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ジェームズ・キャメロン監督『ターミネーター:新起動/ジェニシス』が「私にとっての3作目」は忖度!?

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映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』特別映像【メイキング/インタビュー】11月8日(金)公開 - YouTube

2019年11月8日(金)に『ターミネーター:ニュー・フェイト』が日本公開される。

 

本作は『ターミネーター』シリーズ生みの親であり、シリーズの1作目と2作目の監督・脚本をつとめたジェームズ・キャメロン監督が共同脚本・製作という形で2作目以来始めてシリーズに正式に関わることも話題を呼んでいる。また本作は『ターミネーター3』『ターミネーター4』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』を「なかったこと」にして『ターミネーター2』の正統な続編として製作される。キャメロン監督も宣伝映像で「(本作は)『ターミネーター2』の正統な続編だ」と太鼓判を押した。

 

 

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ジェームズ・キャメロン大絶賛!『ターミネーター:新起動/ジェニシス』インタビュー映像 - YouTube

一方でキャメロン監督は2015年公開の『ターミネーター:新起動/ジェニシス』公開時の宣伝動画内で「本作は私にとって『ターミネーター』の3作目だ」と明言していた。

 

この2つの発言は一見矛盾しているように感じるが、キャメロン監督は『ニュー・フェイト』の製作が発表された時に自身が直接関わっていない続編に対して以下のような発言をしている。

 

「これはよく知られていることだと思うけど、僕が離れてから作られた『ターミネーター』作品に対して、僕はそこまでの敬意を抱いていないんだ。アーノルドが親友だから、彼のためを思って、当時は協力的だった。彼とは33年もの長い付き合いだから、いつでも協力してきたし、否定的になりすぎることはなかったと思う。でもいろいろな理由から、僕はそれらの作品に納得できなかったんだ」

ジェームズ・キャメロン『ターミネーター』新3部作を構想!シュワちゃんも登場予定 - シネマトゥデイ

 

つまり端的に説明するならば忖度したということなのだろう。この事実を知って当時の映像を観直すと、キャメロン監督は「製作には関わってないが見るのが楽しみだった」と「自分は製作には関わっていない」ことを強調しているように感じる。また彼が褒めてるのは自身が製作陣にアドバイスを求められた時に提案した「新旧T-800対決」のアイデアのみ。つまり彼は自分のアイデアを自分で絶賛しているだけだったのだ。

 

 

もちろんキャメロン監督としては『新起動』が大ヒットして続編が製作されるなら、本当にシリーズ3作目として認めてもいいくらいには思っていたのかもしれないが大コケして続編が凍結された上に自身が関わる形で新シリーズの製が決まったのなら「『新起動』をシリーズ3作目だ」と明言した過去も「なかったこと」にした方が都合がいいのだろう。

 

 

キャメロン監督が正式に製作に関わっている『ニュー・ファイト』。果たして本作はキャメロンにとって本当の「シリーズ3作目」になるのか?「審判の日」は全米公開日である2019年11月1日(金)だ。