スポンサーリンク

『レディ・プレイヤー1』地上波初放送視聴率9.6% 『金曜ロードSHOW!』好調にブレーキ、12週ぶりに一桁を記録

レディ・プレイヤー1(吹替版)

2020年7月3日に日本テレビ系列『金曜ロードSHOW!』で地上波初放送されたスティーブン・スピルバーグ監督作品『レディ・プレイヤー1』の視聴率が9.6%だったことがわかった。『金曜ロードSHOW!』が視聴率一桁を記録するのは、今年4月3日に放送された『思い出のマーニー』の7.6%以来、3ヶ月(12週間)ぶりとなる。

 

『金曜ロードSHOW!』は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発出されてから本作放送までの全作品が視聴率二桁を記録する好調が続いていた。また本作放送の3週間前からは、本作にレースシーンで主人公が乗りこなす車「デロリアン」の元ネタかつスピルバーグ製作の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズを同枠で3週連続放送。更に日テレが月曜深夜に放送している映画枠『映画天国』で本作放送に合わせて『シャイニング』、BS日テレの映画枠『日曜ロードSHOW!』では3週連続『ジュラシック・パーク』シリーズを放送されていた。それに加えてフジテレビの『土曜プレミアム』では本作放送の前々週に『GODZILLA(2014)』、前週に『キングコング』が放送される運の良さまで持っていた。

 

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー (吹替版)

放送中はSNSも盛り上がっており、3週連続で放送された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズも1作目が14.5%、2作目が12.4%、3作目が11.2%と高視聴率を獲得していたことから、本作も視聴率二桁を獲得するものだとばかり思っていたが、ここに来て絶好調の『金曜ロードSHOW!』に思わぬブレーキがかかってしまう形となってしまった。

 

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル (吹替版)

ブラックパンサー (字幕版)

何度も繰り返し放送されていた作品が視聴率一桁ならともかく、力を入れた地上波初放送作品が視聴率一桁を記録してしまったというのは何とも悲しい。しかし今年の『金曜ロードSHOW!』で地上波初放送された実写洋画作品の視聴率を振り返れば、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』が8.7%、『ブラックパンサー』が6.0%、『名探偵ピカチュウ』が11.8%と日本の大ヒットゲームを原作としている『名探偵ピカチュウ』を除けば全作品一桁を記録。昨年地上波放送された話題の実写洋画作品も『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が6.9%、『ラ・ラ・ランド』が7.5%、『スパイダーマン:ホームカミング』が7.4%、『IT/イットそれが見えたら、終わり。』が9.7%、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が8.3%など、あまり視聴率は振るっていない。

 

 

オーシャンズ 8(字幕版)

ジュラシック・ワールド/炎の王国 (吹替版)

『金曜ロードSHOW!』は7月に本作の他にも『オーシャンズ8』『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の地上波初放送を予定している。『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は前作『ジュラシック・ワールド』の視聴率が地上波初放送時に13.4%、続編のタイアップとして放送された2回目が13.9%と高視聴率を獲得していることから期待ができる。一方で『オーシャンズ8』は本作公開時にフジテレビでタイアップ放送された『オーシャンズ11』の視聴率が6.0%だったことに加えて、日本での興行収入が16.9億円と『レディ・プレイヤー1』の興行収入25.5億円を下回っていることから、視聴率一桁を記録してしまう可能性がある。ただし『オーシャンズ8』は人気シリーズの最新作かつ日本でも知名度の高い有名女優が集結しており、尚且つ『レディ・プレイヤー1』より作風もライトな感じなので、テレビで気軽に楽しみやすいという意味では、視聴率二桁も期待できるかもしれない。

 

 

何はともあれ、かなり力の入れていた話題の実写洋画作品の地上波初放送で久々の視聴率一桁を記録してしまった『金曜ロードSHOW!』。「やっぱり新作洋画の地上波初放送じゃ視聴率取れないじゃん!」と結論付けられる前に、何とか結果を出して欲しいものだが、果たして…

レディ・プレイヤー1(吹替版)

レディ・プレイヤー1(吹替版)

  • 発売日: 2018/07/25
  • メディア: Prime Video
 
レディ・プレイヤー1(字幕版)

レディ・プレイヤー1(字幕版)

  • 発売日: 2018/07/25
  • メディア: Prime Video