NHK大河ドラマ『どうする家康』が絶賛放送中だ。
- 織田信長「俺の白兎、食ってやろうか」
『食ってやろうか!』
— 2023年 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) 2023年1月16日
家康、恐怖の記憶。#織田信長 #岡田准一 #竹千代 #川口和空 #どうする家康 #切り抜き大河 pic.twitter.com/PtFqbZUH56
SNSでの本作の最大の注目ポイントは岡田准一演じる織田信長の家康に対する「俺の白兎」「食ってやろうか」「俺のおもちゃだ」などのBL臭漂うセリフの殴打。昨年放送の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で史実において子供を設けなかった3代目鎌倉殿・源実朝を「同性愛者で異性に恋愛感情を持てない人物」として描かれたときは「公共放送であるNHKの大河ドラマで誠実な同性愛者描写、時代が進んだ」「周囲から跡取りを期待される将軍職故の孤独や妻のいる相手への敵わぬ恋心の儚さを丁寧に描いている」など言葉の限りを尽くして繊細な感想を投稿していたアカウントたちが、今年は「白兎w」とキャッキャしてるのは中々カオス。1年のロングスパン故に離脱者も少なくない大河ドラマだが、今のところこの信長描写一本勝負で興味を惹きつけている感すらある。
『鎌倉殿の13人』の源実朝は女性を愛せない 柿澤勇人が三谷幸喜から託された「新しい実朝像」 (1) | マイナビニュース
- BL臭漂う発言以外も賛否割れるが…
そんな本作のBL臭漂う描写の数々だが、SNSでの意見は賛否両論。ただポジティブ派もネガティブ派も共通しているのは「一体何を見せられてるんだ」感。昨年放送の『鎌倉殿の13人』の下半期がシリアスな地獄続きだったこともあってか、その反動での戸惑いもある様子。とは言っても『鎌倉殿の13人』も初回は「首ちょんぱ」がトレンド入りして「やっぱり三谷幸喜の大河はユルい」「コメディタッチだ」との批判もあったので、大河ドラマの初めの方は毎回こんなもんな印象。また「インカメラVFX」や「馬のCG」など最新技術を投下した映像面に関しても「安っぽい」等の批判もあるようだが、2020年放送の戦国大河史上初の4K撮影だった『麒麟がくる』も原色の色使いの衣装に「色鮮やか」と好意的な意見の反面「目がチカチカする」という否定的な意見も目立っており、大河ドラマは映像的な挑戦が多いのでこちらも批判の的になりやすいイメージ。逆に日本でここまで映像面について語られるドラマ枠も珍しいので、改めて大河ドラマは凄いな、と再認識させられる。
鎌倉殿の13人:三谷幸喜らしい? せりふ回しは随所で現代劇風 「首チョンパ」はトレンド入り - MANTANWEB(まんたんウェブ)
大河ドラマ衣装、目がチカチカ? 担当「考証に基づく」:朝日新聞デジタル
- 最後に…
初回視聴率こそ大河ドラマ史上ワースト2位のスタートだったが、2話目も15%以上をキープとそれなりの数字を記録している本作。配信も好調なようなので、今後どうなっていくか楽しみだ。
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