映画
庵野秀明監督『シン・仮面ライダー』の公開で『シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース』で初不参加の樋口真嗣監督の評価が上がっている。 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』 思い返せば近年の樋口真嗣監督は作品の先般扱いされるケースも少なくなかった。例…
庵野秀明監督最新作『シン・仮面ライダー』が公開された。 シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース第4弾 本作は『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『シン・ウルトラマン』に続く庵野秀明監督主導の『シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース…
庵野秀明監督『シン・仮面ライダー』を観た。 実写『シン』シリーズで初の「樋口監督関与なし」 本作は『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『シン・ウルトラマン』に続く庵野秀明監督による『シン・〜』シリーズの『仮面ライダー』版。ただ『…
ネタバレ注意 イルミネーションスタジオによる『スーパーマリオ』の3DCGアニメ映画が公開されるタイミングで、1993年公開の実写映画版『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』を観た。Wikipediaによると本作は製作費4800万ドルに対して興行収入は2091万ドル、日本…
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を観た。 前評判に対して温度の低い賛否の割れ方 本作は「確定申告しに行った主婦がマルチバーチの自分をインストロールしてカンフーアクション!」という近年の流行にカンフーを足した如何にもなB級…
2023年3月3日(金)、『映画ドラえもん のび太の空の理想郷』が公開された。 右肩上がりの興行がコロナ禍で大幅ダウン 2016年 新・のび太の日本誕生 41.2億円 2017年 のび太の南極カチコチ大冒険 44.3億円 2018年 のび太の宝島 53.7億円 2019年 のび太の月面探…
スティーブン・スピルバーグ監督最新作『フェイブルマンズ』を観た。 スピルバーグ監督の「自伝的映画」 スピルバーグ監督『フェイブルマンズ』、「この作品に別れを告げるのは、これまでで一番辛かった」 - ぴあ映画→ 本作で描いているのは、比喩ではなく、…
『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』を観た。 近年はかつてのファンが脚本を担当する傾向 『映画ドラえもん』シリーズは毎年春休みに公開される子ども向けの作品。ただ近年は映画プロデューサーの川村元気さんや直木賞作家の辻村美月さんに脚…
スティーブン・スピルバーグ監督の自伝的映画『フェイブルマンズ』が公開される。スピルバーグ監督といえば「ヒットメーカー」という印象が強いが、俗に言うZ世代(95年以降生まれ、00年代生まれ、25歳以下など複数の定義アリ)はリアルタイムでスピルバーグ監…
1・2月の映画興行収入に対する雑感 『鬼滅の刃』、テレビアニメそのままでも大ヒット 1・2月公開作品で最大のヒットとなったのが『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』。『鬼滅の刃』といえば2020年に『無限列車編』が「物語の途中から始まって物語…
『タイタニック ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』が満席続出、異例のヒットとなっている。 満席続出、2週目末は動員・興行共に初週の倍 『タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』はオープニング3日間で動員7万2351人&興収1億…
ネタバレ注意 MCUフェーズ5の1作目『アントマン&ワスプ:クアントマニア』を観た。 「MCU疲れ」囁かれる中でのフェーズ5開幕 MCUは『アベンジャーズ:エンドゲーム』でサノスという巨大な敵を倒し、アイアンマンとキャプテンアメリカがシリーズから引退し、そ…
日本ではMCUの宣伝の仕方に多くの不満がみられる。ただ近年は改善方向にあるような気がする。 タイトルとサブタイトルの大きさが本国基準へ 例えばポスターのデザイン。有名なのは2015年公開『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』のアインマンを中心…
ネタバレ注意 『セッション』『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督最新作『バビロン』を観た。 全米では興行・批評共に大コケ、本編は後半で失速 前作『ファースト・マン』はキャリア初の他人の脚本作品故か監督の独自色は薄まっていた印象を受けた…
