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フジテレビ開局65周年特別企画・キムタク主演月9ドラマ『風間公親-教場0-』はシリアスで面白いけど時折マヌケ

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キムタク主演ドラマ『風間公親-教場0-』はシリアスな雰囲気の作品で基本的に面白いのだが、脚本は時折マヌケだ。

 

 

本作は初回の「殺人事件の被害者が自身が殺される可能性を踏まえてタクシーの運転手に進路を指示して犯人の名前をダイイングメッセージとして残していた」という真相からSNSでは「いや、無理ありすぎだろ」とツッコミが入れられまくっていた。しかもこの事件でダイイングメッセージを残していた被害者は犯人の女性を「リベンジポルノ」で脅していた男性。普通こういう「相手に気づかれないように第三者にメッセージを残す」みたいのは支配を受けている側がするもので、他者を脅して支配してる側が何故こんな回りくどいことをしているのか説得力に欠ける。殺される可能性を踏まえてダイイングメッセージを残しながら、相手の女性に「リベンジポルノ」の写真をノリノリで見せつけて煽っているのも1人の人間の行動として不自然だ。「コイツはそういうヤツなんだ」と言われてしまえばそれまでだが、なんとも言えない飲み込みづらい展開を初回から見せてきた。

 

 

その後も「父親が犯人だと示す娘の手紙のイラストがストレート過ぎる」など作品全体のトーンに対してちょっとマヌケに見える演出が少なくない。また第5話に至っては大学教授を殺害した犯人が「タクシーに乗る前に教授の部屋に入ってないと知り得ない架空の地名を使っていた」ことで追い詰められるという展開が描かれていたが、そのシーンも「その架空の地名が載った地図はその日にプリントアウトされたものだから、タクシーでその言葉を使ったということは、犯人はその日夜の前にも教授の家に行った」ということで話は終わってるはずなのに、何故かその後「夜は暗いから地図の小さい文字なんて見えない、だからあなたは部屋が明るいうちにこの部屋で地図を見たんだ」という蛇足としか思えない追い込みをドヤ顔でする。「いや、明るいとか暗い以前にタクシーに乗った際にその言葉を使ったんだから、地図がプリントアウトした日が事件当日だと分かった段階でこの犯人が夜にタクシーに乗る前に教授の家に来たのはもう分かった話じゃん」と思わずツッコミたくなる。もっと言えば「犯人も物的証拠はないんだからタクシーの件は『卒論に単位を与えないと言われたことで頭に血が上り、タクシーではつい行き先を教授の名前の呼び捨てにしてしまった』とか何とか言ってもうちょっと頑張れよ!」と思ってしまう。

 

 

自分はそこまで気にならなかったが第4話の事件もめるるの演技は高評価もSNSでは「無理ありすぎて萎える」との意見も少なくないようだ。個人的には冒頭にも書いたように基本楽しく観てるので今後も見続ける予定だが、「もうちょっと脚本の方を何とか…」という気持ちが強い。

 

 

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