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【興行収入】コロナ禍以降「3DCGアニメ映画」が絶不調な日本で『SING/シング:ネクストステージ』が大ヒットスタート!

【映画パンフレット】SING/シング:ネクストステージ 監督 監督 ガース・ジェニングス 出演 声の出演:内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、斎藤司(

『SING/シング:ネクストステージ』が大ヒットスタートをきった。

  • コロナ禍で3DCGアニメ映画絶不調

アナと雪の女王2 (吹替版)

トイ・ストーリー4 (吹替版)

日本での3DCGアニメ映画の興行収入は近年ディズニーやピクサーのみならずミニオンが活躍する『怪盗グルー』シリーズのイルミネーションアニメも含めて大ヒットを連発する絶好調さを見せていた。しかし2020年からのコロナ禍によって一転。2019年度は『アナと雪の女王2』『トイ・ストーリー4』『シュガー・ラッシュ:オンライン』『ペット2』『グリンチ』と海外の3DCGアニメ映画だけで5本も興行収入10億円以上のヒットを記録していたが、コロナ禍以降は海外作品に限れば2020年度も2021年度も興行収入10億円突破作品は0本。

ミラベルと魔法だらけの家 (吹替版)

ボス・ベイビー ファミリー・ミッション (小学館ジュニア文庫 さ 4-3)

この背景にはディズニー作品が映画館での公開より自社の動画配信サービスを優先する動きなどがシネコン側の反発を買ったとかそもそもファミリー向け作品がコロナ禍以降基本体調など様々な理由がある。そのため2021年度も昨年12月公開のドリームワークスアニメ『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』が前作の興行収入34.4億円から大幅に落として10億円に届くか届かないかの不発。ここからも3DCGアニメ映画が絶好調から絶不調に陥っていたのは明らかだった。

 

 

  • 『SING/シング:ネクストステージ』、大ヒット

SING/シング【通常版】(吹替版)

そんな中、イルミネーションスタジオの『SING/シング:ネクストステージ』がオープニング週末2日間で興行収入4億4342万1980円、公開初日含めたオープニング4日間で7億8993万7630円と興行収入10億円突破は確実で最終興行40億円以上も視野に入る大ヒットスタートを切った。公開前にフジテレビで前作が地上波放送されたことや、長澤まさみやB'zの稲葉浩志、アイナ・ジ・エンドなどをキャストに世界で唯一製作された「日本語完全吹替版」のクオリティが高いこともポジティブに働いたのかもしれない。兎にも角にも最近絶不調だったファミリー向けで3DCGアニメ映画、しかも音楽映画故の映画館で観る価値のある作品が大ヒットとなったことは嬉しい話題だ。

 

 

  • 『SING/シング』1作目公開の春と比べると…

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険

モアナと伝説の海 (吹替版)

一方で『SING/シング』の前作は本作と同じ2017年の3月公開だったが、オープニング週末で5.46億円を稼いで最終興行51.1億円を稼いでいる。これ自体は続編が前作を下回ることは「あるある」なので問題ないが、注目したいのはラインナップが春恒例の『映画ドラえもん』とディズニーアニメ『モアナと伝説の海』と今年公開予定だったラインナップと被っていること。2017年3月は1週目で『映画ドラえもん』が週末2日間で6.91億円稼いで最終興行44.3億円、2週目に『モアナ』が週末2日間で5.89億円稼いで最終興行51.6億円の大ヒットを記録していたが、今年は3週目の『SING』以外は似たようなラインナップ予定だったにも関わらず『映画ドラえもん』は30億円に届くかも怪しいなど5年前のヒット連発の春興行の再現性はない。ディズニー・ピクサーの『私ときどきレッサーパンダ』に至っては映画館公開を中止して配信限定に変更になったことで興行的には0円だ。

 

国内映画ランキング(2017年3月4日~2017年3月5日) - 映画.com

国内映画ランキング(2017年3月11日~2017年3月12日) - 映画.com

国内映画ランキング(2017年3月18日~2017年3月19日) - 映画.com

 

 

  • 最後に…

だからこそ『SING/シング:ネクストステージ』が大ヒットスタートとなったことは喜ばしいことである。

 

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