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庵野秀明総監修・樋口真嗣監督『シン・ウルトラマン』の長澤まさみ演じる浅見弘子は『エヴァ』のミサトだと思うと受け入れやすい

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ネタバレ注意

『シン・ウルトラマン』の長澤まさみ演じる浅見弘子は『エヴァ』のミサトだと思うと少し受け入れやすい気がする。

 

 

まず周囲がガヤガヤと話をしている中で余裕のある後ろ姿を追いかけるショットは『エヴァ』らしい音楽がかかっているのもあって物凄くミサトっぽい。「禍特対」で上司に「浅見弘子です」と堂々と自己紹介する感じも「葛城ミサトです」を思い起こさせる。自分の席に座ってスニーカーからハイヒールに履き替えて「プライベート」から「仕事」モードへの切り替え描写もミサトならやっていそう。神永に対する「男ならコーヒーくらい持ってこれないの?モテないわよ」みたいなセリフも「気合い入れるわよ!」とか言って自他のお尻を叩く感じも、巨大化した際のネットミームがメフィラスによって一斉削除されて「よっしゃー!」と叫ぶのも、意識してる異性から匂いを嗅がれて「お風呂入っていないから…」と恥じらう姿も、その他諸々違和感のあったシーンは全部ミサトさんがやっていると思うと受け入れやすい。唐突に思えた「私、何でブルーシートで寝てるの?」も酒乱のミサトが、と思うとギャグとして成立してる感もある。ラストの死を覚悟してゼットンを倒すために変身する神永を見守る姿も既視感があると思ったら『シン・エヴァ』でサードインパクトを止めるために特攻しに行くカジさんを見つめるミサトっぽかったような気がしないでもない。脚本からカットされたという別れのキスもミサトさんならやりそうな気がする。

 

※ビンタもミサトっぽかった

 

 

そう考えると本作よりリアリティラインの高い『シン・ゴジラ』の石原さとみ演じるカヨコ・アン・パタースンもミサトとアスカのハイブリッドみたいなキャラクターで割と世間的に受け入れられていたのに対して、今回のはイマイチ受け入れられていないのは少し不思議。ただ石原さとみが「YES!」と声を張りながら拳を握るアップのショットみたいなアニメっぽい動きが実写に置き換えられている演出に気持ちよさを感じてた自分にとっても、今回の長澤まさみのそれらの動きにはそこまでグッと来なかった。多分、これはSNSの反応を見る限り一定数共感されるものなのではないかと思う。

 

 

最後にちょっと話は変わるが浅見弘子の恋愛感情はいつからあったのだろうか。物語を振り返ると浅見はウルトラマンのボディを確認した時には既に「あれがウルトラマン… きれい…」と惹かれているような描写もあったが、もうそういう話だと受け取った方がいいのだろうか… ラストで帰ってきた神永はウルトラマンではなく元の神永だと思うが、それもやっぱり「あっ、あのウルトラマンが帰ってきた訳じゃないんだ…」みたいな『帰ってきたウルトラマン』的な感じなのだろうか…

 

【追記】

安野モヨコ先生の『働きマン』っぽいという指摘も「確かに…」という感じ。名前も一緒だし…

 

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