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【マルチバース?シルエット?】『ONE PIECE FILM RED』の時系列とウタは原作にもいるのか問題、監督と尾田栄一郎先生の見解は…

少年ジャンプ(35) 2022年 8/15 号 [雑誌]

興行収入170億円を超え、国内興行収入ランキング歴代9位のメガヒットになっている『ONE PIECE FILM RED』だが、一部では「ウタは原作にもいるのか、それとも映画だけのパラレルな存在なのか」で見解が割れている。

 

  • 監督「マルチバースではない」、原作にシルエット

この件に関して本作の監督である谷口悟朗氏は「映画はマルチバースではない」と明言している。「マルチバース」とは「複数の宇宙の存在を仮定した理論物理学の説」。つまり本作が「マルチバースではない」のなら原作と同じ世界線、つまり映画と原作(テレビアニメ)はパラレルではなく、ウタは映画にも原作にも存在していることになる。この監督の見解に関してネットでは「監督が勝手に言ってるだけで原作者の尾田栄一郎先生の認識は分からない」との意見もあるが、本作公開直前の『週刊少年ジャンプ』に掲載された原作『第1055話 "新時代"』ではシャンクスが「そんなに恐いか?『新時代』が!!!」と発するシーンの直前で幼少期のルフィらと共にウタと思われるシルエットも同時に振り返っていることが確認(副音声でシルエットはウタ確定)されている。そのため尾田栄一郎先生の認識としてもウタは原作にも存在しているのだろう。

 

 

  • 連動アニメ、「ルフィの思考が理解できる」

youtu.be

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また尾田栄一郎先生は『週刊少年ジャンプ』2022年43号の巻末コメントで「映画「RED」のTVアニメ連動編YouTubeに上がってます。ルフィの思考が理解できます。」とルフィとウタの幼少期が描かれる本作のタイアップアニメを「ルフィの思考が理解できる」という発言と共に宣伝。このタイアップアニメは放送直後からSNSでは「ウタとの別れがルフィの『人間、人に喋れないことの一つや二つはあるから、他人が言いたがらないことは察して、それ以上無理に聞いたりはしない』というスタンスを作っていたのだな」と話題になっていた。ここからもウタは原作にもいた、と考えるのが自然なのではないか、と感じる。

 

 

  • 時系列は『ワノ国』以降か

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一方で「それなら映画は原作の時系列ではどこに当てはまるんだ?」という疑問は残る。「ルフィがニカになっている」「ゾロが閻魔を持っている」「ジンベエが仲間になっている」ことなどから『ワノ国編』以降が有力だが、その場合「ビッグマムは生きているってこと?」とか「ルフィを5番目の皇帝と言ってた奴は情弱なの?」という新たな疑問が浮上する。ここら辺は今後の原作の展開を見ないことには何とも言えないが、ウタが劇中で亡くなっていることから今後原作にガッツリ登場する可能性は低いだろうし、「ルフィにはウタという幼馴染がいたんだよな〜」「だから冒険当初から音楽家を仲間にすることに拘ってたのか〜」くらいの軽い気持ちで受け取って原作を読むというのが一番いいような気がする。

 

 

  • 最後に…

ウタが今後シルエット以外の形で原作に登場する日は来るのか…

 

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