収7,861万5,500円、動員5万8834人になり、映画観客動員ランキングで初登場第8位を記録。
最終興行は3.5億円。
0巻ではないが、[秘伝・在の書]という原作者完全書き下ろしの「ナルトが火影になった日」が収録されたコミックが全国200万部限定で特典についた。
全国268スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員30万5396人、興収4億0964万6200円のスタートを切り最終興行26.0億円とナルトシリーズ最高のヒット作となった。
❺ 劇場版BLEACH 地獄篇
こちらも0巻ではないが、劇場版初の入場者プレゼントとして特製インビテーションブック『The Hell verse』という劇場版と連動した原作者による描き下ろし漫画が先着100万名に配布された。
全国233スクリーンで公開され、2010年12月4,5日初日2日間で興収1億9,914万7,100円、動員は17万1,542人になり映画観客動員ランキングで初登場第3位となった。
最終興行は6.1億円と振るわなかった。
こちらは既にコミックですら無く表紙が原作者書き下ろしの「コミックス 零(ゼロ)巻風メモ帳」という0巻風の見た目のメモ帳が特典についた。
全国127スクリーンという規模で2013年7月6日-7日初日2日間で動員22万1469人 興収2億8,185万9900円を記録し、映画観客動員ランキングで初登場第4位スタートとなり最終興行17.0億円と前作を大きく上回るヒットとなった。
0巻がつく映画で思いついたのをまとめました。
また後から何か思い出して足すかもしれませんが、とにかくジャンプアニメが多いイメージです。
やっぱりONE PIECEの大ヒットが大きいのでしょう。
ただし0巻をつけたからといって必ず大ヒットするわけではありませんし、仮にオープニングが入っても失速するケースが多いです。
ハガレンはどこまで興行に貢献できるか注目です!
追記
ハガレンは全国441スクリーンで公開され、土日2日間で動員19万1200人、興収2億6400万円を稼ぎ出した。
公開初日からの3日間では動員29万1000人、興収3億7300万円を記録していて最終見込みは15億円-20億円(追加2:最終興行は11.1億円と伸び悩み)あたりとイマイチだった。