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映画

【酷評寄り】いくら「柳葉敏郎さんを、室井役から解放してあげたい」からといって…/『室井慎次 生き続ける者』ネタバレ感想

『#室井慎次 生き続ける者』 最新ポスター解禁||◤ そして、君たちを、信じる。◢||最新予告、ポスター、チラシは10/11(金)~全国の映画館(一部劇場をのぞく)に掲出中! #室井慎次 敗れざる者 上映中 生き続ける者 11.15… pic.twitter.com/8iVKAAB1Sj — 『室井…

【興行収入】『踊る大捜査線』12年ぶりの復活『室井慎次 敗れざる者』がヒットスタート、映画の視聴率も好調で根強い人気

『室井慎次 敗れざる者』が週末3日間のオープニング興行収入で3.61億円、月曜祝日を含んだオープニング4日間で4.89億円で週末動員ランキング初登場1位のヒットスタートとなった。最終興行収入は15〜20億円程度が見込まれる。 日本映画界を変えた『踊る大捜査…

【ネタバレ感想/考察】『室井慎次 敗れざる者』で明かされた青島の所属「警視庁捜査支援分析センター」と「防犯カメラ」

『室井慎次 敗れざる者』で青島の現在の所属は「警視庁捜査支援分析センター」だと明かされた。 捜査支援分析センターとは… 警視庁刑事部捜査支援分析センター、通称「SSBC(Sousa Sien Bunseki Center)」。防犯カメラ映像の収集や分析、通信機器の解析…

【踊る大捜査線】事件は後編にほぼ丸投げ、警察を辞めて被害者・加害者家族と暮らす『室井慎次 敗れざる者』ネタバレ感想

youtu.be 『室井慎次 敗れざる者』を観た。 12年ぶりの復活も「室井さんだけか…」 本作は『踊る大捜査線』シリーズ12年ぶりのスピンオフ作品。正直、今年の3月に『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の公式アカウントに謎のカウントダウンが投稿された際…

「だから女がバカにされるの」、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の真矢ミキ演じる沖田の去り際

『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の真矢ミキ演じる沖田仁美の話。 観客にヘイトを与える役柄 沖田は女性初の女性部管理官で登場シーンからヒールで大理石をカツカツ鳴らしながら登場するなど「如何にも」な演出がなされるキャラ…

低評価レビューが影響?長澤まさみ主演、三谷幸喜監督『スオミの話をしよう』の興行収入が伸び悩み

三谷幸喜監督最新作『スオミの話をしよう』の興行収入が伸び悩んでいる。 東宝、公開初日に「30億円狙えるスタート」 配給の東宝によれば、初日の動員と週末の予約状況から興行収入30億円を狙えるスタートになったと発表。三谷監督は、「これは凄いこと。こ…

ノスタルジーかつフレッシュ、カオスと悪趣味が織りなす幸福感、ティム・バートン監督『ビートルジュース ビートルジュース』感想

youtu.be ネタバレ注意 ティム・バートン監督『ビートルジュース ビートルジュース』を観た。 36年ぶりの続編、アメリカでは大ヒット 本作は1988年公開の『ビートルジュース』、36年ぶりの続編。当初はサブスク配信映画の予定だったが、ティム・バートン監督…

【ネタバレ感想】「舞台的な映画/スオミの正体/元夫の内省」、三谷幸喜『スオミの話をしよう』は長澤まさみの代表作になるのか

ネタバレ注意 三谷幸喜最新作『スオミの話をしよう』を観た。 「舞台みたいな映画」こそのアンサンブル 『スオミの話をしよう』三谷幸喜「セリフ劇調にして、舞台のようにワンセットでできるようなシチュエーションで構成/リハーサルも舞台稽古のように少し…

映画『けいおん!』『聲の形』でスクリーンアベレージ高かった山田尚子監督、『きみの色』は全国273館でOP興行収入1億円割れ

全国273館で封切られた山田尚子監督最新作『きみの色』のオープニング興行収入が9773万円と1億円を割った。勿論、台風の影響もある程度は考慮しなくてはならないが、同じアニメ映画である5週目の『インサイド・ヘッド2』、4週目の『映画クレヨンしんちゃん …

キングダム、ピクサー、ラストマイル、ミニオン、ヒロアカ、しんちゃん、デップー、ルックバック、家康/夏休み映画興行収入2024

夏休み映画でヒットした作品の興行収入を軸とした雑語り。 キングダム 大将軍の帰還 この夏最大のヒットは累計発行部数1億部超えの原泰久の同名人気漫画を山﨑賢人主演、佐藤信介監督で実写映画化した大ヒットシリーズ第4弾『キングダム 大将軍の帰還』。オ…