総製作費20億円を投下した木村拓哉主演、大友啓史監督、古沢良太脚本の『レジェンド&バタフライ』の興行収入が「ヒットだけど、思ったよりは入ってない…」みたいなことを言われている。 時代劇、興行収入30億円超えは漫画原作 ここ10年くらいの時代劇映画の…
東映70周年記念映画『レジェンド&バタフライ』は総製作費20億円の超大作映画にも関わらず「合戦シーン」がない。そのため一部では「20億円はどこに使ったの!?」との感想も見かける。 総製作費20億円は宣伝費込み 個人的な考えでは、本作は「総製作費20億…
東映70周年記念映画『レジェンド&バタフライ』が公開され、週末の動員及び興行収入ランキングで初登場1位スタートを切った。 東映70周年記念映画、目標は50億円超え 東映社長、ONE PIECEで最高益の次は「実写を当てる」: 日本経済新聞→ 我々としては実写映…
◤FINALビジュアル解禁!◢激動の30年をともに駆け抜けた信長と濃姫。まだ見ぬ世界を夢見て、2人が最後にみつけたものは——#レジェバタ #レジェンドアンドバタフライ pic.twitter.com/980DLnb6G5 — 映画『レジェンド&バタフライ』公式 (@lb_toei70th) 2022年12月…
原恵一監督最新作『かがみの孤城』の興行収入が6億円を超え、『映画クレヨンしんちゃん』シリーズを除く同監督作品としては過去最高のヒットとなった。 「作品は良いのにヒットしない監督」という風潮 原恵一監督は『映画クレヨンしんちゃん』シリーズの5作…
2023年度冬休み映画興行収入振り返り。 『スラダン』『すずめ』、アニメ映画好調 この冬一番のヒットとなったのが原作者・井上雄彦監督による『THE FIRST SLAM DUNK』で最終興行見込みは90〜100億円程度。公開前は「テレビアニメ版からの声優交代」「手描き…
今年の私的ベストまとめ。今の気分で明日には違うこと思って、ちょくちょく変えたりするかも。 映画 1位 トップガン マーヴェリック 2位 スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 3位 ONE PIECE FILM RED 4位 耳をすませば 5位 かがみの孤城 6位 すずめの戸締…
原恵一監督作品『かがみの孤城』を観た。 「学校が世界の全てじゃない」へのスタンス 原作は未読。ストーリーは学校に行ってない中学生が鏡の中にある城に集められて、願いが一つ叶う鍵を探す物語。まず本作の感想に入る前にこの手の「学校が世界の全てじゃ…
『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作企画が進行中もそこにジャック・スパロウ役で世界中を魅了したジョニー・デップの名前はない。 『最後の海賊』ラストで続編匂わせも… 「パイレーツ・オブ・カリビアン6」の進捗は? ジェリー・ブラッカイマーが明かす…
「私はDVの被害者」、ジョニー・デップはアンバー・ハードが寄稿した記事を掲載した『The Sun』を「名誉毀損」で訴えたが、敗訴。この結果からジョニー・デップは『ファンタスティック・ビースト』のグリンデルバルド役を降板、「DV男」のレッテルが貼られた…
ジェームズ・キャメロン監督最新作『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』が公開されたが、全世界及び全米でのオープニング興行収入は予想をやや下回ったようだ。その中でも日本での興行は特に振るっていない。 『スラムダンク』『すずめの戸締まり』に敗れ…
ジェームズ・キャメロン監督最新作『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』をIMAXレーザー・HFR・3D・字幕版で観た。 前作から13年、続編を製作すると初めて知った時は「えっ?」と思ったが、その後キャメロン監督の「パンドラは1作目で描いた森以外にも…
ネタバレ注意 『THE FIRST SLAM DUNK』を観た。 『「SLAM DUNK」ジャンプ』を読んで鑑賞 原作は公開初日まで未読。正確には昔携帯ショップの待ち時間でコミックス1巻の1ページ目だけ読んだことがある。つまり未読。知ってる情報は色々な場所でパロディされて…
ジャンプアニメの映画の雑感。 原作者の関与をアピールした2010年代 ジャンプアニメの映画とは『週刊少年ジャンプ』で連載されている漫画のテレビアニメの劇場版。この手のジャンプアニメ映画はオリジナルストーリーだと本編と深く関わる大きなイベントは描…
「声優交代」発表で大炎上して以降、「叩いていい作品」認定されていた『THE FIRST SLAM DUNK』が公開され、オープニング週末で12.96億円を記録する大ヒットスタートを切った。 飢餓感煽る「隠す宣伝戦略」 ずっと残る飢餓感 スラムダンク、衰えぬ人気の理由…
2022年度映画興行収入ランキングトップ10とその解説。 第10位 シン・ウルトラマン 公開日:2022年5月15日(金) キャッチコピー:空想と浪漫、そして、友情。 最終興行:44億円程度 第10位は『ウルトラマン』を庵野秀明総監修・樋口真嗣監督で映画化した作品。興…