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— 『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』公式 (@odoru_movief) 2024年12月4日
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『#踊る大捜査線 N.E.W.』
製作決定
🚨2026年公開🚨
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◤スーパーティザービジュアル解禁◢#室井慎次 から託された想いとともに、#青島俊作… pic.twitter.com/VXPnKhD5HK
『室井慎次』二部作のネタバレ注意
『室井慎次』に続き今度は織田裕二演じる青島が『踊る大捜査線N.E.W』としてカムバックすることが発表された。
今年の3月に「『踊る大捜査線』が復活する!」とカウントダウンが始まるも、その内容が『室井慎次』のスピンオフだと判明した際は、「いや、室井さんかよ…」感が半端なかったが、今度は今度で「もう室井さんはいないんだよ…」と複雑な気持ちにさせられる。というのも、『室井慎次』二部作のラストで室井さんは吹雪の中に消えた秋田犬を追って、凍死する。ネットでは「室井さんの最期を受け止めました」と好意的な意見もある反面、「室井さん、文字通り犬死かよ…」と否定的な意見もある。個人的にも「態々12年ぶりに復活させて、こんな死に方させるのかよ…」と室井さんの死そのものよりも、こういう展開を使った製作陣に対して悲しい気持ちになった。
とは言っても、これで『踊る大捜査線』シリーズが完全に終結する、もしくは本編の続編の公開までまた十数年レベルで空くのなら、まだ受け入れることも出来る。しかし実際に起きていることは、12年ぶりに室井さんを単独で復活させて、死なせたかと思えば、その映画のラストで青島が登場して、2年後には本編が完全復活。製作陣は「『室井慎次』二部作で『踊る大捜査線』シリーズを復活させるつもりはなかった」と主張しているが、一部では「織田裕二と柳葉敏郎が不仲だから、まずは室井さんを厄介払いしてから青島を復活させたのだろう」という憶測(個人的には今の2人が共演NGレベルで不仲だとは思ってない)まで出てしまっている。
そもそも今回の作品で何故室井さんの最期を描いたかといえば、脚本家の君塚良一さんが「柳葉敏郎さんを、室井役から解放してあげたい」と思ったから、という動機。好意的に受け取れば「室井さん再演の可能性をなくすことで、柳葉敏郎さんを室井さんから解放してあげた」ということになるが、正直言って完結からのこの12年間で『踊る大捜査線』の呪縛に苦しめられているのは柳葉敏郎よりも織田裕二、というのが世間一般の認識だろうし、その織田裕二が青島を完全復活させるのに、その手前で柳葉敏郎は室井さんから「解放」されるというのは釈然としない。
柳葉敏郎はフジテレビのインタビューで「青島と室井の物語 そういうストーリーの方が ウエルカムであったのが本音?」との質問に「その通りです」と答えていたそうだが、こうなるとそもそも「柳葉さんは室井さんから解放されることを望んでいたの?」感も否めない。君塚良一さんは『踊るファイナル』の真下の件といい「本当にキャラクターに愛情があるの?」と指摘をされてきた脚本家だが、今回はキャラクターではなく役者ありきの展開を作って「本当に役者のことを考えてるの?」と疑念を抱かざるを得ないことをするのは中々だ。それとも自分が分かってないだけで、織田裕二にとっても柳葉敏郎にとっても今回の結末がベストだったのか。
君塚良一さんが『踊るN.E.W』で今の青島らをどういう風に描くのか、不安は大きくなるばかりだ。
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