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2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

阿部寛・山下智久・長澤まさみ・新垣結衣、人気俳優が集結したテレビドラマ『ドラゴン桜』を原作ファンが観た感想

【注意】原作とドラマのネタバレ 原作ファンを自称しながら今までスルーし続けてきた阿部寛主演のテレビドラマ『ドラゴン桜』を観た。本ドラマはTBSテレビにて2005年の7月クールで放送された作品。全話平均視聴率は16.4%で、最終回は自己最高となる20.3%を記…

『魔人探偵脳噛ネウロ』で得た教訓 原作と映画「同時完結」で避けた『暗殺教室』ジャンプ掲載順での低迷

2020年3月30日、フジテレビで『暗殺教室 卒業編』が地上波初放送される。本作は公開当時、原作と「同時完結」したことも話題となった。 明暗分かれたメディアミックス 当ブログでは過去に松井優征先生は前作『魔人探偵脳噛ネウロ』のテレビアニメ化失敗を糧…

原作と映画「同時完結」成し遂げた『暗殺教室』の背景にある松井優征の「人気漫画の実写映画版」への考え方

2020年3月30日、フジテレビで『暗殺教室 卒業編』が地上波初放送される。 原作ファンからの「不安」 『暗殺教室』は2012年から2016年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された作品。コミックス累計発行部数は2400万部を超え、実写映画化だけでなくテレビアニメ…

『2分の1の魔法』、新型コロナ影響でピクサー初の全米興行「1億ドル割れ」

新型コロナウイルスの影響でアメリカの映画館は閉鎖された。その結果、ディズニー・ピクサー最新作『2分の1の魔法』の全米興行が1億ドルを下回るのが確定した。これは1995年に『トイ・ストーリー』が公開されてから、24年間で22作品を公開してきたピクサー映…

【ステマ】非公式装った『ONE PIECE』アートプロジェクト「BUSTERCALL」/「世界一の漫画にしては…」発言の主語

BUSTERCALL 国内外約200人のアーティストが『ONE PIECE』から着想を得たイラストや造形物などを発表する、非公式アートプロジェクト「BUSTERCALL」はジャンプ編集部主導の公式企画だったことが明らかになった。『ステマ疑惑で炎上の『ワンピース』非公式アー…

股間が狙われまくるアクション映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』

ネタバレ注意 DCユニバース最新作『ハーレイ・クイン』を観た。 本作は2016年に公開された『スーサイド・スクワッド』で人気を博したハーレイ・クインを主人公にした作品。ハーレイ・クインはジョーカーに恋に落ちたことで悪の道に走ったが、本作ではオープ…

新型コロナウイルスで再注目された映画『感染列島』を観たら「駄作」だった

新型コロナウイルス感染拡大によって2009年に公開された映画『感染列島』が再注目されている。 再注目された理由 再注目されるキッカケとなったのは、Amazonに投稿されていた上記のレビュー。この画像がネットにアップされたことで、「『感染列島』はリアル…

夢のないフリーター女子が「幸せな人生のループ」求めて婚活開始 東村アキコ『東京タラレバ娘 シーズン2』感想

吉高由里子主演でテレビドラマ化もされた累計発行部数500万部を超える東村アキコのヒット作品『東京タラレバ娘』の「シーズン2」が始まった。前作の主人公は「6年後の東京オリンピックで40歳になる33歳」「結婚願望は強くて焦ってるけど、女友達と居酒屋で『…

映画観賞後に「濃厚接触」しそうなカップルが多い劇場で『仮面病棟』を観たら、また「××案件」だった

木村ひさし監督最新作『仮面病棟』を観た。現役医師で作家の知念実希人によるベストセラー小説を、坂口健太郎と永野芽郁の共演で映画化した作品。新型コロナウイルスの影響で興行的にあまり振るっていないという話だが、自分が観た回は中箱ではあったが若者…

『ハーレイ・クイン』も新型コロナで大打撃!初登場1位もオープニング興行はDCユニバース史上「ワースト」

日本では何故か「新型コロナもそろそろ収束かな?」というような空気も漂ったりしたが、専門家によると「免疫」という観点から「ピーク」が訪れることなく収束は難しいという。安倍政権はピークの山を出来るだけ後ろに遅らせ、緩やかにしたいと考えている。…