【ネタバレ】映画『ラストマイル』、「全てはお客様のために」視点での「デイリーファスト」と「洗濯機」の比較

ネタバレ注意 映画『ラストマイル』の「デイリーファスト」と「洗濯機」の比較。 本作はAmazonをモデルにしたとしか思えない世界規模のショッピングサイト「デイリーファスト」の日本支部の流通センターを舞台に「荷物に無作為に爆弾が仕込まれるテロ」が発…

【ネタバレ感想/考察】人間1人の犠牲でシステムは…/映画『ラストマイル』の「ロッカーの暗号の意味」と「犯人の動機」

ネタバレ注意 映画『ラストマイル』の考察。 ずっと放置されたままの暗号 本作では冒頭から物流センター「デイリーファスト」のロッカールームに「2.7m/s→0(→の下に70kg)」との暗号が書かれていることが示されている。パンフレットの野木亜紀子さんのインタ…

構造の中で生きてしまった人たち、物流センターを舞台に無差別爆弾テロが起きる映画『ラストマイル』ネタバレ感想

ネタバレ注意 テレビドラマ『アンナチュラル』及び『MIU404』と世界観を共有するシェアード・ユニバース作品『ラストマイル』を観た。 物流センターが舞台、荷物に無差別爆弾テロ 本作はAmazon的な物流センターを舞台にブラックフライデー前夜を発端とする連…

ポジティブ思考な「シンパイ」と形成される「自分らしさ」、ライリーが思春期になったピクサー『インサイド・ヘッド2』感想

ネタバレ注意 ディズニー・ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』を観た。 ライリーに思春期到来、新たな感情芽生える 本作は2015年に公開された『インサイド・ヘッド』の9年ぶりの続編。前作は「ヨロコビだけでなく時にはカナシミみたいに一緒に泣いて寄り…

必要なのは「予習」よりも「思い出」、20世紀フォックス子会社化でMCU入りの『デッドプール&ウルヴァリン』ネタバレ感想

MCU最新作『デッドプール&ウルヴァリン』を観た。 ついにウルヴァリンと共演、MCUに参入も… これまで『デッドプール』シリーズは20世紀フォックスのマーベルコミック映画だったが、ディズニーに買収されて子会社化したことで、MCUの最新作として公開された3…

『オッペンハイマー』への日本の反応と似てる?『ゴジラ−1.0』の韓国の反応は「被害者コスプレ」「理解と不快が行き来する」

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』のNetflixでの配信が韓国で始まったようなので、SNSと日本語翻訳機能を駆使して韓国の『고질라 마이너스 원』への反応を調べてみた。以下の文章は個人的に受けた印象の話なので、ちゃんと知りたい人は自分で韓国語のタイトルで検索…

【映画興行収入2024GW】「次は下がる」覆し続けるコナンが歴代最高ヒット、マイゴジ相乗効果期待作公開も昨年に比べて…

今年のゴールデンウィーク興行の振り返り。 コナン映画最新作、 下馬評覆し歴代最高へ 今年のゴールデンウィーク最大のヒットは シリーズ累計観客動員数が1億人を突破した『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』で公式目標の「1億ドル(円安なので150億円超え)」…

【ネタバレ】「行きつけの小料理屋で…」「オーラがありすぎて…」、山崎貴監督『ゴジラ−1.0』に橋爪功が一瞬映る理由

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』の橋爪功さんの話。 本作では銀座襲撃中のゴジラが国会に向けて熱線を放つ直前の尻尾から青く光る背鰭が飛び出してくる緊張感溢れるシーンで、ワンカットだけでその光景を絶望的な表情で見上げる橋爪功さんが映り込む。これに対して…

【ネタバレ】山崎貴監督は「神を鎮めたから」「日本軍は健闘した相手に対しては敬意を持つ」、『ゴジラ−1.0』の敬礼の意味

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』のラストの敬礼についての話。 山崎貴監督、敬礼の意味は「神を鎮めたから」 本作は公開当時からラストの敬礼シーンについて「あれは誰に対して何のつもりでやってたの?」と話題になっていた。これは山崎貴監督が撮影後に書き下ろ…

「人権意識の高い大人の鈴木亮平」と「原作に魅了された少年時代の鈴木亮平」の調和、Netflix映画『シティーハンター』感想

Netflix映画『シティーハンター』キーアート&追加キャストを公開!◆警視庁捜査一課係長・伊東昭孝役 #杉本哲太◆有名コスメブランド社長・瀬田月乃役 #水崎綾女◆瀬田社長の秘書・今野國雄役 #迫田孝也原作者 #北条司 先生のコメントも到着(続)#映画シティー…

