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【興行収入】日本でも1作目は大ヒット、でも2作目以降は… ジェームズ・キャメロン監督『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』苦戦

【映画パンフレット】アバター ファイヤー アンド アッシュ 監督 ジェームズ・キャメロン 出演 サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ

2026年度冬休み映画興行の雑感。今回はジェームズ・キャメロン監督『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』編。

 

  • 全世界的には大ヒットの『アバター』シリーズ

アバター (字幕版)

『アバター』シリーズは2009年に1作目が公開されたSFアクション映画。それまでの「観客を驚かせるための飛び出す3D」ではなく「観客に映画の世界観に没入させるための奥行きのある3D」をウリにした作品で、全世界興行収入29.23億ドルを稼ぎ、現在も世界興行収入歴代1位を保持しているメガヒット作品。全世界の映画館に当時は珍しかった3D上映を普及(日本では衰退傾向だが…)させ、映画の形を変えた歴史的な一作である。2022年に13年ぶりに公開された2作目『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』も全世界興行収入23.34億ドルを記録して世界興行収入歴代3位のヒットを記録。そして現在公開中の3作目『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』も前作程までの勢いはないにせよ、製作費4億ドルに対して既に全世界興行収入12億ドル超えと依然高い人気を誇っている。

 

Avatar: Fire and Ash - Box Office Mojo

 

 

  • 日本では1作目大ヒットも2作目で大幅ダウン…

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター (特典映像付き) (字幕/吹替)

一方で日本は1作目こそ興行収入156.0億円(リバイバル上映含めると最終159.0億円)と全世界でもトップクラスの大ヒットを記録していたにも関わらず、2作目では国内映画館史上最多の全国1466スクリーンで封切るも、最終43.1億円(それでも洋画年間3位、邦画合わせた全体でも年間11位のヒットだが…)と主要国ワーストクラスに落ち込む程の大幅ダウン。「1作目は3Dに目新しさがあったからヒットしたけど、2作目は3Dに目新しさがなくなったのでヒットしなかった」との指摘もあったが、全世界的にはヒットしていることから「それだと日本だけヒットしていない理由にはならない」と反論された。そのため「日本では同時期に『すずめの戸締まり』と『THE FIRST SLAM DUNK』が大ヒットしていたことから、ライト層が『アバター』を選びにくい状況にあった」と分析(ただ「他が強かった」だけでは説明出来ないレベルの下げ方なので「日本は作品そのものが本質的にウケてなかった」との見方が妥当なのだろう)された。

 

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』国内映画館史上最多1466スクリーンで上映へ | THE RIVER

 

 

  • 3作目もダウン、キャラ人気不足?

2作目の大幅ダウンによって、日本での3作目の来日プロモーションも目に見えるほど明らかなレベルで大幅に縮小された。3作目の日本での興行収入は公開4週目の段階で21億円と最終的に30億円超えは厳しい推移だ。一方で同じくディズニー配給で同時期公開の『ズートピア2』は公開6週目の段階で120億円を超えて、最終的に150億円に迫る推移となっており、ヒットの要因には「人気キャラにまた会える喜び」が指摘されている。日本では「エンタメコンテンツはストーリーよりもキャラが大事」なんてよく言われているが、その意味では「ジェイク・サリーやネイティリに『また会いたい!』と思っている人は少なそうだよな…」なんてことを思ったりもしてしまった。

 

 

  • 最後に…

個人的に『アバター』熱は再燃している反面、「なんで世界ではあんなに『アバター』フィーバーが起きているのだろう…」と肌感覚的に理解出来ない部分もある。ただ日本でも海外同様に鑑賞者の中ではクオリッチとヴァランのカップルが人気のようなので、難しいとは思うが「何とか興行回復の糸口にならないのかな…」とか考えたりした。

 

  • オマケ

キャラ人気だと1作目の段階で主人公サイドよりもクオリッチに軍配が上がっていたように思うが、2作目公開時に「あのクオリッチが帰ってくる!」感は宣伝からは感じられなかった記憶。また2010年代は地上波での映画放送はまだ強かった時代だけど、『アバター』は2012年の地上波初放送から2013年、2014年と3年連続放送したのに、それ以降は2作目公開の翌年のテレ東放送まで一切なかったのも地味に痛かったのかも。2作目公開前は映画館では同じくディズニー配給のMCUで3D上映を充実させるなど、3D映画を再度定着させようという流れもあったように感じたけど、3作目ではそういう流れも感じなかった。

 

 

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