実写版「鋼の錬金術師」が公開直前ですが、「ポスターからエドが消えた!」とネットで一時期話題になっていました。
これはジャニーズ事務所の方針でネットで俳優の肖像権を厳しく管理しているから起こる問題ですがハガレンのようにネット用のポスターをオリジナルポスターから単純にジャニタレである山田涼介だけ抜くケースは珍しく感じます。
(ジャニタレが脇役なら割と多いですが…)
なので今回はデザイナーの苦労が伝わるジャニタレポスターを特集します。
ただあまり過去に遡るのも辛いので最近の映画だけに絞らせていただきます。
シルエット
木村拓哉主演の「HERO」はシークレットとキャッチコピーでスタイリッシュに決めたポスター。
これはこれでカッコいいデザインだ。
コマ割り
木村拓哉主演の「無限の住人」や生田斗真主演の「秘密」などは細かくコマ割りしてジャニタレ以外のキャストを詰めることで違和感の少ないポスターを作り上げるスタイル。
コミック原作ならそこも強調できて、尚且つキャストの豪華さも強調できるデザイナーの苦労が伝わるポスターデザインだ。
しかし一度ジャニタレがいないことに気づくと急に華のないポスターに感じる人も多いだろう。
原作者書き下ろし
生田斗真の「土竜の唄」と伊野尾慧の「ピーチガール」では原作者にオリジナルと同じデザインのポスターを書き下ろしてもらうことで、ジャニタレをポスターを使えないのを逆手に取り原作ファンからも嬉しい見事なスタイル。
しかしジャニタレ肖像権問題を思い出した途端に少し闇のあるポスターに感じるのは自分だけだろうか?
背景重視
山田涼介主演の「ナミヤ雑貨店の奇跡」や二宮和也主演の「ラストレシピ 」では背景を重視してなんかいい感じのポスターを製作している。
ただ個人的にナミヤの方は違和感はないが、ラストの方は少し違和感を感じるのでもう少し工夫が欲しかった。
2番手をメインに置く
岡田准一主演の「エヴェレスト 神々の山嶺」では映画の中で2番手の阿部寛をメインに置く大胆なポスターを製作した。
これでは阿部寛主演映画として勘違いされても文句が言えないのでこういうのはさすがにやめたほうがいいんじゃないのかな?と感じるデザインだ。
楽器
佐藤勝利主演の「ハルチカ」ではなんと主役のポジションに楽器が!
一体どんな気持ちでデザインしてるのかデザイナーの心境を察する。
これじゃまるで橋本環奈主演の部活一筋で頑張る女の子の青春アイドル映画だ!
例外
山田涼介主演の「暗殺教室」ではメインの殺せんせーを中心に置くポスターが製作されている。
本作を知らない人のために解説すると殺せんせーと山田くんが演じる渚の関係はドラえもんとのび太の関係と同じでどちらが主人公と問われると意見が分かれるタイプの作品だ。
そのため本作に関してはネット版のポスターのが優れてると感じる人も多いだろう。
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最後にハガレンのポスターはさすがにオリジナルからジャニタレを抜くだけだと露骨にジャニタレの肖像権問題の都合だというのが丸わかりなのであまり良いデザインではないと感じた。
またジャニ主演の映画は映画.コムの映画ランキングの時もヴィジュアルに写真が使えないため何の映画だかさっぱりわからない映画が多い。
機会があればそちらもまとめたいです。
また他にもジャニタレポスターはいっぱいあるのでファンは見比べてみてください!