意外と決着の瞬間を見せてくれない怪獣プロレス映画『ゴジラ×コング 新たなる帝国』ネタバレ感想

『ゴジラ×コング 新たなる帝国』を観た。 本作は日本が『シン・ゴジラ』『ゴジラ−1.0』とシリアス方向のゴジラ映画が続いている一方で「ハリウッドは莫大な予算を注ぎ込んだVFXを駆使して東宝チャンピョンまつり時代の怪獣プロレスをやろうとしている!」と…

【ネタバレ】山崎貴監督『ゴジラ−1.0』の敷島は大戸島で呉爾羅を撃つべきだったのか

アマプラで配信が開始される山崎貴監督『ゴジラ−1.0』の主人公・敷島は大戸島で呉爾羅を撃つべきだったのか、否かの話。前半は公開当時の個人的な感想、後半は小説版や山崎貴監督のSNSやインタビュー内容を踏まえた内容。 ストーリー的には「撃つべき」に見…

『工藤新一少年の冒険』で初代キッド(盗一)は小学生の新一に「私は君の兄弟だよ…」、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』考察

ネタバレ注意 『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を観た。 キッド、コナン初登場回から「似てる」強調 本作ではラストで「優作と盗一は生き別れの双子の兄弟でコナンとキッドは従兄弟関係だったから顔と声がそっくりだった」という事実が明かされる。「双子…

【明かされたキッドの真実は…】『紺青の拳』テイストで北海道版『迷宮の十字路』、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』感想

ネタバレ注意 『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を観た。 近年はキャラ推し路線のコナン映画 『劇場版名探偵コナン』シリーズは『業火の向日葵』辺りから「キャラ推し」の方向が強くなり、『ゼロの執行人』の大ヒットによりその方向性は加速。ただシリーズ…

「『変な家』に不穏な空気」「ドラえもん安定、FLYは低空飛行」「ハリウッド大作IMAX論争勃発」、春休み映画興行収入2024

2024年度春休み映画の興行収入への雑感。 『変な家』大ヒットも不穏な空気 この春最大のヒットはウェブライターの雨穴氏によるウェブメディア記事、YouTube動画、その動画と連動した不動産ミステリー小説を原作とした実写映画『変な家』で最終興行は40億円超…

「ファンダムアニメヒット連発」「日米漫画実写映画に命運別れる」「アカデミー賞効果発揮の邦画」、映画興行収入2024年・冬

1〜2月の映画興行収入の雑感。 ファンダムアニメ映画の大ヒットが連発! 年明け最大のヒットとなっているのは『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』でオープニング興行は3日間で22.3億円、8週末の累計興行収入が92.67億円と最終興行100億円突破が目前の大…

【ネタバレ】新海誠監督・震災三部作『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』と「喪の作業」

ネタバレ注意 新海誠監督は『すずめの戸締まり』の入場特典『新海誠本』で「災害に限らずとも、大切な人を失ったことを乗り越えて、受け入れていくにはある種の段階がある」「(『喪の作業』に当てはめると)僕にとって『君の名は。』は最初のステップで、それ…

求められてるのは免罪符?悪ふざけで書いた「黒人らしい物語」が「リアルだ!」と大絶賛されるコメディ『アメリカン・フィクション』

ネタバレ感想 アマプラで『アメリカン・フィクション』を観た。 求められてるのは免罪符? 多様性の面で特筆すべきは「オッペンハイマー」を抑えて「アメリカン・フィクション」が脚色賞を獲得したことだ。主人公はスノッブな黒人作家。貧困層の黒人の若者が…

日本公開危ぶまれた「原爆の父」の伝記映画『オッペンハイマー』がクリストファー・ノーラン監督の過去作と同水準のヒット

クリストファー・ノーラン監督が「原爆の父」を描いた伝記映画『オッペンハイマー』が日本でも公開されてオープニング3日間で3.79億円(先行上映含めると3.81億円)を記録して最終興行15億円以上も見込めるヒットスタート(25億円を見込めるとの話もあるが、そ…

広島の惨状を目の当たりにした主人公は「もし京都に3発目が使われるなら…」、日本の原子爆弾開発を描いた青春映画『太陽の子』

クリストファー・ノーラン監督が「原爆の父」を描いた伝記映画『オッペンハイマー』の公開によってアメリカ映画の原爆描写に注目が集まっているが、日本でも今から4年前の2020年夏に日本海軍から依頼を受けて原子爆弾の開発をしていた京都大学の研究室を舞台…