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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、OP4日間で興行収入16.91億円突破で『劇場版　呪術廻戦0』を破り初登場1位スタート！

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世界中で大ヒット公開中の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が日本でも大ヒットスタートを切った。

 

  • 世界から3週間遅れ、ネタバレに怯えた年越し

映画 スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム ポスター 42x30cm 2022 Spider-Man: No Way Home 2021 トム ホランド ゼンデイヤ ベネディクト カンバーバッチ ジョン ファヴロー マーベル アベンジャーズ MARVEL ピーター パーカー #2

これまで日本での『スパイダーマン』映画は、サム・ライミ監督版の興行収入が他国より高いことから「全世界最速公開」という特別扱いを受けるケースも多かった。しかし『アメイジング・スパイダーマン』でもギリその優位性は保った一方で、トム・ホランド主演版では日本でのMCU人気がイマイチなのが要因か、世界中で『アメスパ』以上の結果を残す中で日本ではアイアンマン出演作品にも関わらず興行収入がダウン。そうした背景が影響したのか、はたまた『劇場版　呪術廻戦0』にビビったのかは定かではないが、『ノー・ウェイ・ホーム』の日本での公開はフィリピンと共に世界から3週間遅れという不遇な扱いとなった。

 

 

その結果、世界公開から日本公開の期間はSNS上で「YouTubeでスパイダーマンの予告編を見てたら、Googleが最新のネタバレサムネを使った海外の考察動画を勧めてきてショック」「サントラ聴いたら、曲名がネタバレだった」「TikTokにネタバレ動画が流れてきた」などの事故系から「ネタバレ画像をアイコンにしたTwitterアカウントにフォローされた」などの悪質なケース、はたまた試写会組による「悪意のないネタバレ」を喰らったという報告が多発。また日本公開前に映画評論家の町山智浩さんが前作に続きストレートなネタバレ感想ツイートを投稿したり、『メタルギアソリッド』や『デス・ストランディング』の小島秀夫監督が海外のネタバレ画像をリツイートするなど、多くのフォロワーを抱える人気アカウントがやらかして炎上。幸い自分は決定的なネタバレに触れることなく公開日を迎えることが出来たが、ネットを利用する以上いつ被弾してもおかしくない状況で、多くの日本に住むファン同様にネタバレにビクビクしながら年を越すことになった。

 

 

  • 『呪術廻戦』破り初登場1位スタート

『劇場版 呪術廻戦 0』オリジナル・サウンドトラック

そんな経緯でようやく日本でも公開された『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はオープニング4日間で16.91億円と週末2日間の動員・興収ともにコロナ禍における洋画邦画含む実写映画としてNo.１スタートを記録。トム・ホランド主演のMCU版の過去2作品は『ホームカミング』が4週目の『怪盗グルーのミニオン大脱走』、『ファー・フロム・ホーム』も4週目の『アラジン』に敗れ動員ランキング初登場2位に甘んじていたが、本作は国内歴代オープニング興行収入歴代2位を記録した3週目の『劇場版　呪術廻戦0』を上回りシリーズ初の動員ランキング初登場1位を獲得。日本での『スパイダーマン』人気を久々に味わえるスタートなった。

スパイダーマン： ファー・フロム・ホーム (吹替版)

アベンジャーズ／エンドゲーム(吹替版)

また本作の週末2日間の興行収入は9.05億円で、これは最終興行30.6億円を記録した前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の6.98億円を大きく上回り、最終興行61.3億円を記録した『アベンジャーズ　エンドゲーム』の9.62億円にも肉薄するスタート。過去の『スパイダーマン』映画の興行収入はトビー・マグワイア主演のサム・ライミ監督版が「75.0億円→67.0億円→71.2億円」、アンドリュー・ガーフィールド主演のマーク・ウェブ監督版『アメイジング・スパイダーマン』が「31.6億円→31.4億円」、そしてMCU版が「28.0億円→30.6億円」と推移。公開時期がバラバラなので単純比較は出来ないが、『アメスパ』以降の作品の中では最高興行更新はほぼ確実で、最終興行40〜50億円以上も見込めるスタートなのではないかと思う。

 

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  • 最後に…

近年のアメコミ映画は初動に偏りやすい傾向があるが、アメリカ本国では始まったという劇中におけるある展開が、日本ではどの段階で公式が宣伝として明かすのか、それとも明かさないのか、そして仮に明かした場合、興行的にどのような影響を与えるのかが注目だ。

 

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