「映画館公開予定作品が、ある日突然『Disney+』独占配信作品に変身!?」、ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』が物議

私ときどきレッサーパンダ (ディズニー・プレミアム・コレクション)

映画館で公開を予定していたディズニー・ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』が『Disney+』配信限定となったことが物議を醸した。

 

  • ヒット連発の「ピクサー作品」

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トイ・ストーリー4 (吹替版)

日本においてピクサー作品は殆どの作品において興行収入50〜100億円級のヒットを記録するお化けブランド。勿論、ピクサーが強いのは日本だけでなく世界規模の話だが、日本でも新作が公開されればほぼ確実に年間トップ10入りのヒットを記録しており、なんとなく「アニメ映画スタジオといえば、日本はジブリ、アメリカはピクサー」くらいの認識すらあるレベルだ。

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そのため近年の作品を振り返っても2016年公開『ファインディング・ドリー』が68.3億円、2017年公開『カーズ/クロスロード』が18.0億円、2018年公開『リメンバー・ミー』が50.0億円、同年公開『インクレディブル・ファミリー』が49.0億円と高いアベレージを誇り、コロナ禍前年の2019年公開『トイ・ストーリー4』も日本では大きく賛否が割れながらも『3』に続き最終興行100.9億円と大台を超えるメガヒットとなっていた。繰り返しになるが、このヒットの傾向は日本だけでなく本国・アメリカ及び世界規模でも同様だった。

 

 

  • ピクサー・ワースト興行となった『2分の1の魔法』

2分の1の魔法 (吹替版)

そんなイケイケなピクサーだったが、2020年3月にアメリカで公開された『2分の1の魔法』はピクサー初の全米興行収入1億ドル割れ作品となってしまった。その背景にあったのは公開3週目から始まった新型コロナウイルス感染拡大による映画館の閉鎖であった。そのため、初週こそ4000万ドル以上の収益を得ていた本作は封鎖の始まった3週目以降の収益はほぼ0という悲惨な状況に陥ってしまった。これはアメリカで映画興行の記録が始まって以降初めての出来事だったという。

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また当初3月公開から8月公開に延期された日本での興行収入も、同時期上映の『映画ドラえもん のび太の新恐竜』が33.5億円を記録する一方で、ピクサー作品としては『メリダとおそろしの森』以来2作目となる10億円割れの8.7億円に留まり、日本でのピクサー作品の興行収入ワーストとなった。

 

 

  • 劇場公開をキャンセル、『Disney+』独占配信へ

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こうした結果が影響したのか、その次の作品『ソウルフル・ワールド』は日米共に映画館での公開をキャンセルして『Disney+』独占配信に切り替え、更にその次の作品『あの夏のルカ』も同様の措置が取られた。一方で最新作『私ときどきレッサーパンダ』は当初映画館での公開を予定していた。しかし世界的パンデミックの影響から再び映画館の公開をキャセルして『Disney+』での独占配信を決定。そのため自身の利益に繋がると信じて予告編の上映や劇場の限りあるスペースにポスターを貼っていた映画館にとっては「『Disney+』のために宣伝してたのではないのに、騙された気分だ!」と波紋を広げている。また映画ファンとしても「大きいスクリーンで観たい」「映画館が可哀想」「ディズニーの公開している作品のメッセージと会社がやっていることが乖離してる」等の否定的な見方をする人が多い。

 

 

  • 最後に…

コロナ禍に突入して早3年。今年の春は『映画ドラえもん』が映画館に帰ってきたが、ピクサーか映画館に帰ってくる日は果たして…

 

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