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ピクサー最新作は『トイ・ストーリー』シリーズのバズ・ライトイヤーのオリジン映画『Lightyear』

ディズニー・ピクサー最新作が『トイ・ストーリー』シリーズのバズ・ライトイヤーのオリジンストーリーを描いた作品だと発表された。アメリカでの公開は2022年夏を予定している。

 

  • 技術的問題から生まれたシリーズが…

トイ・ストーリー3 (字幕版)

『トイ・ストーリー』シリーズの1作目は1995年にアメリカで公開されたピクサーの初作品かつ世界初のフルCGアニメーション作品である。一方で製作当時はフルCGで人間を描くことは技術的に難しく、プラスチックの質感の表現なら可能と判断され、おもちゃたちがメインの物語になったという。そのため1作目と2019年公開の4作目のアンディはとても同一人物とは思えないほどにクオリティに差が出ている。そういう技術的な問題から誕生した本シリーズの準主役のおもちゃ「バズ・ライトイヤー」のオリジンが、1作目公開当時のピクサーでは不可能だったレベルのCG技術によって描かれるというのは感慨深い。

 

ディズニーとアニメーションの歴史を変えた『トイ・ストーリー』の映像革命 - otocoto | こだわりの映画エンタメサイト

 

 

  • いくらでも掘り下げられるシリーズ

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本作では『トイ・ストーリー』シリーズでアンディたちが遊んでいた「バズ・ライトイヤーというおもちゃ」の設定の掘り下げが行われるという認識でいいと思うのだが、これをやってしまうと本シリーズのおもちゃたちの設定を持っていくらでも新作が作れてしまうという状況になってしまう。『トイ・ストーリー2』で触れられていたウッディのオリジン『ウッディのラウンドアップ』は勿論、「えっ?このキャラで映画一本やるの?」みたいなおもちゃの作品をピクサークオリティで仕上げ「そうきたか」と思わせる作品も出てくるかもしれない。こういうのは嬉しい反面、「いや、個人の妄想でキャキャやってるから楽しいのであって、公式で『答え』を作ってくれるなよ…」みたいな複雑な心情にもなる。現に同じディズニースタジオが製作した『スター・ウォーズ/新たなる希望』に登場するデス・スターの設計図のデータを巡る物語を掘り下げた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では「お金儲けのために作られた物語」という批判もあった。

 

高橋ヨシキ・インタビュー「僕がスター・ウォーズと決別した理由」 - まぐまぐニュース!

 

 

  • シリーズ5作目や前日譚の可能性も…

トイ・ストーリー4 (吹替版)

バズ・ライトイヤーのオリジンが短編等ではなく正式なピクサーの長編最新作として公開されるなら、今後本シリーズの各おもちゃたちのオリジンが続々と公開される可能性も考えられる。また『4』に続くナンバリングタイトル『5』の可能性や『1』の前日譚の可能性も考えられる。「『4』でウッディは子供に遊んでもらえるおもちゃの役割を降りたのだからこれ以上はないだろう」と思う人もいるかもしれないが、ウッディがボニーのもとに帰らずあの選択をした以上、これまでシリーズで「なあなあ」になってきた「おもちゃと人間の共存」に踏み込む物語が作られる可能性はある。またシリーズファンの中ではかねてより、「アンディが1950年代に人気だったウッディ人形で遊んでるの少しおかしくね?ウッディがバズみたいに自分のおもちゃとしての設定を知らなかったの変だし、父親がいないことと何か関係があるのでは…」とか「ジェシーの持ち主だったエミリーはアンディのお母さんなのでは?(ピート・ドクター監督の見解は「少し違う」)」みたいな話があり、そこに踏み込んだ前日譚に期待する声もある。

 

『トイ・ストーリー』ジェシーの持ち主=アンディ母親説は「少し違う」|シネマトゥデイ

 

 

  • 最後に…

個人的には「何だかんだで楽しみだけど、グチグチ…」みたいな面倒臭がれる感じのスタンス。

 

mjwr9620.hatenablog.jp

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