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【ネタバレ】『FF7リバース』の「エアリスの運命」が「原作尊重派」にも「生存希望派」にも賛否両論の理由

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ネタバレ注意

『FF7リバース』が発売されてから1ヶ月以上が経った。トロフィー取得率によるとストーリーを全クリしたプレイヤーも20%を超え、本作最大の注目だったエアリスの運命に対しても様々な意見が出ているようだ。

 

  • 運命の番人倒し、エアリスは「未来は白紙だよ」

『FF7』のオリジナル版でのエアリスの死は多くのプレイヤーに衝撃を与え、当時は「エアリスを生き返らせる方法がある」という都市伝説まであったそうだ。こうした都市伝説が広まったのもプレイヤーの中に「エアリスを何とか生き返らせたい」という願いを持つ人が少なくなかったことを示唆しているが、前作『FF7リメイク』発売前のCMでエアリス生存を匂わせるセリフがあったことからネットでは「今度は本当に助けられるのではないか」という期待の声が大きくなっていったと記憶している。そして『FF7リメイク』ではクラウドがエアリス死亡前後の映像を幻視するなどの匂わせが散りばめられており、ラストにおいてはオリジナル版のストーリー展開からズレそうになるとまるで修正を施しているかのような動きをする「運命の番人」こと「フィーラー」を倒し、エアリスが「未来は白紙だよ」と宣言することで、ミッドガル脱出後以降はオリジナル版に縛られない全く新しい『FF7』が提示されるかのような雰囲気を漂わせていた。

 

 

  • 未来が見えなくなっているエアリス

しかし続編の『FF7リバース』では宣伝で「あの運命が生まれ変わる」と散々アピールしていた割に開幕早々エアリスが未来を幻視する力を失ってしまったことが判明。その後もエアリス生存への期待を匂わせながらも最終的にはオリジナル版同様に忘らるる都でセフィロスに刺されて死亡。ただ本作ではエアリス死亡と同時に「エアリスが生存する世界線」が生まれたことが示され、尚且つクラウドは「エアリスは死んだ」と認識している他のメンバーと異なり「エアリスは生きている」と認識しているズレが生じていることが、完結編へのクリフハンガーとして描かれる。まるで「生存派」と「原作尊重派」の希望をどちらも取り入れたような折衷案的な展開だ。

 

 

  • 生存派からも原作尊重派からも賛否両論

この展開に対してはエアリスの生存を希望していたファンからは「運命を変えられるとは何だったのか…」と落胆の声は少なくなく、またオリジナル版を尊重する展開を望んでいたファンからは当然のように「エアリス生存の改変ならまだしも、こんな中途半端なことをするなら、やっぱり普通に原作通りやって欲しかった」と不評の声が目立つ。「次回作でエアリスが生き帰る可能性も…」と期待する声もあるが、海外インタビューで製作陣が「最終的にACに繋がる」と明言していることを踏まえて「世界がリユニオンして別世界のエアリスと共闘する展開は描かれるだろうけど、生き返ることはほぼないだろう」という見方が強い。中には「原作ではいきなりお別れだったエアリスと今回はちゃんと最期にお別れできて良かった」と肯定的な意見もあるようだが、そうした描写を「死への扱いが軽い」「オリジナル版のような喪失感が薄くなっている」と感じている人も少なく、感想はプレイヤーの価値観によって大きく割れているようだ。

 

 

  • 最後に…

完結編ではおそらく今回カットされた「水葬のシーン」などが種明かし的に描かれると予想しているが、果たしてオリジナル版を超える感情の揺れをプレイヤーに体験させることができるのか…

 

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