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「ボニーが許せない」「彼女こそシリーズ最悪のヴィランだ」、シリーズファンの多くをヴィラン化させた『トイ・ストーリー4』のボニー

トイ・ストーリー4 (字幕版)

昨日『トイ・ストーリー3』が『金曜ロードshow!』で放送されていたが、『4』公開後初の地上波放送だということもあり、Twitter上ではボニーへの批判が相次いでいた。

 

 

現に自分が昨日投稿したアンディのウッディへの想いと、それに対するボニーへの不満を書いたツイートにも、「ボニーが許せない」「彼女こそシリーズ最悪のヴィランだ」という声が届いた。個人的にもボニーへの「アンディの想いが裏切れた」という気持ちは『トイ・ストーリー4』を公開初日に観て以来ずっと抱えている。昨日『トイ・ストーリー3』のラストを観た際にもボニーが「私のカーボーイ」などと抜かした時には、思わず舌打ちが出そうになったし、アンディの「ウッディは覚えてないくらい昔から僕の友達だった。強いカーボーイで勇気があるんだ。優しいし、賢いし、でもウッディの一番凄いところは友達を見捨てないってとこ。絶対に、何があってもそばに居てくれるんだ。ウッディとも遊んでくれるかい?よろしくね」というウッディへの熱い想いを聞いている時は、『4』を観る前とはまた違った意味での切なさを感じた。その後のシーンで、ボニーがウッディを嬉しそうに抱きしめるシーンでは、「一時的な快楽を満たすために、他人の大切な物を事実上奪うような形で譲り受けていながら、さぞご満悦そうな表情ですね」と不快感すら感じた。

 

 

ボニーにアンディのウッディに対する熱い想いが伝わっていなかったとしても、アンディとウッディの別れが汚される物ではない。アンディが最後にボニーとおもちゃたちと遊ぶシーンは、動いていないおもちゃたちがシリーズで一番生き生きとしてるように見える名シーンだと未だに思っている。ただ『4』の展開を知っている以上、どうしても依然とは同じ感情では観られなくなってしまったのも事実だ。

 

当然、ボニーは子供だし「自分が欲しいとねだったモノを一瞬で飽きて、遊ばなくなる」というのはよくある話なのだと思う。現に『3』で登場したヴィランのロッツォなんて、まさにデイジーからそういう扱いを受けて、子供を恨むようになった存在だ。そういう風に考えると、ボニーは「シリーズ最悪のヴィラン」というよりは、「シリーズファンをヴィラン化させる存在」と見る方が適切かもしれない。つまりファンをそれまで登場した子供を恨むヴィラン側に落としてしまう存在だ。きっとロッツォもデイジーに似たような想いを抱えた結果、あのような思想になってしまったのだろう。

 

 

トイ・ストーリー5』では、その辺に向き合った内容の物語を展開して欲しい。

 

mjwr9620.hatenablog.jp

 

トイ・ストーリー3(吹替版)

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トイ・ストーリー4 (吹替版)

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