「タコピーママ『あなたは一人でここへ来た』」「タコピー『おはなしが一番大切』」、『タコピーの原罪』最終回ネタバレ感想

タコピーの原罪 下 (ジャンプコミックス)

『タコピーの原罪』の最終回の感想を眺めてたら「微妙」「期待外れ」「肩透かし」「イマイチ」「期待しすぎた」「そもそもそういう漫画じゃなかったみたい、ごめんなさい」みたいのをちょくちょく見た。まー、個人の感想だし、そういうことは定期的にあることだとも思うので、それ自体にどうとかはあまり思わないのだが、それとは別に「ハッピー星の謎が〜」とか「タイトルの意味の回収が〜」みたいのは「そこはちゃんと描かれてたんじゃね」とは思う。

 

 

もちろん、作者本人がどういう意図で描いてるかは分かる訳もなく、これも個人の解釈でしかないが、タイトルの「原罪」は、最終回の「おはなしが一番大切なこと」とのモノローグからタコピーが「助けてあげよう」「ハッピーにしてあげよう」という気持ちばかり前に出たことで、しずかちゃんとまりなちゃんの「おはなし」をちゃんと聞いてなかったことではないかと思う。だからハッピー星でタコピーママはまりなちゃんの救いを求める手に気づかずに「しずかちゃんを殺す」と独り合点したタコピーに「あなたは一人でここへ来た ハッピー星の最も大切な掟を破ったのです」と言ったのだろう。

 

 

またあそこでのタコピーママの「一人でここへ来た」も同じく最終回でのタコピーの「ごめんねママ 最後におはなしができなくて」的なモノローグから、言葉通りの物理的にまりなちゃんをハッピー星に連れてこなかったとかそういうのではなく、一人で勝手に「まりなちゃんをハッピーにする方法」を結論づけて、まりなちゃんを置いてけぼりにしてしまったのが掟破り的なニュアンスだったのではないかと思う。

 

 

最後に「ハッピー力で全部無かったことにしてやり直す的なのはご都合主義では?」みたいな意見は分からないでもないけど、それはフィクションとして「何かが違うだけで、どんなに悪い環境でもその人にとっての救いがあるかもしれない」的なことを提示したということで悪くない着地点だったと思う。というか、個人的に「もう多少強引な設定でもいいから全てなかったことにして、少しでも幸せな人生をやり直してくれ!」くらいの領域に入ってたから、個人的には良かった。

 

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