山崎貴
第96回米アカデミー賞で宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション賞、山崎貴監督『ゴジラ−1.0』が特殊効果賞を受賞した。 今年は「戦争映画」が強い傾向 アカデミー賞、「戦争映画」が次々受賞 水爆実験で生まれたゴジラも:朝日新聞デジタル…
日本アカデミー賞の最優秀脚本賞を『ゴジラ−1.0』の山崎貴監督が受賞したことで「なんであんな特攻を肯定しているのか否定しているのかもハッキリしない映画が!?」という批判があるらしい。 監督の意図と観客の受け取り方に乖離? 物語には、戦争の傷痕が…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』、複数の監督インタビューや監督が「戦争観が近い」「インスピレーションを得た」という戦争の生き残りを描いた漫画『あれよ星屑』、映画撮影後に「ここ足りなかったな」と思った要素を追加した書き下ろしの小説版などを踏まえた結…
ネタバレ注意 2022年末の『徹子の部屋』でゲストのタモリが「(来年は)新しい戦前になるんじゃないでしょうか」と発言した2023年末、映画館は夏からロングラン公開の宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』、山崎貴監督『ゴジラ−1.0』、水木しげる生誕100周年記…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』で秋津がゴジラ討伐作戦に向かう戦争の生き残りたちに対して「あいつらだってバカじゃない。これが命がけのしんどい作戦だってことは良くわかっている。だがな、良い顔してるじゃねーか、嬉しいんだよ、今度こそ役に立てるかもしれ…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』がアカデミー賞の視覚効果賞にノミネートされた。日本映画では初めてだという。 日本のVFXがハリウッドに比べてショボい理由 VFXというものは予算に裏打ちされたトライ・アンド・エラーで決まっていくんです。CGはトライ・アンド・…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』の現段階での私的総括。 賛否割れる『ゴジラ−1.0』 個人的な初鑑賞時のファーストインプレッションは「困ったな…」という苦笑いだった。面白くはあったが、求めていたものとは違ったし、それは置いといても何かが引っかかって素直に…
ネタバレ注意 山崎貴監督『ゴジラ−1.0』はラストで死んだと思っていた典子が実は生きていたが、その首筋には黒い痣が浮かび上がってきた…、という意味深な終わり方をする。 山崎貴監督「なぜ典子は死ななかったのか」 「明言は避けたいと思いますが、なぜ典…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』が興行収入50億円超えの大ヒットだ。 「ベタ」なのに「分かりやすくはない」脚本 本作はアメリカでも大ヒットしており、その理由について「ベタで分かりやすいからウケた」との指摘が多い。実際本作のプロットは「戦争で生き残った…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』の国内興行収入についての雑感。 最終50億円超え見込み、実写の年間トップ級 本作は2023年11月3日(金)に公開されオープニング3日間で10.41億円の大ヒットスタートを切り、公開6週目段階で累計興行収入41.5億円を突破している。これ…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』の製作費に対する駄文。 山崎貴監督「10億じゃ無理」 10億じゃ無理もっと掛かってます https://t.co/HVW8qlzfh9 — 山崎貴 (@nostoro) 2023年11月13日 どこぞでゴジラ-1.0制作費10億円説出てるみたいだけどそんなことあるかーい — 山…
日本でも大ヒット公開中の山崎貴監督『ゴジラ−1.0』がアメリカで『GODZILLA MINUS ONE』のタイトルで公開された。オープニング興行は1103万ドルで初登場3位(※1)を記録したという。実写邦画の海外記録は『子猫物語』の1328万ドルらしい(※2)ので、本作が新記録…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』には「ゴジラを倒すことで敗戦のコンプレックスを上書きしているだけの作品」「反戦映画に見せかけた戦意高揚映画」「日本の被害の側面しか描いていない」的な批判がある。 戦争やり直しモノ 実際、日本には「戦争やり直しモノ」的…
