「日本沈没」最終回は16・6% 平均15・8% 今年の日曜劇場1位!
— ゴミ雑草 (@mjwr9620) 2021年12月13日
→平均は「天国と地獄」15・5%、「ドラゴン桜」14・9%、「TOKYO MER」13・8%
→最終回は「天国〜」20・1%、「ドラゴン桜」20・4%、「MER」19・5%
2時間SPが視聴率的には裏目に出た感https://t.co/E7TIEs9n9t
小栗旬主演・日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』最終回は全9話中8話目以内で視聴率15%を超えて、今年の同枠放送ドラマの平均でNo. 1ヒットだったという。ただ最終回の視聴率は他3作品が20%前後まで大きく伸ばした一方で16.6%と思いのほか伸び悩み、2時間3分の拡大放送が裏目に出た可能性がある。
- 日本、完全沈没せず
小栗旬主演『日本沈没-希望のひと-』では北海道と九州等が残った 樋口真嗣監督と草彅剛の『日本沈没』もN2爆薬のおかげで結構残った おそらく、今後100年以内に制作される全ての『日本沈没』のリメイク作で残った地域を足すと、日本列島が丸々復元されるという壮大な伏線なのだろう
— ゴミ雑草 (@mjwr9620) 2021年12月12日
#日本沈没
今回の『日本沈没-希望のひと-』では2006年公開の樋口真嗣監督版『日本沈没』同様に、日本は完全には沈みきらず、北海道や九州などの一部地域が残った。樋口版では「日本沈没をどう食い止めるか」というテーマに沿って草彅剛演じる小野寺が自らの命と引き換えにN2爆薬を使い日本沈没を食い止めたが、「環境問題」がメインテーマの『希望のひと』では、田所博士の計算以上のペースで日本が沈没していった結果、プレート遮断により日本沈没は止まり、「地球は我々の想像を遥かに超えてくる」という着地。これに対してネットでは「日本が残って良かった〜」派と「国土が完全に沈む喪失感がないのなら、それは『日本沈没』ではない」と賛否両論。また見せ場であるはずの沈没シーンがチープでシュールだったことも話題となった。
※Netflix世界配信版だと何故か「フォッサマグナが崩れ落ちるシーン」など見るからにショボいCGシーンがカットされている
- ドラマと映画の製作費の差
今回の『希望のひと』はNetflixで世界配信をしているとはいっても、日本の民放の連ドラの枠組みで作っている以上、予算に限界があったのではないかと思う。樋口版の製作費は20億円とされており、宣伝費等を抜いた実制作費は8〜10億円程度と推測されることから、2時間+αの映画なら1時間あたり約4〜5億円の予算が注ぎ込まれていることになる。
一方で『希望のひと』の製作費は未発表だが、『デイリー新潮』の記事によると1話あたり推定6000万円以上。また同サイトの別記事によると前クールの日テレドラマ『ハコヅメ』は1話あたり推定3000万円、本作の前番組『TOKYO MER』は1話あたり推定4000万円とあることから、これらの記事を信じるなら民放の連ドラの中では破格の予算が投じられていたということになる。しかし1話、つまり50〜60分あたり1億円未満だということを考えると、樋口版の映画との差は歴然。15年前の映画とはいえど、CGやセットのクオリティに大きな差が生まれてしまうのは必然とも言える。
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- 盛り上がりきらなかった「沈没シーン」
その結果、『-希望のひと-』では「関東沈没」のシーンはCMで繰り返し放送された小栗旬と杏が逃げる4話目のラストシーン以外はなく、5話目以降の被害状況も「東京スカイツリー周辺の水没」と「お台場水没」といった「力を入れたんだな」と思われるカットを繰り返し挿入する始末。とはいっても「予算の都合もあるから… きっとラストではド派手なシーンを見せてくれるのだろう」と色々と汲み取りながら見続けるも、肝心の「日本沈没」シーンも富士山の噴火シーンはそれなりに見応えがあるも、基本的に上空から日本を見下ろした画が続き、数少ない内部視点の特に有名でも何でもない街が物凄い速度で沈没していくラスト2カットは、その後の伏線になっているとはいえど「流石にどうよ」なクオリティ。日本各地の有名スポットの沈没シーンを見せた樋口版と比べるとディザスターシーンはかなり物足りない。
また本作は他作品とは異なり海外への移民措置が上手くいくことから、沈没前の日本は北海道以外殆ど人がいない状況だが、そこで見せてくれるカットも東京のみ。人がいない日本という状況は「本当に日本は沈むんだ」ということを実感させてくれる上に、昨年4月の緊急事態宣言下の状況も思い起こさせることから、今の視聴者の心に響く描写だけに、東京だけでなく日本各地のカットを見せて欲しかった。何というか『希望のひと』は「誰もいなくなった日本」が沈んでいくという劇的な展開の割に盛り上がりきらなかったし、東京ばかりで話が進むことから日本全体の話だというのにスケール感も小さいように思えてしまった。
※移民直前の生島会長との会話や殆ど人がいなくなった東京で小栗旬と杏が会話するシーンは「あー、もう二度とここには戻って来れないんだ…」みたいな感傷的な気持ちになっており、「沈没シーンもこれまでの惨劇とは異なる美的アプローチが取られるのかな…」と期待したら余韻もクソもなくスゴい勢いで沈んでいったので少し笑った
- 最後に…
最後まで #日本沈没希望のひと ご視聴頂きましてありがとうございました❗️
— 日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」 (@NCkibou_tbs) 2021年12月12日
天海さん、田所博士のメッセージが少しでも伝わればいいなと願っております☀️
ありがとうございました📺#小栗旬#松山ケンイチ#杏#仲村トオル#香川照之 pic.twitter.com/pueERoq6Vs
『希望のひと』では「環境問題」がテーマになっており、ラストでも小栗旬演じる環境省の天海と香川照之演じる田所博士が「(それを)止められるのは今しかない」とやり取りをしていたが、「SDGs(持続可能な開発目標)」を設定している2021年放送の『日本沈没』として、良かったのではないかと思う。何だかんだ言って面白いドラマだと思ったので、また近い将来『日本沈没』のリメイクが作られることを願う。
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小栗旬主演『日本沈没-希望のひと-』最終回、今後も定期的にリメイクされ続けて欲しい理由
— ゴミ雑草 (@mjwr9620) 2021年12月12日
→これまでも繰り返しリメイクされてきた『日本沈没』は、これからも「時代を映す鏡」としてリメイクされ続けて欲しい的な話
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「時代を映す鏡」、コロナ禍でより強調/小栗旬主演・日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』最終回
— ゴミ雑草 (@mjwr9620) 2021年12月12日
→平時であれば「唐突かつ盛り過ぎ」と批判を受ける要素の「感染症」もコロナ禍だから時代の空気の保存としてOK的な話
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