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『ハロウィンの花嫁』以降の初期作オマージュの法則、『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』と『天国へのカウントダウン』の共通点は…

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ネタバレ注意

『劇場版名探偵コナン』シリーズは第25作『ハロウィンの花嫁』以降、第1作『時計じかけの摩天楼』から順に新作のモチーフにしている法則がある。

 

  • 『ハロウィンの花嫁』から続く初期作モチーフ

劇場版 名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)

劇場版 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者

まず『ハロウィンの花嫁』は都内での爆弾テロを描いた作品で、「蛍光ピンクと蛍光ブルーの液体が混じると爆発する」という設定だが、これは『時計じかけの摩天楼』の「赤と青の導線、どちらを切ると爆発が止められるか」を連想させる。そして翌年の『黒鉄の魚影』は第2作『14番目の標的』をモチーフに感じさせる作品で、具体的には両作品共に海洋施設が舞台で、コナンは水中で溺れて気絶するも、『14番目の標的』では蘭姉ちゃんが、『黒鉄の魚影』では灰原哀がコナンに人工呼吸を通して事実上のキスをするとの共通項が存在した。 更にその翌年の怪盗キッドと服部平次がコナンと共に「土方歳三にまつわる日本刀」の謎を追う『100万ドルの五稜星』も第3作『世紀末の魔術師』と「キッドと平次が登場する」「ロマノフ王朝の遺産を追う歴史モノ」「ラストでキッド絡みのサプライズがある」という要素が被っていた。そして昨年の『隻眼の残像』も「犯人は大和敢助の左眼の記憶の中にいる」という物語は、犯人の顔を目撃して記憶喪失になってしまった蘭姉ちゃんの記憶から犯人を追う第4弾『瞳の中の暗殺者』とコンセプトが同じだった。

 

 

  • 最新作は『天国へのカウントダウン』のはずが…

劇場版 名探偵コナン 天国へのカウントダウン

そのためSNSでは早いうちから「今年の『ハイウェイの堕天使』は第5弾『天国へのカウントダウン』をモチーフにした作品なんだろう」という予想がされていた。ただ公開後のSNSでは『天国へのカウントダウン』との共通点よりも、「一定速度以下で爆発する爆弾の解除方法は赤い動線ではなく青い動線を切る」などの要素から『時計じかけの摩天楼』との共通点やクライマックスで軍事ヘリから落下する千速を重悟が受け止めることから「はやくも昨年の『隻眼の残像』のセルフオマージュか?」なんて感想が多い印象を受ける。勿論、『天国へのカウントダウン』との共通点として「東京、横浜という日本の都心部での爆弾テロ」を指摘する意見もそれなりの数見かけたが、他のコナン映画でも同様の共通点が出来ることなどから、『天国へのカウントダウン』のモチーフ要素としては弱いように思えた。

 

 

  • 共通点は弟、姉を失った者が飛んで生き続ける

では『ハロウィンの花嫁』から続いていた劇場版第1作から順に最新作のモチーフにしていく流れは今回で断ち切られてしまったのか、というとどうもそうではないらしい。『ハイウェイの堕天使』は弟を亡くしている千速が爆弾による死を目の前に空を飛んで生き続ける話だったが、『天国へのカウントダウン』も姉を亡くしている灰原が爆弾による死を目の前に空を飛んで生き続ける話だったので、構成はガッツリ似ていた。『ハイウェイの堕天使』の千速は弟があの事件の日に発していた言葉を、『天国へのカウントダウン』の灰原は電話の留守番電話の音声で亡き姉の声を、それぞれ求めていたのも共通要素だろう。

また『ハイウェイの堕天使』ではベイブリッジからダイブした千速を重悟がお姫様抱っこしていたが、『天国へのカウントダウン』では蘭姉ちゃんが超高速ビルからダイブし、元太が灰原をお姫様抱っこしていたという共通点もある。

 

 

  • 最後に…

劇場版 名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊

そんなこんなで『ハロウィンの花嫁』から続く劇場版第1作から順に最新作のモチーフにしていく流れは存続していた様子。『ハイウェイの堕天使』のエンドロール後の映像を見る限り、来年の舞台はロンドン。第6作『ベイカー街の亡霊』を連想せざるを得ず、この流れはまだ続くようだ。

 

 

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