TOKIOの山口達也メンバーが書類送検されたことで無期限での活動休止が発表されて話題になっている。その影響かかつてジャニーズ事務所的に所属していた元SMAPの草彅剛が逮捕されたことが再び話題になっている。ただ山口さんはメンバー呼びだが、草彅くんの方は殆どのメディアが容疑者呼びだった。やっぱり現行犯逮捕だったのが大きかったのかな?それとも稲垣メンバーで叩かれたからかな?今回は逮捕までいってないからなのか中々メンバー呼びが終わらない。しかし山口メンバーは自宅というクローズな場所に女子高生を呼び込んでキスを迫ったらしいけど、草彅くんの方は公園という公の場で警察相手に「裸になって何が悪い」と訴えたのだからやっていることのスケールの違いは大きい。
まぁ、山口メンバーには十分反省してもらいたいとして今回の本題は草彅くんが謹慎した後に公開された映画「BALLAD 名もなき恋の歌」の話だ。この作品は草彅くんが逮捕された2009年4月2日から約5ヶ月後の2009年9月5日に公開された映画だ。
本作は山崎貴監督が「映画クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦」を製作費20億円かけて実写映画化した作品で、製作幹事をテレビ朝日が務めるなどお蔵入りにする訳にはいかない巨大プロジェクトだった。
そんな大作の公開前に主演が逮捕されたので当時の関係者は冷や汗モノだっただろう。しかも面白いのが草彅くんが演じる役名は「井尻又兵衛(いじりまたべえ)」と正に「クレヨンしんちゃん」的なネーミングセンスの役名。キャスティング発表当時は「なんでしんちゃん映画の主人公がSMAP(アイドル)の草彅なんだ!」と不満を覚えた人も公園で裸になり公然わいせつ罪で捕まった後は「もはやこの役を演じられるのは日本で草彅しかいない!」と手の平を返したこと間違いなしだろう。さらに本作は現代人が戦国時代にタイムスリップしてくる時代劇なのでビールをグビグビ飲んで酔っ払うシーンがあったりと色々とDESTINY(運命)を感じる作品。多分山崎貴監督もこの展開を予期して草彅くんに演出を施したのだろう。(そんな訳はない。)
ちなみにこの映画は製作費20億円の製作費に対して興行収入は18.1億円と大コケするだけでなく、映画公開直後に「クレヨンしんちゃん」の原作者臼井儀人さんが行方不明になり、その数日後に死亡が確認された。(当時自分はこの訃報に物凄いショックを受けた。)その為色々な意味で不吉な作品ともいえる。
ついでに書くと個人的にこの作品はあまり好きではない。普段は山崎貴監督作品は基本的に好意的に受けるとる自分も本作の改変は明らかに悪手だと思えたからだ。
ただこういう事例を見ると不思議とやっぱり「運命」とかってあるのかな?と宗教的に考えてしまったりもする。まぁ、仮に「運命」があったとしても今後出会うであろう「運命」を知ることはできないのなら無いのと変わらないが…
[追記]
草彅くんの名誉の為に書いとくと彼はこの事件が起きた2009年から2014年までの約5年間禁酒している。「笑っていいとも」が終了した時にタモリさんが「スマスマ」にゲスト出演した際に解禁した。
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