『100日後に死ぬワニ』の輪っかと羽をつけた「追悼ショップ」のイラストへの雑感

<注意>『100日後に死ぬワニ』が好きな人は不快な気持ちになると思うので、読まない方がいいです 『100日後に死ぬワニ』の「追悼ショップ」のイラストはどういう気持ちで見ればいいのだろうか… 『ドラゴンボール』よろしく、頭には輪っか、背中には羽、死後の…

エメリッヒ監督が作って後悔した続編映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』 興行的失敗で「第3弾は凍結」

2020年2月21日、フジテレビ系列『土曜プレミアム』で2016年に公開されたローランド・エメリッヒ監督作品『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』が地上波初初放送される。本作は1996年に公開された『インデペンデンス・デイ』の続編。前作は製作費0.75億…

死後、怒涛の商業展開に賛否も… 『100日後に死ぬワニ』をヒットに導いた「SNS利用者」と「ネット漫画」の特徴

※原作者が「最初から仕組まれたプロジェクトではない」と否定したので、一部赤文字で加筆しました。 『100日後に死ぬワニ』の100日目が更新されてから、怒涛の商品展開が始まった。その関連企業には電通のグループ企業があったことから、「本作は電通案件だ…

『100日後に死ぬワニ』が電通案件だと話題になった途端に「冷めた」とか「萎えた」とかいう人が多い理由

※原作者が「最初から仕組まれたプロジェクトではない」と否定したので、一部赤文字で加筆しました。 ネット上では「『100日後に死ぬワニ』は電通案件だった」と話題になっている。確かに「単行本化」はともかくとして、「いきものがかりとのコラボ動画公開」…

『100日後に死ぬワニ』、100日目更新 「ワニの死因」に様々な憶測飛び交う

<注意>『100日後に死ぬワニ』のネタバレ 『100日後に死ぬワニ』の100日目が更新された。 「100日後に死ぬワニ」100日目 pic.twitter.com/r0Idn9I7mR — きくちゆうき (@yuukikikuchi) 2020年3月20日 19時になっても中々更新されなかったので、「なるほど、ワ…

【評価】『ザ・マミー』大コケで「ダーク・ユニバース」は打ち切りに… しかし方向転換した『透明人間』は大ヒット!

2020年3月20日、フジテレビ系列でトム・クルーズ主演『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』が地上波初放送される。 「ダーク・ユニバース」第1弾も大コケ 本作は1920年代から1950年代にかけてユニバーサル・スタジオが製作したホラー映画・スリラー映画・SF映…

「菅元首相を加工」「事故を美談化」「復興五輪プロパガンダ」 賛否吹き荒れる『Fukushima 50』

賛否吹き荒れる『Fukushima 50』を観た。本作は門田隆将著のノンフィクション書籍『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』を原作に、福島第一原子力発電所事故を描いた作品。公開前に配信された『キネ旬 Review ~キネマ旬報映画レビュアーによる新作映画…

新型コロナ影響で春休み興行大ダメージ!『2分の1の魔法』公開予定だった3月2週目も「寂しい結果」

※「近日公開」とする『2分の1の魔法』のCM 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が「これからの1~2週間が、急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」と発表してから、既に2週間以上が経つが未だ収束する気配がない「新型コロナウイルス」。その影響は…

受験から逃げ、目的もなく入った農業高校で伝説へ/『銀の匙 Silver Spoon』最終15巻ネタバレ感想

荒川弘先生の『銀の匙』を全巻読破した。 休載続き、完結へ 『銀の匙』は『週刊少年サンデー』で2011年から連載された、北海道の農業高等学校を舞台とした学園漫画。小学館の漫画の中では最速となる第4巻で初版が100万部を突破して、累計発行部数は1500万部…

【評価】世界興行収入4億ドル突破の『アリータ:バトル・エンジェル』の続編が「難しい」とされる理由

『アリータ: バトル・エンジェル』は木城ゆきとによる漫画『銃夢』をジェームズ・キャメロン監督製作で実写映画化した作品だ。本作は全9巻ある原作のうち第4巻までをベースとしており、映画本編のラストも「続編を期待させる終わり方」だった。そのため「続…

