『タコピーの原罪』最終回ネタバレ感想、自分が観たかった『STAND BY ME ドラえもん』+『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

タコピーの原罪 下 (ジャンプコミックス)

「イカゲームの次はタコピーかよ」「タコピーのデザイン的にシュールギャグ漫画なのかな」と読み始めたら思ったよりハードな漫画だった『タコピーの原罪』最終回を読んだ。

 

 

  • タコピー「ありがとう」「バイバイ」

STAND BY ME ドラえもん

最終回の感想は「自分の観たかった『STAND BY ME ドラえもん』+『シン・エヴァンゲリオン劇場版』的な後味の作品」みたいな感じ。『STAND BY ME ドラえもん』は山崎貴監督が『ドラえもん』の名作エピソードを3DCGアニメ映画として一つの物語としてまとめた映画だったけど、この作品は物語のラストに「さようならドラえもん」と「帰ってきたドラえもん」をセットで描いたことから「のび太の成長」ではなく「のび太とドラえもんの楽しい日常」に焦点を当てた作品になっていた。個人的にコレはコレで悪い映画ではないと思っているのだが、本音を書けば劇中で大人のび太が言及した「ドラえもんは子供時代の友達」という部分を真っ向から描く作品にして欲しかったな、みたいなことをずっと思ってた。そういう意味で本作はそれぞれ最初にタコピーと出会った世界では、しずかちゃん・まりなちゃん共に最後はタコピーにしか救いを求める相手がいないレベルまで追い込まれた2人が、記憶にはないけど確かにあったタコピーと過ごした日々の経験から両者が互いに救いとなる存在になって前を進んでいく、という結末はとても爽やかで、最後の2人のやり取りの顔のアップは「まー、全部が全部上手くいってる訳ではないんだろうけど、きっと2人はもう大丈夫なんだろう」と思わせてくれた。

 

※『STAND BY ME ドラえもん』の前半でドラえもんが「のび太の幸せはしずかちゃんとの結婚」と結論づけて、ひみつ道具を駆使して強引にくっつけようとする姿はタコピーと重なるものがあった

 

 

  • "きみたち"が

シン・エヴァンゲリオン劇場版

また「全部なかったことにしてやり直す」みたいのは、違う点が多いとはいえ庵野秀明総監督の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のラストを連想したりもした。ただ個人的に『シン・エヴァ』も『シン・エヴァ』で大好きなのだが、「割とシンジにとって都合のいいキャラクターのマリではなく、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』同様に他者としてのアスカエンドで尚且つ2人に笑っていて欲しかったな」とかアレなことも思っていたので、しずかちゃんとまりなちゃんがそれぞれ笑い合って、東くんは東くんで東くんなりの前向きな人生を歩んでいってくれそうなラストは読んでいて何か卒業式の終わった日の夜みたいな気分になった。

 

 

  • 最後に…

最後にネットで回が進むごとにしずかちゃんが「諸悪の根源」みたいな扱いになるノリは嫌だったな、と思った。ただタコピーはタコピーで善意から余計なことをするタイプにも思えるから、人間関係は難しい。

 

  • 追記

卒業式の夜というかジャンプの学園漫画の最終回を読んだ後の晴れやかな気分。

 

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