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【サイコパス?外道?】セバスチャンを煽ってアバタケダブラ、『ホグワーツ・レガシー』主人公が「名前を残してはいけないあの人」扱い

ホグワーツ・レガシー- PS5

ネタバレ注意

「こうなったのはランロクのせいだよ!」「最後までランロクの嘘を信じたままだったね!」「間違いに気づくのが遅すぎたんだよ!」「密猟者が減ってくれて良かった」、ゴブリンと密猟者を皆殺しにした後に捨て台詞を吐く『ホグワーツ・レガシー』の主人公。彼または彼女はホグワーツ魔法学校に5年生で入学してその年の魔法界に多大なる貢献をするも、その名は後の歴史には残っていない。ネットでは「ヤバすぎて歴史に名を残してはならないと判断されたのでは」と推測される。

 

  • 教えてもらった直後の友人に「クルーシオ」

確かに『ホグワーツ・レガシー』の主人公はロクに寮にも帰らずに夜な夜な1人で禁じられた森に入り浸りゴブリンや密猟者の殺戮を繰り返しながら、先生の前では優等生を演じて人望を得る「サイコパス」感すらあるヤバめのヤツ。ただコイツのヤバさが前面に出るのはやはり「闇の魔術」を習得するセバスチャンクエスト。セバスチャンとはホグワーツ魔法学校のスリザリン生。主人公と共に図書館の禁書の棚に忍び込むも、司書にバレた際には主人公を庇って1人罪を被ってくれた良いヤツだ。そんなセバスチャンには呪いを受けた妹がおり、主人公は妹を助けたいセバスチャンに協力することにする。ただセバスチャンは「妹を救うのに闇の魔術は希望」という思想に取り憑かれてしまう。主人公がセバスチャンが闇の魔術を習得していると知ったのは、彼と共に磔の呪文「クルーシオ」を他者に唱えないと脱出できない部屋に閉じ込められた時だ。ここで主人公はセバスチャンから闇の魔術を教えてもらい、更に「丁度試し打ちの機会が出来た」と言わんばかりに覚えたての「クルーシオ」をセバスチャンに躊躇いもなく唱える。苦しむセバスチャンに一応「大丈夫?」と心配の声はかけるが、主人公に図書館の時の借りを返そうなどという気は全くない。

 

 

  • 友人に寄り添うフリをして「アバタケダブラ」習得

セバスチャンはその後も闇の魔術にどんどんと傾倒していき、友人のオミニスは心配をして止めようとするが、お互い感情的になり上手く会話が進まない。そこで間に入るのが主人公だ。ただ主人公としてはセバスチャンからより高度な闇の魔術を教えて貰いたいため、ここでセバスチャンに改心して貰っては困る。そのためオミニスの前では「自分が頑張ってセバスチャンを止める」という素振りを見せながら、闇の魔術に傾倒するセバスチャンには「君の気持ち分かるよ」と寄り添うフリをしながら、どんどん取り返しのつかない方に導いていく。そして極め付けはセバスチャンが妹の呪いに対して見解が割れて険悪なムードになっていたおじさんに「アバタケダブラ」を唱えて殺害してしまった時だ。主人公はショックを受けてその場から離れるセバスチャンを「セバスチャン待って!」と追いかけ「唱え方を知らなかったら…」と悔やむ彼に「あの呪文は誰だって知ってるはず、攻撃されたんだよ、仕方なかった、勇敢だったよ」と励まし、更には「やり方を知ってたら、僕も同じことをした」と「自分にも死の呪文を教えて」と誘導するように寄り添う。するとセバスチャンは案の定「僕が…教えてやるよ」と持ちかけてきたので、主人公は彼の気が変わらないうちにと「じゃあ、早速始めよう」と某芸人張りの軽薄な笑みを浮かべながら許されざる呪文を習得した。

 

 

  • 用済みになったらアズカバン送りで「自業自得」

それからというもの主人公は「アバタケダブラ」を連発させながらゴブリン狩と密猟者狩に勤しんでいた。ただホグワーツ魔法学校では優等生で通っている分、今後自分が闇の魔術を使っているのがバレるのはマズい。そこで主人公は口封じの意図も込めてセバスチャンの行為を校長に報告することを決める。その結果セバスチャンはホグワーツ魔法学校を退学処分、魔法省での裁判を経てアズカバン送りとなる見通しとなった。裁判でセバスチャンは「主人公に闇の魔術を教えて、彼はそれを日常的に使っていた」と証言する可能性もあるが、オミニスから「主人公はセバスチャンを止めようとしていた」という信頼を得ているため、「主人公に告発されたことの逆恨みによる虚偽証言」として処理されることだろう。こうして主人公には平穏な日々が戻ってきた。一方でオミニスは友人の行為を報告した選択が「正しかったのか」と自問する。しかし主人公は「全部セバスチャンの自業自得だから、僕たちは彼を止めようとしたんだ」と切り捨てる。そこに後悔や罪悪感は一切ない。

 

 

  • 最後に…

主人公は5年生の最後に功労者として所属寮に特別追加点を与えられる。その結果主人公の寮は優勝するが、そこにセバスチャンの姿はなく、オミニスは1人浮かない顔だ。果たしてこんなことが許されるのだろうか。否、そういう選択をしたのはモニターの前でコントローラを操作しているプレイヤー自身だ。そしてこの文章は主人公のセリフ自体は全て事実だが、悪意を持った解釈で記されている。ただ『ホグワーツ・レガシー』は仮にマトモな選択肢を選んだところで「セバスチャンがおじさんを『アバタケダブラ』で殺害する」は共通ルートなのが闇深い。

 

 

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