2018年9月15日(土)にフジテレビ「土曜プレミアム」でさくらももこ先生を追悼特別番組として「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」が地上波初放送される。ただこの映画公開当時や公開後も色んな意味で話題を呼んだ。
- 夏祭りが舞台なのにクリスマス公開
本作は夏祭りが舞台でまる子が浴衣を着て花火を見ているビジュアルが使わらているが、公開日はなんと12月23日のクリスマス公開。
更に主題歌は大原櫻子の「キミを忘れないよ」という曲だが、メチャクチャ夏をテーマに歌っている。そしてその曲を使って夏祭りの様子を描いている予告編のナレーションが「この冬、まる子の出会いと別れが日本中を感動の涙で包み込む」とアナウンスされるのでメチャクチャシュールだ。
ちなみにこの年は同じフジテレビ製作映画の「HERO」が7月に公開されたが、そっちは季節が冬でキムタクがダウンジャケットを着ていた。公開時期が逆じゃダメだったのかな…
- 「まる泣き」というパクリコピー
テレビ朝日は2014年に国民的アニメ「ドラえもん」の3DCG映画「STAND BY ME ドラえもん」を「ドラ泣き」というキャッチコピーを使って興行収入83.8億円の大ヒットを記録した。
早く見たい😭💕
— rina (@SgW3uqj) 2016年1月24日
右上の子、
パンフレットで涙拭いてんの可愛すぎる😳
さきは観るの2回目やけど
りなもさきも、きっとまる泣き😢 pic.twitter.com/jwj7GgcNB2
そして2015年にフジテレビは「ドラ泣き」のヒットに便乗するように、本作のキャッチコピーを「まる泣き」と付けて公開した。どうでもいいが、動画の右上の女の子はなんでフライヤーで涙拭いてるの?ハンカチかティシュ持ってなかったの?
- 「友達に国境はな〜い!」に苦情
本作は文科省とタイアップしている作品で、様々な国の人と友達になろうという思いを込めて「友達に国境はな〜い!」というキャッチコピーが付けられていた。
しかしこのキャッチコピーに対して参議院議員の赤池まさあき氏が自身のブログで文科省がこのキャッチコピーを選んだ事に対して苦言を呈した。ブログの内容を読むと「このキャッチコピーのせいで子供たちが国境がないと誤認してしまう!このままでは日本という国家がなくなってしまう!」と危機感を募らせた様子。このブログを読んで「えっ、マジで?」と感じた人はかなりの数いる事だろう。
- 最後に…
恐らくこのタイミングでないと地上波放送されなかっであろう本作。脚本はさくらももこ先生が執筆してる為、最近見ていなかった人もこの機会に久々に見てみるのもいいのではないでしょうか?