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最終回視聴率42.2%の大ヒットドラマ『半沢直樹』、放送前の目標は「平均で15%、最終回で20%」だった!?

半沢直樹 -ディレクターズカット版- Blu-ray BOX

2020年7月19日、7年の沈黙を破り『半沢直樹』の続編がついにTBSテレビの『日曜劇場』に帰ってくる。

 

半沢直樹』は2013年7月クールにTBSテレビ『日曜劇場』で放送され、最終回視聴率42.2%を記録した大ヒットドラマ。主人公・半沢直樹の決め台詞「やられたらやり返す、倍返しだ!」は流行語にもなった。また本作の視聴率推移の特徴は以下の通り、右肩上がりであったことがあげられる。

 

第1話 19.4%

第2話 21.8%

第3話 22.9%

第4話 27.6%

第5話 29.0%

第6話 29.0%

第7話 30.0%

第8話 32.9%

第9話 35.9%

最終話 42.2%

 

 

大ヒットドラマ『半沢直樹』だったが、製作陣はここまでの高視聴率は予測したなかったようだ。演出家の福澤克雄さんは以下のように語る。

 

当初は、12~13%から初めて、徐々に視聴率を上げて、最終回で20%。プロデューサーと「平均15%取りましょう!」と誓い合っていた

監督も想定外!「半沢直樹」メガヒットの裏側 | あのヒット番組、作ったのは私です。 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

本作は登場人物はおじさんばかりで、舞台も銀行と「男中心の世界観」、そのため製作陣はドラマのメインターゲットである女性には観てもらえないと判断していたようだ。それを裏付けるのが本作の放送日程だ。リアルタイムで視聴していた人なら何となく記憶に残っていると思うが、本作は第2話と第3話の間に「選挙特番」、第5話と第6話の間に『世界陸上モスクワ』放送と1クールの間に2回もの放送休止を挟んでいる。連続ドラマの視聴率は一般的に「1週休みを挟むと視聴率は下がる」といわれており、尚且つ「夏ドラマは外出率が高く、選挙特番やスポーツ大会など放送休止率が高くなり、視聴率は苦戦する傾向にある」という説もあることから、テレビ局の本命ドラマが放送されるケースは少ないといわれている。

 

 

asagei.biz

現に新型コロナウイルスで放送延期となり、事実上夏クールに移行した今年の春ドラマのラインナップが堺雅人主演の本作含めて、木村拓哉主演『BG〜身辺警護人〜』、織田裕二主演『SUITS』、篠原涼子主演『ハケンの品格』など数字が見込めそうなスター俳優の続編企画が揃ったのも、各テレビ局が本来東京オリンピックが開催予定だった夏クールを避けた結果とされている。

 

 

そのため本作に対する製作陣の事前の期待値がそこまで高くなかったというのは、謙遜とかではなく、紛れもない事実だったのではないかと感じる。最終回目標視聴率20%の「倍」となる42.2%を記録した本作。果たして続編の視聴率は…