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「まものよび」と「ビーストモード」で「まもの使いゲー」と化した『ドラクエ3 HD-2D リメイク』

ドラゴンクエストIII そして伝説へ…- PS5

『ドラクエ3』HD-2Dリメイクが「まもの使いゲー」だと話題だ。

 

『ドラクエ3』はルイーダの酒場で仲間キャラクターをリクルートして、ダーマで転職を繰り返すことで育成して、強敵に挑んで勝利を収めることが魅力の作品。今回のHD-2Dリメイクでは新たな職業して「まもの使い」が追加された。この手のゲームのリメイクの新規要素の場合、製作側が「この新要素を使って欲しい!」という願いから既存要素よりも優遇されるケースは「ゲームリメイクあるある」だが、本作でも「まもの使いゲー」と呼ばれるほどの優遇された職業となっている。

 

まず同じく今回のHD-2Dリメイクで新要素として追加されたフィールドやダンジョン、街などに各種配置された「はぐれモンスター」を10体確保すると習得できる「まものよび」が強すぎる。「まものよび」はランダムで敵全体を4回攻撃する技だが、攻撃力は「はぐれモンスター」の確保数と比例して上昇するためラスボスどころか裏ボスまで有効活用できる。その上「はぐれモンスター」を50体確保して習得できる「ビーストモード」を使うと素早さが上昇して1ターンの内に2回行動が出来るようになるため、「まものよび」と合わせるととんでもないダメージを敵側に与えることが出来る。

 

 

具体的に指摘すると裏ボス「しんりゅう」戦では「はぐれモンスター」を100体近く確保した段階で挑んだが、勇者の最強技・ギガデインが相手側に350程度のダメージしか与えられないのに対して、まもの使いの「まものよび」は550程度のダメージ、しかも「ビーストモード」で1ターンに2回行動なので合計1000以上のダメージを与えることが出来た。ギガデインが消費MP30なのに対して「まものよび」は消費MP8なのでコスパも最強。しかも「まものよび」はマヌーサなどの状態異常や相手の防御力にも基本影響を受けずダメージを与え続けることができる。

 

 

また賢者でベホマラーとザオリクを習得したキャラクターをまもの使いに転職させて「ビーストモード」を習得させると、1ターンで2回ベホマラーを唱えて回復してくれたり、仲間が2人死んでいる窮地をたった1ターンで2回ザオリクを唱えて救ってくれたりもする。そのため戦闘を有利に進めたいのなら、全キャラクターを一度まものつかいを経験させることがオススメである。その結果、勇者は最終的に仲間のピンチを「けんじゃのいし」と「ベホマズン」でサポートする回復役に回ってしまうのが悲しいところではあるが…

 

 

最後に「なんでこんなバランスにしたんだ!」との不満も一部ではあるようだが、個人的には「これ、全員をまもの使いにすれば最強じゃね?」と気づいて、実践したら狙い通りの最高の結果を得れた、というプロセスが快感だったので楽しかった。また『ドラクエ』で意外な特定の職業の特定の技が事実上「最強技」になってしまうのは「あるある」なので、これはこれでHD-2Dリメイクの味として魅力的なのではないか、とも思った。

 

 

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