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【鎌倉殿の13人】物語の進行と共に「黒」に染まっていった「義時の服」、「服が変わったタイミング」と「最期の服」と「泰時の服」

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NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の主人公の義時の服の色は物語の進行と共にどんどん「黒」に染まっていった。今回は義時の服の色がどのタイミングで変わったのかを振り返る。

 

  • 上総広常「公開処刑」を事実上容認

まず義時が初回から来ていた薄い緑の服からやや濃いめの緑の服に変えたタイミングは第15回「足固めの儀式」で頼朝の権威を御家人たちに示すために佐藤浩市演じる上総広常の「公開処刑」があった後のタイミング。義時は「公開処刑」に反対していたが、結局最後は事実上容認する形となってしまった。その直後に義時は八重との間にできた子供が生まれるが、「ブエイ」と産声を上げた赤ちゃんを抱いた際にはまた薄い緑色の服を着ていたが、その後はやや濃い緑の服に変わっていた。そしてその次々の回で頼朝による指示の行き違いで大姫の婚約者・義高の首を持ってきた罪なき御家人を処刑することを決める。罪なき人の処刑に反対していたが義時が自らの手で罪なき人を殺めた。一線を超えた。

 

 

  • 比企家を皆殺し、頼家を亡き者へ

やや濃いめの緑から濃いめの緑に切り替わったのは比企家を滅亡させた後のタイミング。その直後に意識不明となり回復困難と思われていた二代目鎌倉殿・頼家が目を覚ました際には濃いめの緑の服を着ていた。都合が悪くなった義時は頼家の暗殺を善児に指示。また一段階上の一線を超えた。

 

 

  • 父・時政を追放、「最終形態」へ

そして濃い緑の服から黒になったのは父・時政を追放して執権に就いたタイミング。Twitterでは本作のメインビジュアルの義時が黒い服を着ていたことから「最終形態」がトレンド入りした。その後「和田合戦」が起こり、実朝が朝廷に近づき鎌倉幕府の危機を感じた義時は公暁による暗殺計画を事前に気づいていながらも黙認。初代鎌倉殿に尽くした義時が自らの判断で現役の鎌倉殿に見切りをつけたことで、物語は「修羅の道」へと突入していった。

 

 

  • 最後に…

物語の進行と共にどんどん服の色が「黒」に染まっていった義時だったが、最終回では「白」の服を着ている様子。その一方で義時の服の色が劇中で初めて変わった際に生まれた子供・泰時は彼が生まれる前の純粋な頃の義時の色の服を着ている。三谷幸喜曰く泰時は「唯一の希望」で義時も息子を過去の自分と重ねており、政子も最後「あなたに似ている」と義時に伝えていた。

 

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