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エルサの魔法と自分のコンプレックスを重ねて救われたと思った人に『アナ雪2』はオススメできない

アナと雪の女王2 (吹替版)

アナと雪の女王2』が大ヒット上映中だ。

 

結構評判も良いみたいだが、エルサの魔法の力と自分のコンプレックスを重ね合わせて観てた人からすると少しばかり辛い話だったのではないかと思う。

 

 

前作『アナと雪の女王』ではエルサの魔法の力は周りから恐れられる存在であり、エルサはその能力がバレないようにコソコソと生きていた。ぶっちゃけ「ない方が良い」能力扱いだった。ただ妹であるアナに理解を得られたことで、その能力ともうまく折り合いをつけていったみたいな感じで終わった。多分エルサと自分のコンプレックスを重ね合わせながら観てた人は、このラストに「救われた」と思った人も少なくないはずだ。

 

でも『アナと雪の女王2』でエルサの魔法の力には「特別な意味」が存在していたことが明らかになる。となれば、前作でエルサと自分の気持ちを重ねて救われた気持ちになってた人からすれば、「あっ、自分のコンプレックスと違ってエルサの力には特別な意味があったんだ…」と距離感が生まれてしまう。

 

 

正直な話、自分は前作『アナ雪』が「スゴく好き!」とか「この映画に救われた!」とか思ってないが、少なからずそういう視点を入れて観ていたので、この展開には少し「あー、そっちの方向なのか…」とガッカリしたのが事実だ。そのためこの映画に「本当に救われた!」と思ってる人の中には裏切られた気持ちになった人もいるのではないかと思う。

 

 

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エルサの『みせて、あなたを』を複雑な気持ちで観ていた人は少なくないはずだ。