もう全然タイムリーな話じゃないけど、昨年「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス」が公開した時本国の副題である「vol.2」を「リミックス」という日本語副題に変更したことで話題になった。
今の日本の映画界では「2」や「3」みたいなナンバリングタイトルをつけると「続編から前作を観てないから観るのをやめよう」と考える観客が多いことからナンバリングタイトルを極力避ける傾向にある。
そのため昨年公開の「カーズ/クロスロード」も本国の副題の「3」を「クロスロード」に変更している。
ただナンバリングタイトルをつけるのを避ける傾向はここ数年の流れで一昔前の日本では何でもかんでも副題をナンバリングにしてた時代もある。
例えば「ターミネーター4」は日本が勝手にナンバリングしただけで原題は「Terminator Salvation」とキリストの救世を意味する副題がつけられていた。
ただ「ターミネーター:新起動/ジェニシス」は本国の「Terminator Genisys」の「ジェニシス」に漢字表記をつける副題にして「ターミネーター5」のような強引なナンバリングにはしなかった。
他にも「ナイトミュージアム2」の原題は「Night at the Museum:Battle of the Smithsonian」とスミソニアン博物館での戦いを意味する副題だったがこちらも日本では「2」というナンバリング表記に。
ちなみにこちらも「ナイトミュージアム/エジプト王の秘密」の時は原題の「Night at the Museum: Secret of the Tomb」をそのまま日本語訳にしたタイトルになり続編感を出したくない様子が伺える。
他にも過去2作品に「ハムナプトラ」というタイトルを付けてしまったがために3作目で舞台を中国に変更したにも関わらずそのままナンバリングタイトルを付けた「ハムナプトラ3」や、
地球の中心に行くわけでもないのに「センター・オブ・ジ・アース2」という最早何の意味もないタイトルに続編であることをアピールするためにナンバリングをつけざる得なかった映画もある。
今の続編を匂わせない方針とは真逆だ。
日本語の副題で揉めるのはいつの時代もあることなのだろう。
追記