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【ネタバレ感想/考察】『室井慎次 敗れざる者』で明かされた青島の所属「警視庁捜査支援分析センター」と「防犯カメラ」

第1話 サラリーマン刑事と最初の難事件

『室井慎次 敗れざる者』で青島の現在の所属は「警視庁捜査支援分析センター」だと明かされた。

 

  • 捜査支援分析センターとは…

警視庁刑事部捜査支援分析センター、通称「SSBC(Sousa Sien Bunseki Center)」。防犯カメラ映像の収集や分析、通信機器の解析を担当する専門チームだ

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捜査支援分析センター(通称SSBC)とは防犯カメラの映像などを収集、分析などをする専門チーム。近年は事件の容疑者の足取りを複数の防犯カメラの映像を繋ぎ合わせて犯行現場から現在の潜伏場所を特定する「リレー捜査」などでその活躍を報道などでよく目にする。

 

 

  • 『踊る大捜査線』と「防犯カメラ」

「防犯カメラ」と『踊る大捜査線』シリーズといえば、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』ではお台場に防犯カメラが配置されて、青島や室井は監視役を任されていた。一昔前までは防犯カメラに対して「国家権力による監視社会だ!」と批判する声も根強かったといい、『OD2』の劇中でも青島やすみれさんは反抗する様子を見せたりもしていた。また「青島は防犯カメラに賛成か反対か」について賛成派の本広克行監督と反対派の織田裕二で意見が割れた、という話もある。勿論『OD2』のように世間に無断で、それも盗聴器まで込みで街中に防犯カメラを配置するのは問題だが、現在は当たり前のように防犯カメラは街中に配置されており、寧ろ前述した「リレー捜査」の際に途中で防犯カメラの設置していないエリアに容疑者が逃走して、そのまま行方が追えなくなったケースなどが起こると「ちゃんと配置しとけよ!」と文句が出る時代である。

 

 

  • 秋田の街中に配置された防犯カメラ

そんな「安全のためなら多少の監視は許容する時代になった日本」で捜査機関による監視行動に反抗を見せていた青島が、現在はそれを専門とするチームで働いているのには何か因果を感じるし、メタ的に見れば制作チームによる「何か色々と批判されてたけど、自分たちの方が先見の明があったよね」という主張をしているかのような設定でもある。それはともかく『室井慎次 敗れざる者』では秋田の田舎で死体が発見されたことで、街中に防犯カメラが新規で次々と設置されているようだったが、警視庁との合同捜査で青島が捜査支援分析センターに所属していることを踏まえると… ちょっと期待してもいいのかもしれない。

 

 

  • 最後に…

先日、『踊る大捜査線 THE MOVIE』が放送された際のXのスペースで本広克行監督は脚本家の君塚良一からの「2度と2人(織田裕二と柳葉敏郎)は共演したくないと思っているのかな」という問いに「そんなことはないと思うけど、ちょっと『室井慎次』のネタバレになるようなことを今、誘導されそうになった(笑)」と返答している。

 

  • オマケ

これで織田裕二の出演はおろか秋田に張り巡らされた防犯カメラと青島が何にも関係なかったら逆に驚きである

 

 

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