山崎貴
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』には「ゴジラを倒すことで敗戦のコンプレックスを上書きしているだけの作品」「反戦映画に見せかけた戦意高揚映画」「日本の被害の側面しか描いていない」的な批判がある。 戦争やり直しモノ 実際、日本には「戦争やり直しモノ」的…
ネタバレ注意 山崎貴監督『ゴジラ−1.0』が『永遠の0』批判へのアンサーと指摘される理由と「政府が信用できない」の行き着く先と監督の過去作から見る日本との距離感の話。 『永遠の0』批判へのアンサーと指摘される理由 『ゴジラ−1.0』は「『永遠の0』批判…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』と戦争の話。 本作の神木隆之介演じる主人公・敷島は特攻兵でありながら「機体が故障した」と嘘をついて特攻を免れる。当時を生きる日本人からすれば安藤サクラ演じる澄子のように「この恥知らずが!」と罵る人も多いのだろうが、今…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』が好評価寄りなのは『ゴジラ』が比較的自由度の高いIPだからではないか、と感じる。 昨年、山崎貴監督が『ゴジラ』最新作のメガホンを取ると発表された際にネットでは不安な声が相次いだ。その理由の一つに「山崎貴監督は原作にない…
山崎貴監督の『ゴジラ−1.0』は金子修介監督『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(以下『GMK』)との類似点が多い。以下両作品のネタバレ注意。 熱線後に「キノコ雲」 山崎は「『ゴジラ-1.0』も『GMK』の影響下にあります」と明言(中略)「『GMK」の…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』は「民間」が一つのキーワードとなっている。 本作は戦後直後の日本、つまりは「政府が最も機能していない時代にゴジラが上陸したら…」がコンセプトになっている。これだけでも十分面白そうではあるが、パンフレットなどを読むと制…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』の銀座シーンからは物凄い「山崎貴監督作品っぽさ」を感じた。 SNSでは本作の銀座シーンは高く評価されている印象を受ける。一方で「思ったよりマイナス感はない」との評価も一定数ある。実際ゴジラが銀座に上陸するシーンはシリア…
ネタバレ注意 『シン・ゴジラ』公開後「次の国産ゴジラは難しい」と散々指摘されていたが、山崎貴監督『ゴジラ−1.0』公開後は「もっと難しくなったのではないか」と心配する声が多くなった様子。 神木隆之介主演「ゴジラ―1.0」が大ヒットスタート 「いか…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』のVFXが高評価だ。 「前の経験を生かせる機会がない」 僕らの場合だと、昭和の世界を作った後には宇宙戦艦の映画を作り。それから戦闘機の映画を作った後にはクリーチャーの映画を作ってという感じで。毎回、1から勉強し直さないと…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』を観た。 終戦直後の日本が舞台のゴジラ 本作は2016年公開の庵野秀明総監督『シン・ゴジラ』以来7年ぶりの国産ゴジラ。『ゴジラ』シリーズは2000年代初頭辺りに公開された「ミレニアム」シリーズが興行不振に陥り、2004年公開の『ゴ…
山崎貴監督『ゴジラ-1.0』に絡めた過去の山崎貴監督作品のオススメ。ただし『ゴジラ-1.0』公開前なので作品は未鑑賞時点。 ゴジラも登場、昭和を描いた代表作 山崎貴監督といえば昭和の東京の下町を舞台に夕陽三丁目に住む人々の姿を描いた人情映画『ALWAYS …
ゴジラ最新作、製作決定。監督:山崎貴2023年11月3日(金)公開。 pic.twitter.com/2ZxeMaNeUB— ゴジラ (@godzilla_jp) 2022年11月3日 「『シン・ゴジラ』は公開前から期待されてた」とかいう奴がいるみたいなので、山崎貴監督版『ゴジラ』の発表段階でのネ…
山崎貴監督最新作『ゴーストブック おばけずかん』が公開されたが、オープニング興行は3日間で8549万2500円と余程の奇跡が起きない限り最終興行10億円突破が難しい結果となった。 元編集長の映画便り on Twitter: "7/24までの累計数字です。 『劇場版仮面ラ…
山崎貴監督最新作『ゴーストブック おばけずかん』を観た。 山崎貴監督、デビュー作品以来のジュブナイル映画 本作は小学校の図書室でいつも貸出中故に「大人が知らないベストセラー」というコピーのついている童話絵本『おばけずかん』シリーズを山崎貴監督…
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が国内興行収入の歴史を塗り替えるヒットを記録する中に公開された山崎貴監督最新作『STAND BY ME ドラえもん2』の最終興行収入は28億円前後見込みだという。これは興行収入83.8億円の大ヒットとなった前作『STAND BY ME ド…
ネタバレ注意 2014年に公開され興行収入83.8億円の大ヒットを記録した山崎貴監督作品『STAND BY ME ドラえもん』の続編『STAND BY ME ドラえもん2』。本作は原作でも「泣けるエピソード」として名高い「おばあちゃんのおもいで」「ぼくの生まれた日」「45年…
