2021年6月27日(日)に最終回が放送された阿部寛主演・日曜劇場『ドラゴン桜』に前作で矢島役を演じた山下智久が出演した。
- 16年ぶりの続編、過去キャスト出演に期待の声
今回の『ドラゴン桜』は2005年に放送されて高視聴率を記録した三田紀房先生の同名漫画をドラマ化した作品の16年ぶりの第2シーズン。
この手の「X年ぶりの続編」は今回の『ドラゴン桜』のように指導役の桜木役の阿部寛と水野役の長澤まさみ以外は新キャストがメインの物語だとしても、過去ドラマに思い入れのある人は「前作のキャラクター登場」を期待してしまう。現に2005年放送の『花より男子』の事実上第2シーズンである2018年放送の『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』では前作のキャラクターである松本潤や小栗旬の出演が大きな話題となった。
- 山P、コロナ禍での不祥事
一方で山Pは本作放送の前年8月に『文春オンライン』によって「コロナ禍の同年7月末に酒席で未成年の女性らと深夜4時過ぎまで同席」「山Pは酒席の後、女性と同じホテルに滞在した」と報じられたことから、「活動自粛処分」に追い込まれる不祥事が発覚。その後、同年10月に山Pはジャニーズ事務所を退所したが、自らの不祥事の活動自粛期間中に事後報告で退所を発表する姿勢にはファンだけでなく同事務所のKAT-TUN・中丸雄一からも「違和感が残る」と疑問を呈するレベルで、外目からはとても元SMAPの中居正広のような「円満退所」には見えなかった。
山下智久と同席の未成年女性が謝罪 虚偽認める書面 - ジャニーズ : 日刊スポーツ
中丸雄一、山Pの退所「美しくはない」 事後報告&自粛期間中の決断を疑問視 - サンスポ
- 最終回に「声だけ出演」
「ドラゴン桜」山下智久“声だけ出演” 収録が“最終回放送前夜”だった理由 | 文春
— ゴミ雑草 (@mjwr9620) 2021年7月18日
→ 前作キャスト勢揃いする中で山下ひとりが出ないのは不自然。妥協案として、髙橋のいないシーンに声だけ出るという策
ラストのメール、最悪山Pの声なしで乗り切る案もあったのかな… https://t.co/SJjx4Lqghz
こうした経緯からジャニーズ事務所所属の人気アイドルグループ・King & Prince所属の髙橋海人がメイン出演の『ドラゴン桜』第2シーズンのゲスト出演は難しいという見方が広がっていた。しかし最終回当日の朝、どこからのリークかは不明だが山Pのサプライズ出演が報道。結果的に最終回終盤に弁護士となった矢島が桜木と水野へ送ったメールを読み上げる形での「声だけ出演」となった。「文春オンライン」によると、この「声だけ出演」は最終回前夜に収録が行われる程、ギリギリの判断だったという。現にあのシーンは「矢島からのメールを桜木か水野が読み上げる」でも成立するシーン。メールだけで「前作キャラクターには一応全員触れた」と「お茶を濁す」ことも可能だったにも関わらず、声だけでも出演したのは良い意味で驚かされた。
- 最後に…
この記事では前作キャラクターについて書いたが、第2シーズンは前作キャラの再登場の同窓会要素に頼るのではなく、魅力溢れる新キャラを生み出し、リアルタイムの受験生世代であるティーン層に受けたことが嬉しく思う。
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