ネタバレ注意 山崎貴監督『ゴジラ−1.0』が『永遠の0』批判へのアンサーと指摘される理由と「政府が信用できない」の行き着く先と監督の過去作から見る日本との距離感の話。 『永遠の0』批判へのアンサーと指摘される理由 『ゴジラ−1.0』は「『永遠の0』批判…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』と戦争の話。 本作の神木隆之介演じる主人公・敷島は特攻兵でありながら「機体が故障した」と嘘をついて特攻を免れる。当時を生きる日本人からすれば安藤サクラ演じる澄子のように「この恥知らずが!」と罵る人も多いのだろうが、今…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』が好評価寄りなのは『ゴジラ』が比較的自由度の高いIPだからではないか、と感じる。 昨年、山崎貴監督が『ゴジラ』最新作のメガホンを取ると発表された際にネットでは不安な声が相次いだ。その理由の一つに「山崎貴監督は原作にない…
山崎貴監督の『ゴジラ−1.0』は金子修介監督『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(以下『GMK』)との類似点が多い。以下両作品のネタバレ注意。 熱線後に「キノコ雲」 山崎は「『ゴジラ-1.0』も『GMK』の影響下にあります」と明言(中略)「『GMK」の…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』は「民間」が一つのキーワードとなっている。 本作は戦後直後の日本、つまりは「政府が最も機能していない時代にゴジラが上陸したら…」がコンセプトになっている。これだけでも十分面白そうではあるが、パンフレットなどを読むと制…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』の銀座シーンからは物凄い「山崎貴監督作品っぽさ」を感じた。 SNSでは本作の銀座シーンは高く評価されている印象を受ける。一方で「思ったよりマイナス感はない」との評価も一定数ある。実際ゴジラが銀座に上陸するシーンはシリア…
ネタバレ注意 『シン・ゴジラ』公開後「次の国産ゴジラは難しい」と散々指摘されていたが、山崎貴監督『ゴジラ−1.0』公開後は「もっと難しくなったのではないか」と心配する声が多くなった様子。 神木隆之介主演「ゴジラ―1.0」が大ヒットスタート 「いか…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』のVFXが高評価だ。 「前の経験を生かせる機会がない」 僕らの場合だと、昭和の世界を作った後には宇宙戦艦の映画を作り。それから戦闘機の映画を作った後にはクリーチャーの映画を作ってという感じで。毎回、1から勉強し直さないと…
山崎貴監督『ゴジラ−1.0』を観た。 終戦直後の日本が舞台のゴジラ 本作は2016年公開の庵野秀明総監督『シン・ゴジラ』以来7年ぶりの国産ゴジラ。『ゴジラ』シリーズは2000年代初頭辺りに公開された「ミレニアム」シリーズが興行不振に陥り、2004年公開の『ゴ…
山崎貴監督『ゴジラ-1.0』に絡めた過去の山崎貴監督作品のオススメ。ただし『ゴジラ-1.0』公開前なので作品は未鑑賞時点。 ゴジラも登場、昭和を描いた代表作 山崎貴監督といえば昭和の東京の下町を舞台に夕陽三丁目に住む人々の姿を描いた人情映画『ALWAYS …
ゴジラ最新作、製作決定。監督:山崎貴2023年11月3日(金)公開。 pic.twitter.com/2ZxeMaNeUB— ゴジラ (@godzilla_jp) 2022年11月3日 「『シン・ゴジラ』は公開前から期待されてた」とかいう奴がいるみたいなので、山崎貴監督版『ゴジラ』の発表段階でのネ…
山崎貴監督最新作『ゴーストブック おばけずかん』が公開されたが、オープニング興行は3日間で8549万2500円と余程の奇跡が起きない限り最終興行10億円突破が難しい結果となった。 元編集長の映画便り on Twitter: "7/24までの累計数字です。 『劇場版仮面ラ…
山崎貴監督最新作『ゴーストブック おばけずかん』を観た。 山崎貴監督、デビュー作品以来のジュブナイル映画 本作は小学校の図書室でいつも貸出中故に「大人が知らないベストセラー」というコピーのついている童話絵本『おばけずかん』シリーズを山崎貴監督…
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が国内興行収入の歴史を塗り替えるヒットを記録する中に公開された山崎貴監督最新作『STAND BY ME ドラえもん2』の最終興行収入は28億円前後見込みだという。これは興行収入83.8億円の大ヒットとなった前作『STAND BY ME ド…
ネタバレ注意 2014年に公開され興行収入83.8億円の大ヒットを記録した山崎貴監督作品『STAND BY ME ドラえもん』の続編『STAND BY ME ドラえもん2』。本作は原作でも「泣けるエピソード」として名高い「おばあちゃんのおもいで」「ぼくの生まれた日」「45年…
2014年に公開され、興行収入83.8億円の大ヒットを記録した山崎貴監督作品『STAND BY ME ドラえもん』。本作は原作にある「未来の国からはるばると」「たまごの中のしずちゃん」「しずちゃんさようなら」「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」「さようなら…
山崎貴監督最新作『ルパン三世 THE FIRST』の興行収入が余り振るっていない。本作は全国389スクリーンで封切られ、オープニング3日間で興行収入3億円を稼ぎ出した。悪くない数字だが、製作期間や予算を考えると少し物足りない気もする。ただ本作は世評が良か…