[注意]このエントリーでは実写版「鋼の錬金術師」のネタバレに触れています。
昨年12月に公開された実写版「鋼の錬金術師」のBlu-ray&DVDの発売が4月18日に決まりました。今回はそんな本作の続編の話です。
追記:2022年3月続編製作発表
- 続編への伏線
本作を鑑賞した方なら分かると思いますが、本作はエンドクレジット後にアメコミ映画のように続編を匂わせる映像で終わります。
本作の原作は27巻ありますが、映画の尺は約2時間しかないため映画一本に収めるのは難しいと判断した製作陣は原作の3分の1であるおおよそ10巻分の中からエピソードを抽出して、まず一本の映画として完成させる意図を持って脚色していったといいます。また三部作にするつもりはなかったが、本作の反応次第では残り3分の2の実写化も考えていると語っていました。
- 続編の行方は!?
では本作の続編は作られるのでしょうか?個人的な考えでは続編は作られないと思います。理由は興行収入が良くないからです。本作は商業映画なので、本作の反応というのは映画の興行収入とイコールと考えていいでしょう。
本作の興行収入は約11億円です。これは日本映画の中ではそこそこのヒットに入ります。ただ本作は全国441スクリーンと国内最大規模のスクリーン数で封切った事に加え、総カット数の半分以上である1000カット以上にVFXの使用し、豪華キャストを集結させイタリアロケを敢行しているため製作費だけでも9億円の予算が投じられています。
また莫大な宣伝をかけて作品をアピールした為「キネマ旬報(2018年3月下旬号)」には本作は最低でも25億円に届かないと興行的に厳しいとコメントされていました。つまり約11億円では全然足りないと考えられます。
ビジネスとして成り立たない以上どんなに製作陣にやる気や熱意があっても本作の続編が作られることまないでしょう。
- シリーズ化連続失敗のワーナー
ワーナーは「るろうに剣心」シリーズみたいにシリーズ化する作品を目指したんだろうけど「ジョジョ」と「ハガレン」の期待を込めた2作品が連続で大コケして頭を悩ませていることでしょう。
実写版「銀魂」みたいに大ヒットコミックの実写映画は当たれば強いしシリーズ展開もしやすいので今後もこの手の実写映画は無くならないとは思いますが…
テレビドラマから映画化ラッシュが減ったことと同じように実写映画の数も減っていく可能性は高いだろう。
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