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ジョニー・デップ主演『チャーリーとチョコレート工場』のラストの元ネタはティム・バートン監督の「父親」ではなく「母親」

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ネタバレ注意

『金曜ロードショー』では定番のジョニー・デップ主演『チャーリーとチョコレート工場』はラストで仲違いしていた歯科医の父親とウォンカが和解するシーンの元ネタはティム・バートン監督と父親の関係性を表していると認識している人が多い。

 

 

ビッグ・フィッシュ (字幕版)

その背景にはティム・バートン監督の『チャーリーとチョコレート工場』の前作が『ビッグ・フィッシュ』という「父と息子の和解」の物語を描いたファンタジー映画で、尚且つ監督はこの映画の製作前に折り合いがそこまで良かった訳ではない父親を亡くしたばかりで、本作は監督のセラピスト映画と認識されていたことにあった。

 

 

ティム・バートン[映画作家が自身を語る]

そのため『チャーリーとチョコレート工場』でもチョコレート好きな子供だったウォンカと歯科医の父親との仲違いと和解を描かれていたことから、「ティム・バートン監督は2作連続折り合いの悪い父親と息子の和解という自分のことを描いている」と認識する人が多い。しかし『バートン・オン・バートン』のインタビューでは『ビッグ・フィッシュ』は自身の父親が亡くなったことと折り合いをつける映画だと認めるも、『チャーリーとチョコレート工場』については、あまりいい関係を築けなかった母親の家に行くと、母親が自身の監督作品のポスターを持っていてとても感動したことが元ネタだと説明している。つまり父親がウォンカの活躍の新聞をスクラップしていたシーンは監督と母親の話だったのだ。

 

 

ダーク・シャドウ(吹替版)

『ビッグ・フィッシュ』で父親、『チャーリーとチョコレート工場』で母親と折り合いをつけたティム・バートン監督作品。余談だが、家族崩壊映画『ダーク・シャドウ』公開後には事実婚状態だったヘレナ・ボナム=カーターと破局している。ティム・バートン監督のフィルモグラフィは監督の人生そのものなのかもしれない。

 

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