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『テレビゲーム総選挙』、「すれちがい通信」で社会現象を起こした『ドラクエ9』がトップ100圏外

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テレビ朝日で『テレビゲーム総選挙』が開催され、『ドラクエ』シリーズは11作中9本がランクインする人気ぶりを見せた。一方でランクインしなかったのはシリーズ1作目と『ドラクエ9』だった。

 

 

  • ネットでの評判が悪い『ドラクエ9』

『ドラクエ9』は2009年に発売された『ドラクエ』シリーズ9作目。前作『ドラクエ8』がPlayStation2で発売されて、3Dで描かれたハイクオリティな世界観が絶賛された一方で、本作は携帯ゲーム機・ニンテンドーDSで発売されたことから、グラフィックが低下。また元々は外伝扱いだったことからストーリーのボリュームが他作品に比べて物足りないことや、セーブデータが一つしかないことから再プレイが難しいこと、現在はすれちがい通信による宝の地図の交換が難しいことや発売当時Wi-Fiを使って配信されていたクエストが出来ないことなどから、ネットでの評判は悪い。一方で日本での発売本数は432本とシリーズ最高レベルで「すれちがい通信」は社会現象になったことから思い入れの強いプレーヤーも多い。しかし今回の総選挙ではトップ100にはランクインしなかった。

 

 

  • 『ドラクエ2』はランクイン

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勿論、「社会現象は一過性のもので、当時の空気で流行ってたモノが現在の視点から見れば『…』みたいのはよくある話だ」というのは分かる。一方で46位にランクインした『ドラクエ2』は「1作目では仲間がいなくて1人で冒険するしかなかったのに、2作目はパーティで冒険できたのが凄かった」みたいな声が紹介されていたことから、本総選挙の票は割と「思い出重視」の思い入れ票が多いはず。きっと「ロンダルキアの洞窟で何度も穴に落ちたわ」的な思い出で票を投じた人も少なくないはずだ。そして個人的には一票一票に一人一人の個人的なゲーム体験があることはとても素敵なことだと思うし、そういう体験を多くの人に与えたゲームこそがランキングの上位に来ているのだとも思う。そのため、「すれちがい通信」などにより社会現象となった『ドラクエ9』も多くの人にゲーム体験を与えた作品だと思ってたので、この手の総選挙でトップ100にランクインするほどの票を集められなかったのは意外に感じた。

 

 

  • 最後に…

『テレビゲーム総選挙』の結果が全てではないし、『ドラクエ9』に思い入れ深い人が多いのも知ってるが、一つの結果として、個人的にはこういう感想を持った。

 

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