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【名探偵コナン 黒鉄の魚影】灰原哀「子供の言葉や行動で人生が変わることもある」「私は変われた、だから信じて」と「少年探偵団」

劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』アクリルアートスタンドVol.2 場面写B

『名探偵コナン 黒鉄の魚影』では灰原哀が直美・アルジェントに「子供の言葉や行動で人生が変わることもある」「私は変われた、だから信じて」と説くシーンがある。

 

  • 歩美ちゃんの「逃げたくない!!」で灰原は…

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灰原哀にとって「子供の言葉や行動で人生が変わった経験」とは何か。それはやはり原作の42〜43巻、テレビアニメでは第346〜347話で放送された『お尻のマークを探せ』での歩美ちゃんの言葉だったのではないか、と思う。この回で灰原哀はベルモットから命を狙われていることを理由にFBIから「証人保護プログラム」を受けるように要求されていた。周囲を巻き込みたくないと考えていた灰原は自分のためにも「証人保護プログラム」を受けることで身を引こうと考えていた。そんな矢先、歩美ちゃんが通り魔の目撃者になる。灰原は自身の状況と重ねて犯人逮捕に協力しようとする歩美を止めようとする。しかしそこで歩美から「で、でも… でもわたし… 逃げたくない!!逃げてばっかじゃ勝てないもん!ぜーったい!!!」と返答されたことで、自身も「逃げたくない」と考えを改め「証人保護プログラム」の提案を拒否。灰原にとって10歳以上年下の子供の言葉によって人生を変えられた経験だった。

 

 

  • 『天国のカウントダウン』では元太と光彦が…

劇場版 名探偵コナン 天国へのカウントダウン

また「行動」という意味では劇場版シリーズ第5弾『天国へのカウントダウン』のラストで灰原が自らが犠牲となることでコナンたちを救おうとした際に、元太と光彦が彼女を助けるための行動をしたことを思い出す。昔の灰原は自身が結果的に毒薬を作っていた罪の意識もあってか、自らが身を引くこと、つまり逃げることで事を大きくしないことばかりを考えていた。しかし江戸川コナンとして黒の組織を追う工藤新一、同居している阿笠博士などの同世代や大人からだけでなく、実年齢では10歳以上も年下の「少年探偵団」のメンバーと一緒に過ごすことで、生き方に変化が現れた。

 

 

  • 自身の経験を通しての灰原の直美への言葉

名探偵コナン プレミアムグレイスシチュエーションフィギュア “灰原哀” (プライズ)

だから『黒鉄の魚影』で自身が開発した「老若認証システム」で周囲を巻き込んでしまってという罪悪感を抱えてしまった直美に対して、灰原は自身の経験を持ってして「子供の言葉や行動で人生が変わることもある」「私は変われた、だから信じて」と彼女を励ます。これに対して「メタ的に見れば、直美と灰原って同い年くらいなんじゃないの?」とつまらないことを言う人もいるみたいだが、「そういうことじゃないから、あの灰原が自分と同じような罪の意識を持った人に対して、自身の経験を通して、他者にあの言葉を発したことが大事なんだから」と反論したくなる。

 

 

  • 最後に…

ところで、コナンが灰原に預けたメガネは劇中でも下着があった通りピスコの件の時のものだが、あの時も今回も結果的に拐われたことを踏まえると結構な「疫病神」感… いや、そういうことじゃないから…

 

 

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