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【売上】前作『リメイク』を大幅に下回る初週、全世界累計は未発表、「売れてない!」と話題の『FF7リバース』と3作目への不安

Final Fantasy VII Rebirth (輸入版:北米) - PS5

『FF7リバース』が「全然売れてない!」とネットでは話題だ。

 

  • 前作大幅に下回る初週、全世界累計は未発表

1位(初登場) PS5 ファイナルファンタジーVII リバース
26万2656本(累計26万2656本)/スクウェア・エニックス/2024年2月29日

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1位(初登場) PS4 ファイナルファンタジーVII リメイク
70万2853本/スクウェア・エニックス/2020年4月10日発売

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『FF7リバース』の初週売り上げは26.3万本と前作『FF7リメイク』の70.3万本を大きく下回る結果となった。

1位(初登場) PS5 ファイナルファンタジーXVI
33万6027本(累計33万6027本)/スクウェア・エニックス/2023年6月22日

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これは昨年発売の『FF16』の33.6万本も下回っている。

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「今の時代ダウンロード版の売上もあるからパッケージ版の売上だけで判断するのは…」という指摘もあると思う。ただ前作『FF7リメイク』発売の際はスクエニは「発売3日で日本国内100万本、全世界累計350万本突破」と公式発表していた。

「FF16」(PS5)が、6月22日に世界同時発売され、早速1週間で世界出荷本数300万(ダウンロード込)を記録

〈プロデューサー直撃〉早速300万本の大ヒットだが…FF16は「あまりに巨大な3つの期待」を達成できるのか? | 文春オンライン

これは『FF16』も同様だった。しかし今回は発売から2週間以上が経った現段階でも日本国内の累計本数も全世界の累計本数も公式から発表されていない。今までの流れを踏まえればとっくに公式からの発表があってもいいはずだ。こうした状況からは「堂々と発表できるだけの本数に達していないではないか…」という邪推をどうしてもしてしまう。

 

 

  • 高評価もライトユーザーに敬遠される要素満載

売上とは別に『FF7リバース』の評価自体はストーリーラストについては賛否が割れている部分もあるものの、全体としては非常に高評価な印象を受ける。個人的にも近年の『FF』シリーズでは忘れられていた「広大なマップを探索しながら、世界各地を仲間たちと冒険しているワクワク感」が最新技術で蘇っているのがとにかく素晴らしいと感じている。前作で完成したと思い込んでいたコマンドバトルとアクションバトルの融合も連携アクションなどの追加によって更なる進化を果たした。他にも膨大なミニゲームが用意されているなど、「とにかくプレイヤーを全力で楽しませる」という「古き良きRPG」の魅力がトコトン詰まったゲームに仕上がっていたようにも思う。それだけに今回の売り上げは残念だが、前作からハードを移行する形でのPS5独占に加えて、「3部作の2作目」という「物語の途中から始まり途中で終わる」という消化不良が目に見えている物語、その上オリジナル版は30年近く前の作品にも関わらず『バイオハザード RE』シリーズのように「昔プレイしてた人は勿論、新規ユーザーも大歓迎!」というスタンスのリメイクというよりは「オリジナル版をプレイしているのは前提」と言わんばかりのストーリー展開などライト層が手を出すには二の足を踏みたくなるような要素が盛り沢山で「売れていない」という結果には「なんで?」よりも「ですよね…」とある種の納得感のが強かったりもする。「エアリスの運命」を最大のセールスポイントにしている宣伝自体が『FF7』を知らない人からすればピンと来ない上に一見さんお断りのハードルの高さを感じてしまう要因になっていた面もあるのだろう。

 

 

  • 3作目への不安

じつは、前作『REMAKE』の制作が終わった直後で『REBIRTH』のイメージがおぼろげにしかなかったころは、『FFX』のように、街とナギ平原くらいの広めのロケーションとが数珠つなぎに構成される程度のイメージでした。
 『FINAL FANTASY VII REBIRTH』試遊レビュー&インタビュー! 探索するほど新しい遊びが見つかる充実のワールドマップ – PlayStation.Blog 日本語

『FFVII REBIRTH』がこのクオリティになると、次回は飛空艇がまた大きな難題になると考えています。『FFVII REMAKE』のときは『FFVII REBIRTH』のワールドマップ、『FFVII REBIRTH』のときは次の作品の飛空艇やウェポン等、いつも先の内容に気が行っています

『FF7リバース』野村哲也氏インタビュー。今の悩みは次回作の飛空艇。自身がデザインしたキャラクターやその見どころも語る - 電撃オンライン

こういう売り上げの話をすると「別にビジネス的な意味での関係者じゃないならプレイヤーにとってはどうでもいい話だろう」という人もいるが、今回は「この売り上げが完結編となる次回作のクオリティに関係するのではないか、最早作られない可能性もあるのではないか」という面があるのでシリーズファンが不安になるのも当然の話。流石に「制作中止」はないと信じたいが、次回作は『リバース』が当初今回のようなオープンワールド風の広々としたマップではなく『FF10』のようなリニア形式をイメージしていたように、次回作はかなり予算を削る方向で製作される可能性は否めないのではないか、次回作のウリの一つとされる飛行船で空を自由に飛び回ることを出来るだけの予算を確保できるのか、などと心配をしてしまう。

 

 

  • 最後に…

『FF7リバース』も当初のイメージ通り『FF10』のようなタイプのゲームにすれば、予算も随分抑えられたはずだ。しかし製作陣は広大なマップを探索する楽しさを詰め込む方向に舵を取り、それは多くのプレイヤーを興奮させた。ただその多くのプレイヤーの母数が小さいのは非常に残念な話。折角これだけ面白いゲームを作ったのだから、売り上げでシッカリと評価され、次に繋げて欲しいのだが… やはり「分作商法」に厳しいものがあったのか… 「PS5独占」というのも今の時代にはあってなかったのかもしれない。

 

  • 追記

『アルティマニア』によると製作陣は2027年までに完結編を発売したい意向。

 

 

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