2014年に公開され、興行収入83.8億円の大ヒットを記録した山崎貴監督作品『STAND BY ME ドラえもん』。本作は原作にある「未来の国からはるばると」「たまごの中のしずちゃん」「しずちゃんさようなら」「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」「さようなら…
山崎貴監督最新作『ルパン三世 THE FIRST』の興行収入が余り振るっていない。本作は全国389スクリーンで封切られ、オープニング3日間で興行収入3億円を稼ぎ出した。悪くない数字だが、製作期間や予算を考えると少し物足りない気もする。ただ本作は世評が良か…
『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が劇場をザワつかせて半年… 今度は刑事告訴されてネット上をザワつかせた。 主人公「リュカ」の名前無断使用問題で「ドラクエV」小説版原作者が映画「ユア・ストーリー」制作委員会を刑事告訴 詐欺や不正競争防止法違…
モンキー・パンチ先生の人気マンガを山崎貴監督が3DCGアニメ化した『ルパン三世 THE FIRST』を観た。 山崎貴監督の3DCGアニメ映画といえば原作の名作エピソードを再構築してドラえもんとのび太の出会いから別れを描いた『STAND BY ME ドラえもん』が興行収入…
<注意>『ドラクエV』のネタバレ 散々擁護する記事を書いてきた山崎貴監督最新作『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』だけど、実は「ビアンカのリボン」のエピソードがカットされたことに全く納得いっていない。 『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』における…
<注意> 映画『ドラクエ』のネタバレ 山崎貴が総監督・脚本を担当した国民的RPGの3DCGアニメ映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が提示した「ゲームの映画化」の意味とは… 『ドラクエV』というゲームの映画化 『ユア・ストーリー』は「『ドラクエV』の…
山崎貴総監督作品『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が興行的に苦戦している。本作は8月2日(金)に全国313スクリーンで公開されオープニング2日間で動員21万5000人・興収3億0900万円で初登場4位にランクインした。最終興行は15億円程度が見込まれているが…
この夏山崎貴監督が封切った『アルキメデスの大戦』が高評価を得ている一方で、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は賛否両論だ。同じ山崎貴監督作品でありながら、何故ここまで評価が大きく割れるのか? ここで注目したいのは山崎貴監督のインタビュー…
youtu.be <注意> 映画『ドラクエ』のネタバレ 山崎貴監督最新作『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の賛否が割れている。 カオス状態の賛否両論映画 自分は公開2日目に書いた記事通り「色々と言いたいことあるが…」と感じながらもオチ含めて基本的に肯定…
<注意> 映画『ドラクエ』のネタバレ 賛否割れる山崎貴監督最新作『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』だが、否定意見の中で映画が訴えているメッセージを全く理解せず叩いてる人が一定数いて頭が痛い。 本作は国民的RPG『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を…
<注意> 3DCG映画『ドラクエ』ネタバレ有り 山崎貴監督最新作『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』をゲーム版と比較しながら感想を書いていく。 山崎貴監督が国民的RPGを3DCGアニメ映画化 本作は国民的RPG『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を『friends もの…
<注意>『アルキメデスの大戦』のネタバレ 山崎貴監督最新作『アルキメデスの大戦』は数学の力で戦艦大和建造計画を止めようとする物語だ。 しかし劇中では史実通り大和は建造され、最期には沈没する。では本作の主人公は数学の力を使って戦艦大和建造計画を…
「戦艦大和建造計画をぶっ壊す!」 そんな掛け声も聞こえてきそうな山崎貴監督最新作『アルキメデスの大戦』の感想。 山崎貴監督初の挑戦 本作は『ドラゴン桜』の三田紀房原作の同名漫画を『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』の山崎貴監督が実写映画化した作…
[注意]『ドラクエV』のネタバレあり 『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』が3DCGアニメ映画になります!注目ポイントをまとめたはずが「不安だ!不安だ!不安だ!」という内容になってしまったエントリー。 総監督・脚本は山崎貴 本作の総監督・脚本を勤めるの…