【興行収入】山崎貴監督最新作『ゴーストブック おばけずかん』が苦戦/子供がターゲットの「ジュブナイル映画」はヒットが難しい?

ゴーストブック おばけずかん (Original Soundtrack)

山崎貴監督最新作『ゴーストブック おばけずかん』が公開されたが、オープニング興行は3日間で8549万2500円と余程の奇跡が起きない限り最終興行10億円突破が難しい結果となった。

 

元編集長の映画便り on Twitter: "7/24までの累計数字です。 『劇場版仮面ライダーリバイス/暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE』は3日間で動員10万9293人&興収1億4475万3580円 『ゴーストブック おばけずかん』は3日間で動員6万6459人&興収8549万2500円" / Twitter

 

山崎貴監督作品はデビュー作品の『ジュブナイル』以降、20年以上に渡り数々の作品を世に送り出し続け、全作品が日本での一つのヒットの目安とされる興行収入10億円を突破し続けてきた。そのため『ゴーストブック おばけずかん』は山崎貴監督にとってキャリア初の10億円割れ作品となる可能性が濃厚だ。逆にいえば、20年以上に渡り山崎貴監督レベルの高ペースで新作を公開し続けて、これまで一度も10億円を割っていない事実の方が凄いのかもしれない。

 

 

とはいっても、デビュー作品以来20年以上ぶりのジュブナイル映画でファンの間では「原点回帰」とも言われている本作がこのような厳しい結果になったことは残念だ。ただ『キネマ旬報』の最新号に掲載されている山崎貴監督のインタビューを読むと「ジュブナイル映画はターゲットが子供とファミリーに絞られていてヒットが難しいから自分からは『やりたい』とは言い出し難いからオファーがあって嬉しかった」という趣旨の発言をしていた。またメインターゲットである層も隣でアニメ映画をやっていれば、そっちに行ってしまうためジュブナイル映画の興行は厳しいとの見解も示していた。そう考えると、現在劇場では『ミニオンズ フィーバー』が上映されており、子供や親の目線に立てば馴染みのない新作おばけ映画よりも慣れ親しんだ黄色いミニオンの方が観たいというのは当然の話なのかもしれない。

 

 

個人的に『ゴーストブック おばけずかん』は自身が小学校をとうの昔に卒業している故にリアルタイムの子供たちが楽しめる映画になってるかは判断がつかないが、近年の流行りの「大人」をターゲットにしたジュブナイル作品と違って明確に「子供」に向けて作られている作品だったのは美点だと感じた。

 

 

ただ昨年夏公開の三池崇史監督作品『妖怪大戦争 ガーディアンズ』も大コケしていたので、「子供」をメインターゲットにした大作実写邦画をヒットさせるのは中々難しいことなのかもしれない。

 

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