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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』興行収入40億円突破で『アメスパ』以降No.1!MCUでも『エンドゲーム』に次ぐヒット!

SCREEN(スクリーン) 2022年 02 月号【表紙:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム/付録・2022カレンダー】

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の興行収入が40億円を超えた。これは『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を超えてコロナ禍以降の洋画最大のヒットだという。

 

 

  • 『アメスパ』以降の『スパイダーマン』映画で最高

スパイダーマン (吹替版)

アメイジング・スパイダーマン (吹替版)

これまでの歴代『スパイダーマン』映画の興行収入を振り返ると、トビー・マグワイア主演のサム・ライミ監督版が「75.0億円→67.0億円→71.2億円」、アンドリュー・ガーフィールド主演のマーク・ウェブ監督版『アメイジング・スパイダーマン』が「31.6億円→31.4億円」、MCU版が「28.0億円→30.6億円」となっている。そのため、本作は『アメスパ』以降の『スパイダーマン』映画では最高のヒットで、シリーズとしても久々の40億円超えを記録したことになる。ただ作品の内容や海外でのヒット規模との比較、サム・ライミ監督版では海外シェアトップを誇り、世界的に大幅興行ダウンとなった『アメスパ2』でも前作とほぼ同等の興行を記録した日本のスパイダーマン好きだった頃などを踏まえると、やや物足りない気がしないでもない。

 

 

  • MCUの中でも『エンドゲーム』に次ぐ2位

アベンジャーズ/エンドゲーム(吹替版)

本作はMCU作品の中でも日本では『エンドゲーム』に次ぐ成績。以下は日本のMCUの興行収入上位10作品に過去の『スパイダーマン』シリーズを加えたランキング。(カッコ内はMCU作品のみのランキング順位)

1位 スパイダーマン 75.0億円

2位 スパイダーマン3 71.2億円

3位 スパイダーマン2 67.0億円

4位(1位) アベンジャーズ/エンドゲーム 61.3億

5位(2位) スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 40億円+α

6位(3位) アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 37.4億

7位(4位) アベンジャーズ 36.1億

8位(5位) アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン32.1億円

9位 アメイジング・スパイダーマン 31.6億円

10位 アメイジング・スパイダーマン2 31.4億円

11位(6位) スパイダーマン:ファー・フロ厶・ホーム30.6億円

12位(7位) スパイダーマン:ホーム・カミング 28.0億円

13位(8位) キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー 26.3億円

14位(9位) アイアンマン3 25.7億

15位(10位) キャプテン・マーベル 20.4億

こうして並べてみると改めて『スパイダーマン』シリーズの日本での強さ、特にサム・ライミ監督版の人気を実感できる。一方で日本では興行的にイマイチ伸びきってないイメージのある『アベンジャーズ』シリーズ4作品が『アメスパ』シリーズ2作品を上回るくらいの人気を得ていたことも再確認できる。それでもアイアンマンが出演してるにも関わらず、シリーズ初の30億円割れを記録した『ホーム・カミング』の存在があるので、色々とアレだが…

 

 

  • 最後に…

本作のオープニング興行3日間は13.67億円と最終興行61.3億円の『アベンジャーズ/エンドゲーム』の14.67億円に肉薄するスタートだった。しかし最終興行は20億円近い開きが出た。これは『エンドゲーム』がゴールデンウィーク公開の恩恵を受けたからなのか、それとも本作がオミクロン株によるコロナ再流行のダメージを受けたからなのか… 『劇場版 呪術廻戦0』にぶつけて冬休み公開していたらどうなったのか、中盤以降のネタバレを公式が公開から数週間で大々的に宣伝していたらどうなっていたのか、そんなタラレバも考えてしまう結果となった。

 

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