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【ステマ】非公式装った『ONE PIECE』アートプロジェクト「BUSTERCALL」/「世界一の漫画にしては…」発言の主語

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BUSTERCALL

国内外約200人のアーティストが『ONE PIECE』から着想を得たイラストや造形物などを発表する、非公式アートプロジェクト「BUSTERCALL」はジャンプ編集部主導の公式企画だったことが明らかになった。『ステマ疑惑で炎上の『ワンピース』非公式アートプロジェクト・BUSTERCALL 窓口担当者は「関係各所に確認中」のためノーコメント (1/2) - ねとらぼ』によると『ONE PIECEスタッフ【公式】 (@Eiichiro_Staff) on Twitter』のアカウント名が「BUSTERCALL【公式】」に切り替わる演出がされ、「ステマなのでは?」という疑惑が浮上したという。

 

 

本プロジェクトは担当者が匿名という形でインタビューに答えており、以下のような発言も炎上した。

 

担当者A「現状の『ONE PIECE』を取り巻くコンテンツのほとんどが納得いく出来ではない。Tシャツにしてもキャラクターの立ち絵がプリントされているだけ。アニメのクオリティも世界一の漫画にしては低い。なぜ、『ONE PIECE』はこんなに素晴らしいのに、グッズやアニメは頑張らないのかと思っていました。」

【追記】『ONE PIECE』を“安売り“する者への憤り 謎多き「BUSTERCALL」プロジェクトの真相 - KAI-YOU.net

 

ただこの発言、担当者Aが集英社とは関係ない『ONE PIECE』のファンだったとしたら、そこまで問題視するような発言ではない。実際『ONE PIECE』のアニメのクオリティを批判するような声は多いし、「公式がダメだから、自分たちが!」みたいのも作品への熱い想いが伝わってくる。

 

ファンだったとしたら

 

 

問題はこのアートプロジェクトが「非公式」ではなくジャンプ編集部主導の「公式」だったという点。この担当者Aは匿名でインタビューをしているため素性は分からない。そのため「この担当者Aは実はジャンプ編集部の人間なのではないか!?」と疑惑の目を向けても仕方がない。ただしこのアートプロジェクトをジャンプ編集部が主導していることは事実。その点を踏まえると先程の発言は以下のように見える。

 

ジャンプ編集部「現状の『ONE PIECE』を取り巻くコンテンツのほとんどが納得いく出来ではない。Tシャツにしてもキャラクターの立ち絵がプリントされているだけ。アニメのクオリティも世界一の漫画にしては低い。なぜ、『ONE PIECE』はこんなに素晴らしいのに、グッズやアニメは頑張らないのかと思っていました。」

【追記】『ONE PIECE』を“安売り“する者への憤り 謎多き「BUSTERCALL」プロジェクトの真相 - KAI-YOU.net

 

実はこの発言、主語が「『ONE PIECE』のファン」から「ジャンプ編集部」に変わると結構ヤバい感じになるのだ。これは事実上ジャンプ編集部がグッズやアニメに対して不満を述べたようなものだ。勿論インタビューでこの発言をした担当者Aが集英社の人間ではない可能性もあるが、編集部が主導している以上、そう言ってるのと同じである。

 

 

尾田栄一郎先生が本プロジェクトにどういう認識を持っていたかは分からないが、公式が累計発行部数4億7000万部超えの世界一売れる漫画『ONE PIECE』の足を引っ張る形になってしまったのは残念だ。

 

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