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【ネタバレ感想】『FF16』DLC第2弾『The Rising Tide 《海の慟哭》』をプレイしたことで再認識した魅力と不満

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『FF16』DLC第2弾『The Rising Tide《海の慟哭》』をプレイした。

 

  • 自由度の低さや不便さを再認識

まず自分が最近プレイしていたゲームが『FF7リバース』『Rise of the Ronin』とオープンワールドだったこともあり、久しぶりに再開した当初は「ここまで一本道だったっけ…」とか「街中でダッシュ出来ないの辛いな…」みたいな発売当初から指摘されていた自由度の低さや不便さを改めて実感した。マップがシームレスに繋がっておらず、場所移動の際に「マップからアイコンを選んで新しい土地に入る」みたいなのも冒険感を削いでいるように思えた。また本作では敵に属性がないため、道中の雑魚戦はアビリティ無双でゴリ押しになりがちなので「単調だな…」みたいな虚無感もあった。

 

 

  • 圧倒的ビジュアル、召喚獣合戦は緊張感MAX

ただ今回のメインダンジョンである「時の祭殿」に入る頃には水を象徴する透き通った明るい青を中心とした圧倒的グラフィックのビジュアルに魅了されていた。時が止まっているが故に波飛沫まで静止している巨大な波や攻撃魔法によって破壊された瓦礫などが空中で静止している様子はとても神秘的でワクワクさせられた。「時が止まっているのは氷の召喚獣・シヴァの魔法によって時が凍結しているから」的な設定も良かった。リヴァイアサンの能力も初めは「これ使えるのか…」と不安だったが、遠距離攻撃を使わないと撃破が難しいボスキャラが用意されていたことで改めてアビリティを組み直したりして挑戦していく感じも楽しかった。リヴァイアサンとの召喚獣合戦も初めは操作方法を忘れていたため「こんなの勝てっこないよ…」と絶望しかけたが、操作方法を思い出してからはバリアのタイムリミット含めて常に死と隣り合わせの緊張感溢れるバトルが繰り広げられて大満足だった。ただラストは映像だけでなくQTEなり何かしらプレイヤーに操作させる形で決着をさせて欲しかった。

 

 

  • メインストーリーの結末への不満も再燃

またサブクエまで全てプレイした上で改めてメインストーリーのラストに対しての不満は高まった。今回登場する「水の民」は魔法が使えない人間と魔法を使うベアラーが差別なく共存するコミュニティを形成しており、劇中ではそれが一つの理想像として掲げられる。しかしクライヴが最終的に辿り着く「人が人として生きられる世界」の到達点は「この世界から魔法をなくすことで差別をなくす」というモノ。メインストーリーを全クリした直後はお馴染みのテーマソングの効果もあって結構感動したけど、時間を置いて感じ始めた「違いをなくして差別をなくすというのは本質的な問題の解決になってないし、『大人のFF』と銘打ち『子供たちに差別について考え欲しい』という想いを込めた作品なら、やっぱり違いを認め合った先にある共存を描いた方が良かったのでは…」というモヤモヤが大きくなってしまう部分もあった。これは今回の「水の民」の描写が素晴らしかったからこそ再燃してしまった不満だ。

 

 

  • 最後に…

そんなこんなで色々思うところは多いモノの、何だかんだで「好きなゲームだな」と思えるDLCだった。

 

【追記】カイロスゲート、「もう少しアクションやりたいけど、2周目をやるほどではない… なんで裏ボスとかいないんだ…」と不満に思ってた自分からするとタップリアクション出来てこちらも大満足

 

【追記2】「大満足」と書いたけど、メインストーリーの頃から召喚獣が揃ってバトルが本格的に面白くなってきてからのボリューム不足は否めない。「2周目をやれ」ということなのかもしれないが…

 

【追記3】

 あとは、ネタバレになるのであまり詳しくはお話できませんが、DLCの第1弾《空の残響》、第2弾《海の慟哭》の両方をクリアーすると出てくるサイドクエストも用意しています。

――おお、それは気になりますね!

鯨岡具体的な内容は伏せますが、DLCを両方遊んでくれた方々に向けて「ありがとうございました」の気持ちを込めて、総合的なエピローグという形で作っているクエストです。

【FF16DLC】第2弾《海の慟哭》鯨岡氏×吉田氏×高井氏インタビュー。青空が広がる新フィールド“ミシディア”、リヴァイアサンの召喚獣アビリティなどの開発秘話に迫る | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

結局このサイドクエストが何なのかイマイチ分かってないのと裏ボスの条件がカイロスゲートオールSというのは中々キツイ…

 

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