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【ALWAYS 三丁目の夕日/永遠の0/アルキメデスの大戦/寄生獣/海賊とよばれた男】『ゴジラ-1.0』に絡めた山崎貴監督映画オススメ

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山崎貴監督『ゴジラ-1.0』に絡めた過去の山崎貴監督作品のオススメ。ただし『ゴジラ-1.0』公開前なので作品は未鑑賞時点。

 

  • ゴジラも登場、昭和を描いた代表作

ALWAYS 三丁目の夕日

ALWAYS 続・三丁目の夕日

ALWAYS三丁目の夕日'64

山崎貴監督といえば昭和の東京の下町を舞台に夕陽三丁目に住む人々の姿を描いた人情映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ。「山崎貴監督が昭和を舞台にゴジラを描く」という企画に対して多くの人を「なるほど、そうきたか」と思わせたのも昭和の風景をVFXで再現した本シリーズが代表作が故。またシリーズ2作目『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の冒頭にはゴジラが登場。その理由について山崎貴監督は当時のインタビューで以下のように語っている。

―― それにしてもなぜオープニングの大事なシーンにゴジラを出そうと?

山崎 昭和がポイントでした。昭和でなければゴジラは出せないと思っていて、以前、もし自分がゴジラを作るとしたらと考えたことがあって、それには昭和は切り離せないと考えたんです。戦争の傷後が残っているあの時代のムードは、現代では成立しません。

ASCII.jp:【インタビュー】昭和33年の東京に突如出現したアイツの真相を山崎貴監督に直撃!! (1/3)

ここからは山崎貴監督の中では少なくとも今から16年前の2007年段階に既に「自分がゴジラをやるなら昭和が舞台」と考えていたことが伺える。CGに目が肥えた現在の感覚からするとCGに所々ショボさを感じるところはあるだろうが、山崎貴監督の代表作であること、『ゴジラ-1.0』同様に昭和が舞台であること、『ゴジラ-1.0』のメインキャストの1人である吉岡秀隆が主演であること、良くも悪くも彼の作品が語られる時に「感動」というワードがセットな理由が分かること、2作目の冒頭にゴジラが登場すること、そして何だかんだで安定した面白さが担保されていることから、ベタに『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズがオススメ作品となる。ただ終戦直後にゴジラが上陸した日本に『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズが描いた高度経済成長の時代が来るのかは不明。

 

 

  • 「零戦」「大和」「核兵器」、戦争映画

永遠の0

映画チラシ アルキメデスの大戦 菅田将輝

山崎貴監督の複数のインタビューを読むと、彼は「零戦」を題材にした『永遠の0』、「大和」を題材にした『アルキメデスの大戦』に次ぐ「核兵器」を題材にした戦争映画という立ち位置で『ゴジラ-1.0』を作った節がある。そのため、司法試験に落ち続けて進路に迷う青年が天才パイロットでありながら家族のもとへ生きて還ることを誓うことで「海軍一の臆病者」と蔑まされていた祖父が何故特攻に志願したのかという謎を追う山崎貴監督史上最大のヒット作『永遠の0』と天才数学者が巨大戦艦建造計画を阻止するために奔走する『アルキメデスの大戦』はオススメの作品。

『永遠の0』は零戦パイロットらが家族と日本の未来に想いを馳せながら戦地に向かう様子を通して今を生きる意味を、『アルキメデスの大戦』は戦艦大和建造計画を通して失敗が明白でも計画の途中で引き返せない日本の愚かさを現代の観客に伝える作品となっている。この流れを踏まえた上で『ゴジラ-1.0』を観れば(おそらく核兵器のメタファーである)ゴジラを通してだけではなく山崎貴監督が3作品の戦争映画を通して現代の日本及び観客にどのようなメッセージを伝えたいのかがより深く見えてくるかもしれない。また『ゴジラ-1.0』に登場する戦艦はこの2作品のノウハウが存分に活かされていると思うのでその意味でもオススメ。後『アルキメデスの大戦』には『ゴジラ-1.0』のヒロインである浜辺美波が出演している。

永遠の0

永遠の0

  • 岡田准一
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寄生獣

寄生獣 完結編

「核兵器」からの派生や前作『シン・ゴジラ』が東日本大震災による福島の原発事故が反映されていたことを踏まえると『寄生獣』二部作では山崎貴監督がそれらについてどう考えているかの一面が見えるかもしれない、という意味でオススメ。また『ゴジラ-1.0』のゴジラはおそらくモーションキャップチャーを使用していると思うので、『寄生獣』二部作はパラサイトをモーションキャップチャーで描いている、という技術面の視点からもオススメである。

寄生獣

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  • 染谷将太
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  • 日本の戦後に現れたのはゴジラではなく…

【チラシ付き、映画パンフレット】 海賊とよばれた男 監督 山崎貴

『ゴジラ-1.0』では終戦直後の日本にゴジラという絶望が現れるが、『海賊とよばれた男』では舞台は同じ終戦直後の日本でも現れるのは主要燃料が石炭の時代が石油の将来性を見抜いていた国岡鐡造であり、その男が石油業を通して戦争でボロボロになった日本が世界的に立ち直っていく姿が描かれる。そのため『ゴジラ-1.0』でどのような結末が描かれるかは不明だが、作品のコンセプトとしては同じ終戦直後を舞台にしながら正反対な『海賊とよばれた男』も対比の意味でもオススメ。(追記:『ゴジラ−1.0』を鑑賞したら後半は割と似たようなノリだった)『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズとは味わいの異なるVFXで再現された昭和の日本も見所。

 

 

  • 最後に…

ゴーストブック おばけずかん

劇中の最初と最後くらいしか登場しないけど、『ゴジラ-1.0』の主演・神木隆之介が出演しているという意味で『ゴーストブック おばけずかん』もオススメ。

 

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