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『アイアムアヒーロー』の花沢健吾先生最新作『たかが黄昏れ』と『アンダーニンジャ』を紹介!

アイアムアヒーロー』の花沢健吾先生最新作の『たかが黄昏れ』と『アンダーニンジャ』を読んだ。

 

たかが黄昏れ(1) (ビッグコミックススペシャル)

まず小学館の『ビックコミックスピリオール』で連載中の『たかが黄昏れ』で、今まで等身大の「男」のリアルを赤裸々に描いてきた花沢健吾先生が初めて真正面から「女」を描いた作品。本作は17年前に「男」が絶滅して「女」しか生息していない2119年が舞台の物語で、「男」の話題に触れることはタブー視されている。だから銭湯の浴室が2つに分かれていることも、学校にトイレが左右2つあることも触れてはいけない。何故か「男」は完全に「なかったこと」にされているのだ。どうやら「男」が絶滅する前は「女」は「男」を「保護したい」考えと「弾圧したい」考えに割れていた様子。また「男」に対する迫害が強くなった時期には学校に檻を作って「男」を閉じ込めて女子高生たちの見世物にしていたという。主人公は最後の「男」が死んだ年に生まれた「ゼロ世代」と呼ばれている世代の女子高生だが、この世界に対して違和感を抱えて生きていて「男」について詳しく知りたいと思っている。果たして何故この世界で「男」は絶滅してしまったのか?そして本当にこの世界に「男」は生き残っていないのか?この世界に至った理由を知りたいと思える作品だった。

 

 

アンダーニンジャ(1) (ヤングマガジンコミックス)

もう1つは講談社の『週刊ヤングマガジン』で連載中の『アンダーニンジャ』で、かつて栄華を誇った日本の忍者たちは戦後GHQによって組織を解体させられ消滅したとされているが、実は今でも忍者は秘密裏に存在しており、一部の精鋭忍者は国家レベルの争いごとの裏で暗躍している世界での物語。ただ20万人いるとされている忍者の全てが忙しく活躍している訳ではなく、本作の主人公は暇をしている側のノンキャリ忍者。ただ指令を貰うことによって高校に潜入しなくてはいけなくなる。ただ何故か国際テロ組織破滅の任務より優先されて最新装備が支給される。そんな中、ある事情から立ちションをしている男性のチンコを3本切れば忍者になれると誤解してしまったスパイを高校に潜入するまでの3日間の間で囮になって殺すことなく再起不能にしろと追加で指令される。高校侵入の任務の全容が気になるとか、チンコを3本切って忍者になろうとしているスパイはどういう組織に所属しているのかなど様々な疑問は湧いてくるが、ヒロインがほんのりとエロいから読み続けようと思った。

 

 

個人的に1巻を読んだ時点では物語は『たそがれ黄昏れ』のが好きで、キャラは『アンダーニンジャ』のが好きといった感じ。今後どういう展開を見せてくれるのか楽しみだ。