「十三人の刺客」感想 稲垣吾郎が教えてくれた今作の魅力と無限の住人との違い - アノ映画日和
上のリンク先のブログを読んでなるほどと感じたことがありました。
それは、
三池さんはヒーローより悪役を中心に創った映画の方が確実に面白い
の部分です。
自分は「神様のいうとおり」も「無限の住人」も結構好きなんですけど確かにその傾向はあるかもしれません。
(「テラフォーマーズ 」は…)
そう思ったのは、この文章を読んで今年の夏に公開された三池崇史監督の「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」を思い出したからです。
自分は「ジョジョ」の前半は山田孝之が演じるアンジェロ編が展開されていて結構楽しめましたが、後半の虹村兄弟編は悪くはなかったものの前半のアンジェロ編と比べると少し物足りなさを感じてました。
もしかしたらこれも三池崇史監督の悪役を中心に創った方が面白い法則に当てはまるのかなと思いました。
映画版のアンジェロは原作にはないオムライスの卵だけを剥がして食べるシーンや骨を水で洗ってキレイにするシーンなどが付け足されていてとても魅力的でした。
もしこの法則が本当なら続編は絶対やってほしかった。
なぜなら三池崇史監督が演出する吉良吉影を観たくなったからです。
吉良吉影とは表向きは平凡なサラリーマンとして生活しているが、その正体は生まれながらに殺人衝動を持ち、手の綺麗な女性を1983年8月13日(17歳)以降48人も殺してきた連続殺人鬼でまさに三池演出が際立つ可能性の高いキャラクターだからです。
しかし興行的に惨敗した本作の続編は作られる可能性は極めて低い。
もし作ったら「ダークナイト」みたいな傑作が生まれたかもしれないのに…
そう考えると「ジョジョ」の大コケは悔やまれる。
最後に自分は三池崇史監督は悪ふざけを全力でできる作品も当たり率が高いと思います。
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