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『半沢直樹』ヒット以降、TBSテレビ『日曜劇場』で「池井戸潤原作のドラマ作品」連発!2019年には映画も公開

半沢直樹 -ディレクターズカット版- Blu-ray BOX

2020年7月19日、最終回視聴率42.2%を記録した大ヒットドラマ『半沢直樹』の続編がついににTBSテレビの『日曜劇場』に帰ってくる。実に7年ぶりの続編となった本作だが、TBSテレビは本作のヒット以降複数の池井戸潤作品を実写化してきた。

 

ルーズヴェルト・ゲーム <ディレクターズカット版> Blu-ray BOX

もはや多くの人にとって「そんなドラマもあったな…」という感じの可能性もあるが、『半沢直樹』放送終了から半年後の2014年4月クールから同作品のスタッフが再集結した唐沢寿明主演の『ルーズヴェルト・ゲーム』が放送された。本作では『半沢直樹』で大和田常務役を熱演した香川照之氏も出演しており、「やられたらやり返す、倍返しだ!」を連想させる「お前はもうゲームセットだ!」という決め台詞まで用意されていた。ここまで読んで何となく思い出した人も多いと思うが、このドラマ「もう一度『半沢直樹』みたいなドラマを作って視聴率を取りたい!」という製作陣の狙いみたいのが結構露骨に見えていた。ただここまで製作陣の気持ちが前のめりになっていると、視聴者というのは「何だかな…」という気持ちになり、『半沢直樹』の後番組だった『安堂ロイドA.I. knows LOVE?〜』同様、放送前から狙われやすい立ち位置の作品となった。一方で視聴率は初回14.1%、2話目11.8%と低迷路線かと思いきや、回を重ねるごとに視聴率を伸ばしていき最終回では番組最高となる17.6%を記録。ドラマのテーマ同様の「大逆展劇」となった。

 

 

下町ロケット -ディレクターズカット版- Blu-ray BOX

更にその1年3ヶ月後の2015年10月クールでは阿部寛主演『下町ロケット』を放送。こちらは『ルーズヴェルト・ゲーム』が一定の結果を残していたことや期間が空いたこと、原作ファンが多かったことなどから「『半沢直樹』の二番煎じ」のような声は殆ど聞こえなかった。本作は初回視聴率16.1%の好スタートを切り、最終回で番組最高となる22.3%の好視聴率を記録。平均視聴率18.5%のヒット作品となった。

 

【メーカー特典あり】陸王 -ディレクターズカット版- Blu-ray BOX(ポストカード3枚セット付)

それから2年後の2017年10月クールでは役所広司主演の『陸王』を放送。こちらも初回視聴率14.7%に対して、最終回では20.5%の大台を突破。

 

七つの会議

またTBSテレビは池井戸潤作品で映画ビジネスも展開。2019年には野村萬斎主演で『七つの会議』を実写映画化して興行収入21.6億円のヒットを記録した。

 

 

下町ロケット -ゴースト-/-ヤタガラス- 完全版 Blu-ray BOX

好調が続いているようにみえるTBSテレビの池井戸潤作品の実写化シリーズだったが、2018年に放送された『下町ロケット』のシーズン2は最終回で最高視聴率16.6%を記録するも、平均視聴率は13.6%と前シーズンの平均視聴率18.5%を大きく下回った。

 

ノーサイド・ゲーム Blu-ray

また昨年ラグビー・ワールドカップに便乗する形で放送された大泉洋主演『ノーサイド・ゲーム』の平均視聴率は12.0%とボチボチ。「流石に視聴者も連続する池井戸潤作品の実写化にお腹一杯になってきたか?」という感じもしなくもないが、そんな本作も最終回では番組最高となる13.8%を記録しており、最終回にかけての視聴率の上昇傾向は健在だった。

 

 

ちなみに『半沢直樹』の新シリーズ放送開始前に2週に分けて放送された前シーズンの「特別総集編」の視聴率は前編が13.0%、後編が14.8%という数字だった。この数字は平均視聴率15.2%の『BG〜身辺警護人〜』、平均視聴率14.5%の『逃げるのは恥だが役に立つ』の再放送が視聴率10%以上を記録していたことを考えると、平均視聴率28.7%の『半沢直樹』の総集編としてはやや物足りない気もするが…

 

新シーズンの初回視聴率が「さすが半沢!」となるか、「意外と取らなかったな…」となるか大注目だ。