アイアンマン役でお馴染みのロバート・ダウニーJr.主演最新作『ドクター・ドリトル』が全米で公開されたが、興行的に振るっていないようだ。
ロバート・ダウニーJr.といえば2008年に公開されたMCUの1作目『アイアンマン』でアイアンマン役を務めて以降、数々のMCU作品に同役で出演。その全てが興行的にも大ヒットを記録していた。また2009年に公開された主演映画『シャーロック・ホームズ』、2011年に公開された続編『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』も世界興行5億ドルを超える大ヒットを記録。ロバート・ダウニーJr.は2008年の『アイアンマン』以降は事実上「負けなし」状態が続いていた。
そんなロバート・ダウニーJr.のアイアンマン役も昨年公開された『アベンジャーズ エンドゲーム』と『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』で一区切りつき、今回の『ドクター・ドリトル』は彼にとってアイアンマン役以外の久々のブロックバスターの主演作品。製作費も1.75億ドルと高額だが、公開4週目で全米興行の累計は6300万ドルと製作費の半分にも満たない。世界興行も現段階で1.61億ドルとかなり大きな赤字となる見込みだ。
ロッテントマトでの批評家支持率は15%と大惨敗。かなり子供向けに作られているようで、批評家を満足させることは出来なかったようだ。一方で観客からの支持率は76%と悪くはない。日本では3月20日と春休み公開なので、そこそこ入るかもしれない。
「人気俳優で有名原作を実写映画化!」みたいな企画は安パイのようにも見えるが、コケるときは盛大にコケる。そこら辺の興行事情はハリウッドでも日本でも変わらないようだ。
参考文献