NHK・朝の連続ドラマ小説『カムカムエヴリバディ』内に登場するハリウッド映画『サムライ・ベースボール』の元ネタが話題となっている。
- 時代劇を救うハリウッド映画
ハリウッド映画「サムライ・ベースボール」にお三方の出演が決定🎉
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) 2022年3月31日
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本作の3代目ヒロイン・ひなたは高校3年性の時にベテラン大部屋俳優・伴虚無蔵に「このままでは滅び去る時代劇を救ってほしい」と映画村のアルバイトを誘われ、何やかんで高校卒業後に映画村に就職。それからいつ来るともわからぬ機会に備えて英語の鍛錬をしていると、ハリウッド映画の撮影が映画村で行われるという機会が到来。その映画こそが劇中で「滅び去る時代劇を救う作品」として扱われている。ただその映画が「江戸時代にタイムスリップしてきた現在のアメリカ人がサムライに野球を教えてコミュニケーションを取る話」という内容で、タイトルが『サムライ・ベースボール』と果たして本当に時代劇を救える作品なのかと疑問符がつく程度には地雷感漂う作品になっている。
- 元ネタは『ラストサムライ』か
本作の元ネタに対して野球を題材にした1992年公開の高倉健出演アメリカ映画『ミスター・ベースボール』やタイムスリップ要素から1979年公開の『戦国自衛隊』等が元ネタなのでは、という声があるが、その中でも最も発想のベースとなっている元ネタは2003年公開のトム・クルーズ主演映画『ラストサムライ』ではないかと指摘されている。
#モモケン さんと並んでフラッシュを浴びる #虚無蔵 さん。
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) 2022年3月31日
大部屋の斬られ役が、ハリウッド映画のメインキャストに…!
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その背景には劇中の公開時期と現実の公開時期が一致していることや劇中に登場するポスターが本作のポスターと似ていることに加えて、最大の理由は『ラストサムライ』には「5万回斬られた男」との異名で知られた伝説の大部屋俳優・福本清三さんがトム・クルーズに従う寡黙な侍として出演しており、それが『カムカムエヴリバディ』の大部屋俳優・虚無蔵の設定と酷似していることにある。現に虚無蔵は『サムライ・ベースボール』に無口な家老としてメインキャストとなった。
- マット・ロリンズはトム・クルーズか
また『サムライ・ベースボール』の元ネタが『ラストサムライ』だと裏付けるように『トップハート』主演俳優・マットロリンズがレザージャケット姿で登場。これは1986年公開のトム・クルーズの代表作『トップガン』を意識していることの表明ととって間違いないだろう。
- 最後に…
ちなみに『ラストサムライ』では数秒のシーンだが、トム・クルーズが子供達と野球的なことをしているシーンがある。
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