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東京オリンピックと全く関係ないのにノーリスクで恩恵を受けて紅白出場の「マツケンサンバ」

マツケンサンバⅡ

今年の「紅白歌合戦」で松平健が「マツケンサンバⅡ」を披露すると発表された。

 

  • 東京オリンピック開会式のゴタゴタで…

松平健の出演が決まった背景には東京オリンピック開会式の直前で楽曲を提供する予定だった小山田圭吾氏の過去の雑誌での発言での辞任やディレクターの小林賢太郎氏が過去のコントでの発言による解任騒動によって「東京オリンピックの開会式はどうなってしまうんだ!?」「これはもう松平健にマツケンサンバを歌ってもらうしかない!」とSNSで話題になったことがあり、それが影響したと紅白のプロデューサーが認めている。またこれは立場上認められないと思うが、8月にテレビ朝日の『ミュージックステーション SUMMER FES』で松平健が同曲を披露してネット上で「これが本当の東京オリンピックの開会式!」的なノリで大きな話題になったことも影響していると考えられる。

 

MステSPに松平健!国民待望のお祭りソング「マツケンサンバII」披露!|テレビ朝日

 

 

  • 全く関係ないのにノーリスクで恩恵を受ける松平健

ここで確認しておきたいのが松平健は東京オリンピックの開会式等に出演した事実も競技に参加した事実も、同曲が東京オリンピックて流れたという事実も(多分)ない。つまり東京オリンピックとは全く関係なく、SNSでのバズも自らネタを投稿したとかでもない。今回の東京オリンピックは前述した小山田圭吾氏、小林賢太郎氏だけでなくMIKIKO氏や椎名林檎氏、山崎貴監督などの初期の演出メンバー、解散後にチームの統括となった佐々木宏氏と関わったクリエーターはそれぞれ貧乏くじを引かされる形となり、中には前とは同じ生活ができないほど追い込まれた人間もいる。これはアスリートも同じで大活躍したとしてもメダルを市長に噛まれたりと散々な目にあった選手もいれば、スポーツ新聞の切り取り記事によって発言が歪められて叩かれた選手もいた。またコロナ禍での開催ということで、「関わること」そのものが少なからず批判の対象となる大会だった。そういう状況の中で全く関係ない人物と曲がSNSでバズったことで松平健がノーリスクで東京オリンピックの恩恵を受けたというのはネット時代ならではだな、と思った。

 

<追記>松平健は待望論以降、同曲の替え歌による松屋のCMと有馬記念のコラボMVを公開。更に『マツケンアリマ66 | JRA』といったスマホゲームまで製作された。

 

 

  • 最後に…

『紅白歌合戦』は12月31日放送予定。

 

mjwr9620.hatenablog.jp

 

マツケン・サンバ Ⅱ

マツケン・サンバ Ⅱ

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