シュレッダーにかけて忘れたい!?2019年度大コケ映画<邦画編・前編>

もしかしたら関係者が「シュレッダーにかけて忘れたい!」と思ってるかもしれない2019年度に公開して興行的に失敗した映画。今回は邦画編の前編。選考基準は全国280館以上で公開されたが、興行収入10億円に届かなかった作品。 来る 興行収入:9.0億円 『告白…

『トイ・ストーリー5』は「おもちゃと人間の共存」を目指す物語だと予想する

<注意>『トイ・ストーリー4』のネタバレ 『トイ・ストーリー4』ラストでウッディはボニーの子供部屋を出て、ボーと共に「子供に遊ばれた経験のないおもちゃを子供部屋に届ける役割」みたいなことをし始める。このラストはウッディが「おもちゃという役割」を…

「親の経済力と考え方」がモノをいう小学生の世界/中学受験未経験者が読んだ『二月の勝者』の感想

中学受験をテーマにした漫画『二月の勝者』を読んだ。 「中学受験」に対する考え方の変化 まず初めに自分は公立中学校出身で中学受験の経験はない。そのため小学生の頃は某予備校の宣伝コピーである「シカクいアタマをマルくする。」を「シカクいアタマを更…

『万引き家族』『カメラを止めるな!』にも通じる『パラサイト 半地下の家族』のヒットスタイル

アカデミー最優秀作品賞を受賞した韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の日本での興行収入は40億円を超えた。これは2005年に日本公開された韓国映画『私の頭の中の消しゴム』の最終興行30億円を大きく超えるヒットで、日本で公開された韓国映画の中で歴代No…

オリジナル脚本でSFサスペンス映画に挑戦も… 『AI崩壊』興行収入は「物足りない結果」

2020年1月31日より全国346スクリーンで公開された『AI崩壊』は、公開当初こそ最終興行15億円以上も見込めるヒットスタートを切ったとされていたが、公開終了直前の現段階では最終興行10億円に届くか怪しいラインまで失速したという。 本作は『22年目の告白 -…

3月初週とは思えぬ寂しい映画興行 『Fukushima 50』『仮面病棟』予定通り公開も「厳しいスタート」

映画界では春休み興行が始まったが、「新型コロナウイルス」の影響でかなり寂しい数字が並んでいる。以下は2020年3月初週の動員ランキングベスト3と土日2日間の興行収入。 2020年3月初週 1位 Fukushima 50 1億4300万円 2位 仮面病棟 1億0500万円 3位 パラサ…

『AI崩壊』の犯人が唐突に××し始めたけど、あれ何なの?

<注意> 『AI崩壊』のネタバレ 『AI崩壊』を観た。漫画や小説の実写映画版ではなく、オリジナル脚本のSF映画を人気俳優を使い、それなりの予算を使って製作したことには敬意を表したい。AI「のぞみ」のデザインは近未来感に溢れ、カーアクションも中々見応え…

【森友・加計学園問題】日本アカデミー最優秀作品賞を受賞した安倍政権批判映画『新聞記者』のアレコレ

今年の日本アカデミー最優秀作品賞に選ばれたのは東京新聞の望月衣塑子記者の著書を原案に森友・加計学園問題など安倍政権に関する一連の疑惑を連想させる政治映画『新聞記者』だった。本作は実に奇妙な作品でもある。現政権を批判的に描く作品は世界的にも…

2020年度1・2月期映画興行レポート/『パラサイト』『カイジ』、「格差社会映画」ヒットも全体としては…

今年の1・2月の映画興行は昨年にの同時期に対して大きくマイナスだったという。この原因を「新型コロナウイルスの影響」と見ることもできるが、あまり国民の関心事ではなかった1月の興行も大きくマイナスとなっているので「作品ラインナップの魅力に欠けた」…

興行収入20億円突破の悪魔的ヒット!藤原竜也主演『カイジ ファイナルゲーム』に「続編の可能性」

藤原竜也主演の人気シリーズ・最終回『カイジ ファイナルゲーム』が興行収入20億円を超える悪魔的なヒットとなった。この記録は2011年に公開された前作『カイジ2 人生奪回ゲーム』の最終興行16.1億円を上回り、2009年に公開されたシリーズ1作目にして最高興…