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シュレッダーにかけて忘れたい!?2019年度大コケ映画<洋画編・前編>

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もしかしたら関係者が「シュレッダーにかけて忘れたい!」と思ってるかもしれない2019年度に公開して興行的に失敗した映画。今回は洋画編の前編。

 

  • アリータ:バトル・エンジェル

アリータ:バトル・エンジェル (吹替版)

木城ゆきと先生の漫画『銃夢』をジェームズ・キャメロン監督製作で実写映画化された作品。『銃夢』の実写映画化はキャメロンの長年の夢だったようだが、製作費1.70億ドルに対して全米興行は0.85億ドルと振るわず… 日本の漫画原作であるにも関わらず知名度から「キャメロン製作」の方を前面に押し出す宣伝だった日本での興行も10億円を下回る結果に終わった。本作のラストは続編を期待させる演出だったが実現は難しそう。ただし最新VFXで描かれた3D効果抜群の「モーターボール」の描写は必見。

アリータ:バトル・エンジェル (吹替版)

アリータ:バトル・エンジェル (吹替版)

  • 発売日: 2019/07/31
  • メディア: Prime Video
 
アリータ:バトル・エンジェル (字幕版)

アリータ:バトル・エンジェル (字幕版)

  • 発売日: 2019/07/31
  • メディア: Prime Video
 

 

  • ダンボ

ダンボ (吹替版)

ティム・バートン監督がディズニーの名作アニメ『ダンボ』を実写映画化した作品。世評は悪くなかったが製作費1.70億ドルに対して全米興行は1.14億ドル、世界興行は3.53億ドルと厳しい結果となった。日本でも興行収入10億円を超えたが、大ヒットには至らなかった。本編では「資本主義批判」を展開するが、「それはディズニーに向けられてあるのではないか?」と邪推してしまう。

ダンボ (吹替版)

ダンボ (吹替版)

  • 発売日: 2019/07/03
  • メディア: Prime Video
 
ダンボ (字幕版)

ダンボ (字幕版)

  • 発売日: 2019/07/03
  • メディア: Prime Video
 

 

 

ヘルボーイ(字幕版)

アメコミ映画のリブート作品『ヘルボーイ』は製作費0.5億ドルに対して世界興行0.44億ドルと大惨敗… ギレルモ・デル・トロ監督&ロン・パールマン主演の前シリーズを上回ることができなかった。

ヘルボーイ(字幕版)

ヘルボーイ(字幕版)

  • 発売日: 2020/01/07
  • メディア: Prime Video
 

 

  • ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(吹替版)

ヒットしたイメージが強い『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』だが、製作費1.70億ドルに対して全米興行1.10億ドル、世界興行3.85億ドルと実はかなり厳しい結果。日本での興行収入も「前作超え!40億円突破に向けた好スタート」みたいに報じられていたが、現実は興行収入28.4億円と前作を下回っていた。それでも世界での興行的落ち幅と比較すれば緩やかなレベル。小栗旬も出演する次回作『ゴジラVSコング』での興行的回復に期待する。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(吹替版)

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(吹替版)

  • 発売日: 2019/11/18
  • メディア: Prime Video
 
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(字幕版)

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(字幕版)

  • 発売日: 2019/11/18
  • メディア: Prime Video
 

 

 

  • X-MEN:ダーク・フェニックス

X-MEN:ダーク・フェニックス (字幕版)

新作を作る度に「最後」と宣伝しているイメージの『X-MEN』最新作も製作費2.00億ドルに対して全米興行0.65億ドル、世界興行2.52億ドルの大コケとなった。日本での興行収入も10億円に届かず惨敗だった。本作はシリーズ最大の赤字額を記録したという。ちなみに20世紀FOXはディズニーに買収されたので、20世紀FOX製作の『X-MEN』としては本作が最後だという。次回作からはマーベル・スタジオが製作する。

X-MEN:ダーク・フェニックス (吹替版)

X-MEN:ダーク・フェニックス (吹替版)

  • 発売日: 2019/09/25
  • メディア: Prime Video
 
X-MEN:ダーク・フェニックス (字幕版)

X-MEN:ダーク・フェニックス (字幕版)

  • 発売日: 2019/09/25
  • メディア: Prime Video
 

 

メン・イン・ブラック : インターナショナル (吹替版)

『アラジン』でウィル・スミスが大稼ぎする横で「ウィル・スミスなし」で製作した『メン・イン・ブラック』4作目は製作費を前作の約半分である1.10億ドルで製作したにも関わらず、全米興行0.80億ドル、世界興行2.53億ドルと振るわず… 「吉本坂46」が主題歌を担当した日本での興行収入も10.3億円と前作の1/3以下に留まった。ソニーは『ゴーストバスターズ』のリブート版も失敗したが、観客としては「過去の人気作を『薄味』にして提供されても…」ということなのだろうか?

メン・イン・ブラック : インターナショナル (吹替版)

メン・イン・ブラック : インターナショナル (吹替版)

  • 発売日: 2019/08/16
  • メディア: Prime Video
 
メン・イン・ブラック : インターナショナル (字幕版)

メン・イン・ブラック : インターナショナル (字幕版)

  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: Prime Video
 

 

 

「洋画編・後編」に続く。

 

<洋画編・後編>

 

<邦画編>